2013年9月3日火曜日

元気が出るムネリンダンス


ユーチューブに懐かしのムネリンが。今彼はトロントブルージェイズで人気者になっています。地元ファンにもの凄く愛されています。さよならヒットなんかも打っていて、人気のみならず実力も認められています。
ムネリンみたいな超前向き人間にわたしもなりたいです。
そうだ!苦しいときは歌って踊ろう!

☆この前N先生に呼ばれて一杯やったとき、先生から読め、と勧められた本が2冊ありました。うち1冊は先生からその場で頂戴しました。
堤 未果さんの『(株)貧困大国アメリカ』(岩波新書)と、宮城谷晃光さんの書いた本すべて、です。
貧困大国の方は、ちょっとしか読んでいませんが、アメリカという国の恐ろしさ、1%の大金持ち、大企業のあくどさに戦慄を憶えます。まったくヒドイ国です。
宮城谷さんの本は、わたしはちょっと敬遠していました。中国の春秋戦国時代が余り好きではないので、その時代の王や宰相を主人公にした本は苦手だなあ、と思っていますので。でもせっかく先生が勧めるのだから、と、今日、ジュンク堂でざーっと著作集を見ていると、孟嘗君という題名の小説が面白そうに見えたので、全5分冊のうちの最初の第1巻だけ買ってきました。裏書きを読むと、孟嘗君(もうしょうくん)という人物はもの凄くカッコイイ生き様をした斉の国の宰相だそうです。その養父もまた素晴らしい人物だったそうです。ちょっと興味が湧いてきました。

☆刑訴で一昨年から探していた本がとうとう見つかりました。読んでみると、想像以上に素晴らしいものでした。そして、わたしが前々から考え込んでいた点について、ズバリ解説してくれていたのにはビックリしました。わたしが考えていた問題点を同じ問題意識でもって詳細に解説してくれていたのがもの凄く嬉しかったです。自分の発想は間違っていなかったことが分かりました。




2013年9月2日月曜日

平成25年9月!

台風が過ぎ去った後も雨が降り続いています。気温もグーンと下がり、ひんやり感が増してきました。ツクツクホウシもほとんど聞こえてきません。
夏はもう終わったのでしょうか。
発表も間近になり、やるせなさ感が募る一方です。
気分転換を兼ねて今日、久しぶりにコンビニ弁当仕分けのバイトに。雨が降っていたので箱崎埠頭まで女房と一緒にクルマで。
1週間ぶりの肉体労働はやはりきつかったです。特に、後半、チルド仕分けと言って、1リットルの紙パックに入ったジュースやお茶を仕分けするのがきつかったです。重いのと、かがむ所作が多くて腰が痛くなるのです。前半の弁当仕分けの際も、積み上げたコンテナの数をチェックするのに腰をかがめてまるでスクワットかウサギ跳びのような動きを何十回もやらされるので、腰もですが、足の先とかふくらはぎがジンジンしてきて痺れてしまいます。その後に重い紙パックジュースを腰をかがめておいていくのですから、もう勘弁して!と悲鳴を上げそうでした。
夜9時、半沢直樹が始まる前、京都にいる35年来の友人Mくんから電話が。大学時代に知り合ったのですが、歩く実直、ジェントルマンの見本みたいな人間です。
人が良すぎるため、京大ローで他人のために散々汗を流しました。自己中の真反対の人です。
Mくんと、9時から1時まで、4時間にわたって電話で話し込みました。ほとんど勉強の話でした。わたしから議論をふっかけたのが原因です。なぜ行政訴訟は抗告訴訟が原則形なのか、とか、訴因と公訴事実の関係と、それらは民訴では何に相当するのか、公訴事実といっても二つ存在するのではないか、とか。
ジェントルマンの見本ですが、いざ議論となるとなかなか頑固です。長時間でしたが充実した楽しい会話でした。
半沢直樹、事前に録画予約しておいて良かったです。明日観るのが楽しみです。

