2008年7月1日火曜日

なぜか7月


不思議な感覚です。もう7月だなんて。梅雨の真っ最中だからでしょうか、まだ6月中旬のような気がします。


今日はバイクで出かけたのですが、夕方雨が降り出し、少し濡れて帰りました。宅配が夕方届くことになっていたのでいつもより早めに帰路についたわけです。ローの駐輪場で、いつもは挨拶しか交わさない、クラスの学生と初めて話をしました。東京に10年いて受験生をしてたそうで、半年前に結婚したのだそうです。お相手は受験生仲間だそうです。


彼と話をしていてショックだったのは、彼は入学金が半額免除だったそうです。クヤシーッ!ただ、入学時一時金という奨学金はもらっていないそうで、そのせいかなあ?


 明後日、行政法の小テストと、刑法の授業で偽造が当たるのと、そのうえ刑法の課題提出期限が金曜日ということでもう、いっぱいいっぱいの状態です。


 マシーンになってやるしかないです。




 ネット通販で買った、トニーベネットのCDがやっと届きました。


男性ジャズシンガーで最高にイカす歌手ですよ。あのシナトラが、お金を払っても聞きたい歌手はトニーベネットだけだ、と言ったのですから。


わたしの好みは、ピアノとベース、ドラムだけのバックで静かなやつか、思いっきりバイオリンなどがてんこ盛りで入ってるインストゥルメンタルなやつです。


インストゥルメンタルといえば、レイモンルフェーブルさんが亡くなりました。シバの女王なんか、中学時代にラジオで聞いてましたねえ。豊かな音、ゴージャスな音楽に憧れていました。なんとかしてベースの重低音を響かせられないか、おんぼろラジオにでっかいボロスピーカを接続したりしてました。


 大きくなってステレオが高級品でなくなったとき、アイワのミニコンポで聞いたピアノの音色のきれいさ、美しさ、多才さ、ジャズでもドビュッシーでもショパンでもとにかくピアノがこんなに素晴らしい楽器だったのか、と凄く感動しました。


ああ、広い広い邸宅で100インチのプラズマテレビとサラウンドスピーカで、ジャズやクラシックのコンサートのDVDを体中で堪能したいなあ、いつの日か。

2008年6月30日月曜日

チョーやば

次から次から押し寄せてきます。災いが!
ローのノートパソコンも、自宅のデスクトップも壊れかけています。はやいとこ外付けハードディスクを買ってバックアップしとかないと。
ロー関係では、昨日の夜1時までかかって会社法の課題作成。4時間睡眠でローへ。
水曜日の民訴は訴訟承継というこれまた難解箇所。その予習が大変。
木曜日は災いの中心地。行政法で小テストがあるは、刑法では確実に当たるし、その場所が、難問の偽造です。こりゃオオゴトです。かねてより、判例の考え方に疑問を持ていたので授業で先生にぶつけてみたいのですが、そんな余裕はありません。
で、金曜日が刑法の課題の締め切り日、ところが金曜はまたしても民事執行法の二コマ連続授業が。終わるのが夜8時。どげんかせんといかん、けど、どげんもならん。
恐ろしいです。ほんとーーーにヤバイです。金縛りにあった状態で途方に暮れています。
土曜日に、ローの説明会があり、その際、ロー内の見学ができます。
そうか!ロー内って牢内でもあるなあ。

