2010年7月3日土曜日

洗骨


昨日の朝、ご飯を食べながらNHKを見てたら与論島の風習を特集してました。



感動で涙が止まりませんでした。


ある一家のひいおばあちゃんが4年前に亡くなり、墓地の横の砂地に土葬されました。骨だけが残り、遺体の他の部分は分解されて土に還るのを待つのです。


そして4年後、一族みな揃って砂地を掘り、お骨を掘り出してきれいに洗い、それを骨壺に納めて一族の他の方々のお骨が納められている大きな墓に埋葬されるのです。


そうしてひいばあちゃんは一族の守り神になるのです。


この洗骨の儀式の前夜、皆が揃って宴会を開き、亡くなったひいばあちゃんの思い出を各自語っていくのです。みな涙涙でひいばあちゃんとの思い出話をします。すると、一緒にいる小さな子供達にもひいばあちゃんの思い出が引き継がれていきます。


亡くなった方方は生きている人間の記憶の中で生き続け、次の世代へと受け継がれていくのです。


洗骨の儀式は宴会の翌朝未だ日が昇る前に始まります。


土の中から掘り出されたひいばあちゃんのお骨は一本一本丁寧に清水で洗われていきます。子孫達はひいばあちゃんにまた会えたという思いでお骨を撫でながら再開を喜びます。


小学生の女の子もその母親に励まされ、恐怖に怯えつつ大人達の喜ぶ姿を自分も感じることが出来るだろうかと必死でお骨に触ります。


この儀式を見て、嗚呼、これこそ日本人の原点だ、と熱いものが湧きだしてしまいました。今思い出しても涙が溢れます。



★今日は踏んだり蹴ったりでした。日曜だというのにたった一コマの補習のために塾に行かせられ、終わったら直ぐ帰れるかと思いきや、ミーティングに出席させられ、終わって博多駅に直行して女房がクルマで出迎えに来てくれたは良いが、なんと運転席のウィンドーが外れてしまい、ディーラーに駆け込む始末。結局5万近く費用がかかると言われガックリ。

家に帰り着いて読書用の眼鏡を取り出すと鼻の押さえの部分がポロッと取れてしまいました。