2013年9月1日日曜日

ひょうたん寿司で

昨日、夕方、突然、いつもお世話になっているN先生から電話が。今天神に居るから一杯やらないか、とのお誘いでした。恐れ多くて尻込みしかけましたが、せっかくお誘いくださったのでありがたくお受けしました。
その時わたしは車でローに来ていたので、一旦クルマを住吉の女房の実家に置いてからバスなり地下鉄なりで天神に向かおうと思ったのです。ところが、台風のため雨がジャンジャン降っていて、しかも金曜日の夕方特有のラッシュアワーと重なり合ってしまい、猛烈な渋滞に巻き込まれてしまいました。N先生との約束の時間に天神に到着することは完全に無理。猛烈に焦りました。タマタマ女房が帰宅していたので女房を住吉で乗せ、一緒に天神に向かい、そこでわたしだけが降りて女房はそのままクルマで住吉に引き返す、という計画は崩れ去りつつありました。
N先生に、遅れてすみません、という電話を2回もしてしまいました。
結局、天神の手前の大渋滞の真ん中でわたしはクルマを降り、降りしきる雨の歩道を走りました。
ようやく天神地下街の南端にたどりつき、地下街へ下りました。そこから、待ち合わせ場所である地下鉄改札口までの遠かったこと!走っても走っても地下街は延々と続くばかり。いろんな汗がほとばしりました。
結局、6時半の待ち合わせ時間から30分近く遅れてしまい、N先生はすこしおかんむり。
10回くらい深々と頭を下げて謝りました。わけを話すと、それなら奥さんも一緒にくればよかったのに、とおっしゃってくださいました。
ひょうたん寿司というお店は昔から大繁盛しているお寿司屋さんです。その日もぎっしり。廊下には2組ほどがいすに座って待っていました。
10分ほど待って店内に。久しぶりに本物のお寿司を食べさせていただきました。わたし好みの、小振りな江戸前で、しかもシャリがほろりほろりと口の中でほどけていくのです。
お寿司以外にも、ハモの梅あえ、鯨のさえずり(舌)の刺身など、どれも美味しかったです。N先生はお酒がもの凄く強くて、生ビールの後は伏見のお酒、玉の光の小瓶を二人で4本空けました。普段そんなに日本酒を飲まないので相当酔っぱらいました。
N先生とは法律の話とか今年の試験の話はほんの少しだけで、後は四方山話とか昔の思い出とか。N先生は高校の大先輩なので、思い出話をすると共通項がかなりあります。むかしむかし、筑肥線という国鉄の線路がありました。博多から唐津までの線路です。なかなか風光明媚な線路でして、博多湾や能古の島、生の松原など、美しい海岸線を通っていました。今は半分、地下鉄に取って代わられてしまいました。
唐津への途中に、二丈町というところがあり、そこには希に見る良質温泉である、きららの湯という温泉センターがあります。ラジウム温泉でして、ほんなこて上品かつ清潔かつ最高の効能がある温泉です。この温泉に入ると身も心も清々しくなるんです。二丈町にはN先生の叔母さんが住んでらして、子供の頃、蒸気機関車で博多から二丈町にある一貴山駅(いきさん)に降りると、駅の周囲はすべて田んぼ。その田圃の向こうに叔母さんの家があり、そのときの情景が今も思い出される、とおっしゃっていました。よく分かります。わたしも、子供の頃乗った汽車とかバスとかの記憶は他のことに比べると遙かに鮮やかに記憶に残っていますから。

世が世なら最高裁判事になられたはずのN先生と差しでお酒を飲むことができ、光栄でした。あと2年で公証人を退職され、ローの教官も原則退官ということです。その後は弁護士登録されてローの教え子たちと共同事務所を立ち上げるのだ、と、おっしゃいました。その時はあんみつさんも大番頭として頑張ってくれ、と言われ、脂汗が出ました。第一、今年受かっていなければならないのに、不安が拭えません。第二に、もしもN先生がボス弁なら、わたしが書いた起案はN先生から10回くらい書き直しを命ぜられることは明らかだからです。福岡高裁時代、地裁判決の三分の一以上は厳しく叩かれて破棄されたそうですから。
進退両難です。でも、受かってからキツイ目に遭う方が落ちるのよりは何万倍も楽です。
あ~、もうすぐ発表かあ。

2013年8月31日土曜日

理想の株式会社ーカゴメ

昨夜のカンブリア宮殿、あのケチャップで有名なカゴメの特集でした。物凄い会社だと知って大いに驚き、感心しました。また、このような面白い番組をたくさん制作しているテレビ東京も、クズ番組しか作らない他の民放に比べると評価されるべきだと思いました。