2008年6月28日土曜日

雨雨雨

まことに梅雨らしいこの頃です。
昨晩の民事執行法の授業で、ようやく先頭ランナーの後ろ姿がかすかに見えるような位置に追いついた、といったところです。民事執行法の構造がおぼろげながら見え始めてきました。教科書以外に2冊、比べ読みをしてやっとカタチが見えてきました。
 わたしのクセなんです。予め全体が見えていないと今やってることが頭に入らないんです。どんな科目もそうです。
 ですから、わかり始めるまでの時間がかなりかかってしまいます。つまり鈍くさいんです。
 民訴がいちばん分かり難かったです。ついで行政法。民事執行法は似た言葉が多くて混乱してしまいそうです。
民事執行法のクラスは、ほとんどが上級生で、既修が多いです。私のクラスからはわたしを含めてたった3人です。私のクラスの大部分は労働法を選択科目にしています。ついで知的財産法、倒産法です。でも倒産法の授業だけはまだ始まっていません。夏の集中講義からです。
わたしは選択科目に倒産法を取るつもりで、その側面理解のために民事執行法の勉強もしておこう、と思って民事執行法を履修することにしました。
ところがところが、なんと一年目は、今受けている必修科目以外に取れる科目数はたった2科目しかないんです。そして、倒産法は初級編に当たる夏の集中講義と中級編に当たる後期の授業とで合わせて2科目あるのです。ということは、今わたしは民事執行法を履修しているので、あと一つしか取れないわけです。ところがところがそしてまたそのまたところが、わたしはその残り1科目に、民事執行法の先生のもう一つの授業である、文学と法、というのを取ってしまったのであります。ですから、今年、倒産法を一つとして取ることが出来なくなってしまったのです。
 しまった!と後悔しました。選択を誤ったなあ、と。こんなことなら民事執行法を取らなければ良かった。それに、文学と法も。
 ということを知り合いの3年生に愚痴ると、心配しなくて良いよ、と言ってもらいました。来年受けても充分間に合うよ、と。
 わたしが何で民事執行法とか文学と法とかを履修したかというと、その二つの科目を担当されるK先生の人柄が大好きだからです。そのK先生は辰巳という受験予備校の答案練習会に民訴の出題に来ていてビデオで解説講義を聴いたら人柄を好きになったのです。法律以外にいろんな興味を持っていて、とりわけ文学好きで、授業中の脱線も面白く、しかもその上民訴の大家でもあるのです。また学生を見下したりすることは全然無く、一昔前の懐かしい学者タイプの風情が残っているのです。
 民事執行法の授業中でも、ナニワ金融道がいかにスゴイ漫画か、について、絵の中の金貸し達の背広のピンストライプの線が、上役と下っ端とでしっかりと書き分けているとか、執行官とはどのような人達か、書記官のすごさとか、をいろいろとはなしてくれるのです。
 わたしたちは必須科目以外に、法医学とか環境なんとかとか、周辺科目をたくさん取らないと卒業できません。どうせそういう科目を取らねばならないのなら、面白そうな科目を取っておこう、しかも今のうちに、と思って、その先生が担当する文学と法という選択科目を取ることにしたのです。

話が変わりますが、九大工学部に入学した姪っ子と晩ご飯を食べました。1ヶ月ぶりに会ったのですが、顔が一回り小さくなってました。工学部の授業の質と量のすさまじさを聞くと、ローの方がまだましかも、とすら思いました。自分以上に頑張って耐えている若者が大勢いるということを認識すると、自分はまだ甘い、と反省しきり。

2008年6月26日木曜日

寒くて暑くて











朝6時には21度と寒かったので冬用の厚手のシャツを着ていきました。ところが昼前から久しぶりに日差しが出て急に暑くなってしまいました。






 きのう100円ショップで買った、マグネット式の台所用品をローに持って行って机の前の鉄製本棚にくっつけたところ、ビッタシでした。機能的な机に変身して気分が良いです。そしてこの前持って行った照明スタンドのおかげで目の調子もよくなりつつあります。とても明るくなったので目が疲れません。ためしに備え付けの照明だけで本を読んでみると、これがめちゃくちゃ暗いんです。スタンドを持って行って大成功でした。おまけに選んだ機種というか形がとっても良くて、自分の前の本だけを明るく照らし、隣の人にはその灯りが見えないようになっていて迷惑をかけずに済むのです。しかも場所をとらない形なので、チョイスした自分を褒めてやりたいくらいでした。






 今日の行政法の授業で、この前全ての先生にたいして授業アンケートが実施されたのですが、その結果がご本人に知らされたらしく、先生は怒ってました。どうも先生の授業について、学生の評価が辛く、酷評したコメントが多く書かれていた模様です。






 で、先生は、もうこんなとこで授業なんかしない、とか、こうなったら思い通りにやるとか、爆発しました。






 たしかに、授業中堂々と居眠りする輩が何人かいます。ちょっと失礼な感じがします。わたしも長らく先生稼業をやっていたので、自分の授業中に生徒が寝ていたらすごく不愉快です。






 それでも先生は分かっていながら授業を続行します。ローの先生はみんなそうしてます。おとなですなあ。






 それで、行政法の先生の授業はそんなに酷いのか、というと、個人的には授業の準備とか知識の豊富さのみならず、実際の行政法の運用の現場をよく分かっている人なので、生きた知識を豊富に持っている人だと思います。そういう行政法の授業が出来るひとはそうはいないと思います。その点では大変実力のある先生です。