カゴメの意味は竹篭を編んだときにできる六角形の模様、籠目模様=ユダヤの星と同じ形=の籠目からきたのだそうです。
カゴメはポルトガルで契約農家からトマトを買って現地工場でピザ用のトマトピューレなどを生産してイギリスなどに輸出しているそうです。ポルトガルはヨーロッパ最大のトマト生産国で、そのポルトガルにおけるトマト生産量の大半をカゴメの契約農家が作っているんだそうです。知りませんでした。
それだけでもびっくりするのに、わたしが一番驚いたのはカゴメの株主構成です。株主の99,5%
が個人株主!!!なんです。日本の大企業では考えられないことです。日本では大企業の株主は圧倒的に法人株主で占められています。大企業同士の株の持ち合いがガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令遵守)を空洞化、有名無実化しているのです。
ところがカゴメはほとんどが個人株主です。しかもカゴメのファンなんです。カゴメ株を譲渡しようとする株主はほとんどいないんだそうです。株主総会では具体的な商品について、美味しくないなどとの株主意見が出るそうです。
個人株主が多数いることのデメリットとして株主総会費用がかさむことが考えられます。17万人分の書類準備送付、株主総会会場は物凄く大きな会場を確保しなければならず、相当な額が必要です。ですが、本当はそれはコストなのではなくむしろ投資だとも言えます。
つまり、株主はカゴメ商品を買ってくれるお客様でもあるのです。お客様対策は会社発展にとっては投資です。さらに、お客様からダイレクトに情報をもらえます。そうやってお客様を大切にしていけば株式が大量に売られることによる暴落のおそれはありませんから株式市場での資金調達も円滑にできます。
株主総会の任務、権限として経営陣の監視、というのがありますが、まさにカゴメの株主は自らがカゴメのファンであることに基づいて愛社精神からナチュラルに経営陣を見張る、いや、見守るのです。
まさに理想の会社です。

2013年8月28日水曜日

寒くて寝冷えしそうに

昨夜はエアコンを付けるどころか、逆に窓を閉めて寝なければならないくらい涼しかった、いや、肌寒かったです。なのに窓を開けたまま寝てしまったため羽毛の夏布団にくるまって寝てました。
久しぶりに刑訴ゼミに参加。新鮮な感じでした。終わってから参加者3人で熊本名物のチョボ焼きを食べました。一銭洋食です。お好み焼き系統で一番好きかも。
薄いクレープみたいな生地の中に野菜とか肉とかを炒めたものと、タクアンの刻んだものを混ぜて入れて焼くのです。
その後、クルマの車検を日産にお願いしていたのができあがったというので、代車を運転して行きました。代車はニッサンラティオというセダンで、1200CCのクルマですが、結構でかくて出足もなかなかシャープでした。セダンというクルマの大いなる欠点は後ろがよく見えないことです。バックするのが恐ろしかったです。
また、日本車は大概フロントもサイドも窓が小さくて、おまけにフロントウィンドウはかなり角度が寝かせてあり、前方視界も悪いし天井が頭にくっつくくらい低いです。わたしの美的観点からしたら失格です。その点、ヨーロッパ車の多くは素晴らしいです。ルノーもシトロエンもVWも窓が広々していて気持ちが良いです。中でもわたしがスゴク見直したクルマはVWです。ビートルです。あの丸い形のフロントウィンドウからの前方視界は大変広いです。しかもビートルはダッシュボードの高さが結構低いので左右のみならず上下の広がりもスゴイです。
で、我が家のクルマ、ニッサンルークスですが、代車からルークスに乗り換えてニッサンのディーラーから道路に出た瞬間、もの凄く気持ちが良くなりました。改めてルークスの前方視界の広々さにちょっと感動してしまいました。パノラマのような感覚です。そのため、軽自動車の致命的欠点であるパワー不足も我慢できました。

☆当分バイトはやりたくないです。ローでマンション管理士試験と簿記の勉強をしようと思います。働かないで勉強するって、究極の贅沢だったんですね。心から反省。

2013年8月27日火曜日

秋の兆しと覆面調査と宇多田ヒカル

☆今日は涼しかったですねえ。酷暑が懐かしくさえ感じてしまうほど爽やかな秋っぽい風が吹いていました。
今日、バイトで、ある会社を覆面調査してきました。ハラハラドキドキしました。多少ではあっても、また、正当な行為であるにしても、やはり人を騙している要素は否定できません。ミシュランの覆面調査員も似たような気持ちなんでしょうか。ただ、ミシュランと違うのは、覆面調査の元々の依頼者は当の覆面調査対象会社その人なんです。内部調査を外部に発注したということなのです。また、自分のところの社員が社内マニュアルを正確に実践しているかを確かめるための調査なので、まじめにちゃんとやっている支店にとっては評価されることになりますから有り難い制度とも言えます。そうやって自分を鼓舞して調査しました。これ以上は守秘義務に引っかかりますので書けません。結論。あんまり面白いバイトではなかった、です。