 ただ、そう、このただ、という接続詞が問題なんです。つまり、先生は重要な事項から重点的に教えようとするのです。けれどもそれがまさしく重要であると分かるためには学生の側に基礎知識が必要です。ローに入るくらいだからそれくらいの基礎知識は持ってるだろう、いや、持っていなければならない、との前提で授業を進めるのです。






ところがほとんどの学生はまともに行政法の勉強をしていません。なぜなら行政法は旧試験科目になかったからです。かえって現役学生で旧試験を受けなかった若者達の方が学部の授業で行政法を取っているのでわたしら旧試験組よりもよく知っています。






 そういうわけで、わたし自身、行政法は悪夢の科目です。全く知識がない状態で先生の高度な授業を受けさせられるのですから。今どこの何について授業しているのか、全体の中の位置づけができないまま途方に暮れつつ授業に出るという、精神的にとても苦しい状態が3ヶ月続きました。その上、教科書に指定された、宇賀先生の本というのがまた、とても分かり難い本で、細かい知識判例が文字通りギッシリ詰め込んであるのです。泣きそうになるくらいの難解本です。






 ところが、この前書いたように、素晴らしくわかりやすい本に巡り逢ったおかげで、この頃はなんか、すーっと風が通るようになってきました。






 やはり、理解のベースになるのは条文でした。条文という骨組みがかちっと出来ているか、つまり、知識を条文で整理出来てるかどうか、が鍵でした。






 その本はまさに条文ごとに解説と判例の分類をしてくれていたのです。












話を先生に戻すと、わたしとしては、というより、ほとんどの学生にとっては、4月の初めの数週間を使って、これからやる箇所の全体のチャートを、法律の構造、条文の配置、解説にあてて欲しかったです。いきなり各論のしかも特定箇所から始めたので、その箇所の重要性以前に、先生が今何をやってるのか、先生の話す内容そのものがさっぱり理解不能でした。





そういう意味では不親切だと思います。










と、ここまでが昨日の書きかけでした。ばててしまってこれ以上書けませんでした。





今日は、夜8時まで民事執行法の二コマ連続授業を終え、きつかった一週間がようやく終わった脱力感に覆われています。





 





昨日と今日は雨も止み、印象派の描く美しい青空が見れました。風もちょっと冷たくて、表現的には変ですが、美味しく感じました。

2008年6月25日水曜日

行政法と民訴










昨晩、夕方6時半から8時まで行政法の補講がありました。予習ばっちしのはずだったのに、ファウルチップがキャッチャーのミットに入ってしまい、ストラックアウト、となりました。え?かえって分かりにくかったですか。

 つまり、予め出された設問の答えを教科書で見つけ出したと確信を持っていたのに、その問題を先生に当てられて自信満々に答えたら、ど真ん中の答えじゃなかったという訳でした。そこも答えの一部だけど、中心部分じゃない、端っこだったということです。

 がっくり。しかもおまけ付き。わたしの前に座っていた優秀な学生が、自分が当たることになりそうな(前の席から当てていってたので)設問だけ予習しても分からなかったらしく、そわそわして後ろを振り向き(つまりわたしに向かって)『この問題の答えを教えてください』と小声で頼み込んできたのです。正直、驚きました。その学生は本当に良く勉強をするし、発言も確かなので、当の問題は彼にとっては軽いもののはずだったからです。まあ、時には弘法もなんとか、ですから、答えが書いてある教科書の該当箇所を教えてあげました。彼は必死で自分まで廻ってくる数分間、その箇所を読み込んでいました。そして予想通り彼にその問題が当たり、彼の回答は正解でした。わたしの教えた箇所がズバリだったというわけです。

 わたしは少々優越感に浸りながら彼の次の自分の番を待っていました。そしてかっこよく答えたつもりが見事にヤッチャッタわけです。あほですわ。
最前の学生は親切にも教科書の該当箇所をわたしに示そうとしてくれましたが時既に遅し。