☆ 宇多田ヒカルさんのお母さん、藤圭子さんが飛び降り自殺なさったとき、その原因は一体何だったんだろう、とか、宇多田ヒカルさんは辛い思いをされたのだろう、などと推察していました。わたしらにとってはお母さんの藤圭子さんと同世代なので、彼女の自殺は我が身に迫ってきました。あの無表情な美しい顔、真っ黒な長い髪の毛、まるで日本人形のような外観。けれど、それとはまったく逆なハスキーボイス、どす黒い情念で凝り固まった歌、昭和のニオイの発生源とも言える歌手でした。
その娘である宇多田ヒカルさんが母親の自殺について公式コメントなるものを発表しました。それを読んで驚嘆しました。もの凄い表現力です。その内容である、母、藤圭子の精神疾患の存在についても驚きましたが、宇多田ヒカルの文章のすばらしさにもの凄く感心したのです。
なかでも一番スゴイと思ったのは、彼女の文章のどこにも接続詞がないのです。しかし、とか、そして、やはり、でも、また、そのうえ、ところで、それでも、なぜら・・・・・・などという接続詞を全く使わずにわかりやすい文章を書いているのです。
やはりこの人は並の歌手ではないなあ、とその文才に今更ながら驚きました。失礼ながらわたしはこの人の歌い方が嫌いです。息継ぎの音が耐えられないのです。わたしは呼吸器系が弱くてとりわけ息を吸ったり吐いたりすることに過敏なのです。なので彼女の歌を聴いているとこちらが息苦しくなってくるのです。
それはともかく、彼女の公式コメントを掲示させていただきます。接続詞のない文章がいかに素晴らしいか、是非皆さんにご紹介したいのです。

【宇多田ヒカルさんの公式コメント】
8月22日の朝、私の母は自ら命を絶ちました。さまざまな臆測が飛び交っているようなので、少しここでお話をさせてください。
 彼女はとても長い間、精神の病に苦しめられていました。
 その性質上、本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました。幼い頃から、母の病気が進行していくのを見ていました。症状の悪化とともに、家族も含め人間に対する不信感は増す一方で、現実と妄想の区別が曖昧になり、彼女は自身の感情や行動のコントロールを失っていきました。私はただ翻弄されるばかりで、何も出来ませんでした。
 母が長年の苦しみから解放されたことを願う反面、彼女の最後の行為は、あまりに悲しく、後悔の念が募るばかりです。誤解されることの多い彼女でしたが… とても怖がりのくせに鼻っ柱が強く、正義感にあふれ、笑うことが大好きで、頭の回転が早くて、子供のように衝動的で危うく、おっちょこちょいで放っておけない、誰よりもかわいらしい人でした。
 悲しい記憶が多いのに、母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女です。母の娘であることを誇りに思います。彼女に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。沢山の暖かいお言葉を頂き、多くの人に支えられていることを実感しています。
 ありがとうございました。
 