授業が8時に終わり、女房の実家でカレーをゴチになって我が家に帰り着いた時は9時半。風呂上がりに翌日の民訴の予習を始めたところ、こっくりこっくり。

仕方がないので朝早くローに行って続きをやることに。

で、朝8時40分に民訴の授業が始まると、先生の出す難しい質問に学生達はどんどん答えていきました。

 ちょっと信じられませんでした。だって独立当事者参加という問題はかなり上級の問題なのです。それを軽快に答えて行くじゃあないですか。驚愕といっても言い過ぎではありません。なんでそんなことまで知ってるの、君たち?と聞きたいくらいです。

 授業が終わって、教室を出ようとしたとき、うちのクラスのロー入試成績トップだった女性がかなり青くなってわたしに『みんななんであんなに出来るの?』と話しかけてきました。わたしの感じたのとそっくり同じ感想を彼女が言ったのです。

 そのあとふたりでひそひそとグチをこぼし合ったのでした。

まったく、このクラスの若者達の勉強量はスゴイです。完璧に予習してます。一日のうち80パーセントはローで勉強してるんじゃないでしょうか。睡眠も5時間以内でしょう。

23歳くらいでしょうが、すごいバイタリティです。参りました。


☆ご存じでしょうけど、今一度確認。このブログの売りは、写真の拡大機能です。
写真にカーソルを当てて左クリックすると画面全体に写真が拡大されます。
みなさまには是非とも写真を拡大して観ていただきたいと切に願っております。



 麺好きなので、麺の食べ歩きをしているブログ(たとえば、へのへのもへじ、という名のブログが好きです)を見てたら、ヤフードームや韓国総領事館の近くに、伊勢うどん、という、伊勢神宮前で何百年も続く名物うどんの店が出来たと書いてあったので早速行ってきました。わたし好みでした。太くてふにゃふにゃの麺、汁はほどんどなく、味噌と醤油の中間の出汁が少しだけどんぶりの底に流し入れられていました。八丁味噌のような色ですが、塩辛くはなく、途中から、なんだかみたらし団子を食べてるような感覚になりました。400円。讃岐うどんよりも遙かに美味しいです。

 そのうどん屋には買い物がてらバイクで夕方行ったのですが、帰りに絹雨が降ってきてちょっとだけ濡れました。

 そういえば、街を歩く人達の半分は長袖を着ていました。近頃は肌寒い日が多いです。とーぜん、わたしの大好きな天気です。霧雨でけぶった高原にいるような気になるからです。







2008年6月23日月曜日

二段落




たった今、民事執行法の課題を書き終え、同志社大学のK先生にメールで答案を送りました。また、夕方には刑訴実務のO検事の課題を書き終えました。ふ~っ。



明日はまた朝からローに行って、民法の不法行為の予習、行政法の課題!と、ここで有り難いことに行政法のレジメとパワポをプリントアウトするのを思い出しました。よかったー。



ローは予算がないので、授業用のプリント類は全て学生が自腹で紙を買って自宅またはローのプリンターで印刷します。ところが、ローのプリンターは白黒なので、カラフルなパワーポイント画像を印刷するには自宅しかないんです。ところがところが、これがなんと24枚もあるんです!プリンターのインクの消耗度がひどいです。ぼんぼんお金が出ていきます。


あー眠い。

2008年6月22日日曜日

寒いです


今朝、ローに向かって走っていたら、天神の高層ビルのてっぺんが、垂れ込めた雲に隠れていました。絹糸のような霧雨がしっとりと降っていました。


Tシャツだけでは肌寒い一日でした。午後、箱崎で頑張っているO君宅へ、民訴の質問と、この前彼のパソコンを選んであげたので、その後の様子を見に行きました。


 独立当事者参加という領域はかなり難解です。学説も流動的です。O君はさすがに20年以上も民訴をやっているだけあって、知識がステディで安心できます。


 夕方、社労士の勉強をしている女房を、簿記学校で拾うためにクルマを走らせようとしたとき、同じクラスの学生二人がちょうど買い物に行くというので同じ方向だったので乗せて行きました。で、目的地に着いて彼らがお礼を言ってドアを閉めようとしたとき、ついでという感じで、法情報論と刑訴で宿題が出てましたよ、と。なななに~!?


 ということは、明日からの一週間は、いつもより4コマ授業が多い上にさらに宿題を3つ提出せにゃあならん、ということ?


 こりゃいかん、と家について準備しようとしたところ、なんと必要な教科書類をほとんどローに置いてきてしまっるじゃあありませんか。


 仕方がないので、明日は5時頃ローに出発です。あ~あ、ですわ。