☆今日の天気はまことに爽やかでした。日一日と季節は夏から秋に向かって進んでいます。蝉の音も少なくなり、代わってコオロギや鈴虫の音が夕方の風情となってきました。発表も近づき、精神状態も極限に近づいて来ています。
論文の内容だけからすれば合格最低点を優にクリアしていると確信しています。恐ろしいのはその真逆に、致命的な形式的ミスを倒産法でヤッチャッタかもしれないということです。もしもそのミスが現実のものなら、アウト!です。今のわたしの頭の中が地獄の底なし沼に向けてグルグル渦巻くように奈落の底に落ちていきそうになっているのはその1点だけです。その恐怖を少しでも忘れることができるなら、と、肉体労働のバイトをやってきました。
ですが、昨日も行ったコンビニ弁当の仕分けバイトで、やはり1時間ほど経つと、このバイトが心底イヤでイヤでたまらなくなってしまいました。
昨日のバイト先では、最初の4時間(朝7時~11時)までは死ぬほどキツイです。全く休む間もなく次から次へと弁当おにぎりの仕分けが送られてきます。その後30分間休憩して、残りの1時間半は、急にペースが落ちて、大部分は紙パックのジュース20本分を透明ビニールで梱包しているその透明ビニール剥がし作業です。これはノルマとか切迫事情など一切ありません。その仕事が早く終わると、何か別の作業を振り当てられます。その仕事内容は他の作業のお手伝いなどです。派遣先の正社員で派遣を指導する人も、派遣に何の仕事をさせようか、と、仕事探しをするくらい、派遣先にとっても余りの時間帯となっています。
なのでわたしとしては透明ビニール剥がしの仕事がバイト終了時刻とちょうどピッタリに収まるくらいの量であれば、あえて急いでビニール剥がしをやる必要もなく、マイペースで確実にビニール剥がしをこなしていけばよい、と考えています。それに、11時までは時給800円では少なすぎるくらいの濃密で必死のスピードを要求される仕事をさせられたのだから11時半からは残りの仕事をゆっくりやってちょうど±0になるくらいだ、と思います。それでわたしが仲間の派遣女性二人に、ビニール剥がしはゆっくりやりましょう、と相談すると、二人のうち30歳代の女性はニッコリ微笑んで、分かりました、と返事してくれました。ところがもう一人の方、20歳くらいの女性は、ムキになってわたしにこう言うのです。『そんなことしたら仕事もらえなくなります!』と。
なんというナイーブさでしょう。バイト時間内は必死にやらなければならない、という労働倫理は見上げたものです。ですが、派遣先があなたに期待している労働内容、結果はあなたが思いこんでいる程度よりも相当少ないですよ、と言いたかったのですが、止めました。
この夏、いろんな場所で働いてきました。楽なところもあれば辛いところも。どのバイト先でも感心したのは派遣労働者、バイトが一生懸命働くことです。手抜きしているどころか、派遣先の会社の要求を遙かに超えてひたすら働いています。正直言ってわたしはあきれました。
何が言いたいかというと、労働契約に基づく賃金支払い義務と労働提供義務とが対価性を有していること、つまり、1時間につき800円分の労働を提供する義務はあるがそれ以上の労働提供義務はない、ということです。では1時間あたり800円に相当する労働提供義務の程度はどれくらいか?それは様々な労働環境を総合して、いわゆる相場観で決めるしかありません。で、わたしの少ない労働体験からすると、7時から11時までの弁当仕分けという労働は抜きんでて高濃度の労働が要求されます。1分、いや、30秒でさえ休む間がありません。ひっきりなしに次から次に仕分け対象の商品がやってきます。制限時間内にそれらを全部完璧に正確に、おにぎり1個の間違いもなく仕分けしてしまわねばなりません。そりゃあもうヘトヘトになります。
その労働に対する対価は、時給にすると軽く1000円以上になると思います。しかも、ビニール剥がしそれ自体時給800円相当の労働です。ですから、結局、この仕事は割りに合わない、ということになります。それに、さっきも言いましたが、派遣先もビニール剥がし以上のことを派遣に求めていません。
ですから、若い女性の心配は杞憂に過ぎません。ただ、一生懸命仕事しないと次から仕事を貰えなくなる、という発想を笑い飛ばすのは逆に傲慢のそしりを免れません。彼女にとって弁当仕分けバイトの口が貰えるかどうかは死活問題なのですから。
それでも、わたしは言いたいのです。もう少し賢くなっても罰は当たらないよ、って。自分中心で物事を判断するのからもう少し視野を広げて周りを観察してみたら?と言いたいです。派遣先があなたに求める労働の中身程度は何か、を相手の側に立って考えてみたらどうか、ということです。しかも、派遣労働者がその若い子みたいにみんな必死で安い時給で働いたとしたら、結局派遣労働者たちは自分で自分の首を絞めているようなものじゃないか、と思います。やはり労働対価を超える労働をするべきではないと思います。

☆いま自分が一番したいことって何だろう、と自問自答しました。結局、法律の実力を身につけることだ、と得心しました。とことん考え詰めることが自分の癖なんだとわかりました。
いまは、マンション管理士試験、マンション管理業務試験の勉強、簿記、財務諸表の理解を深めたいと思っています。また、民訴や刑訴などの訴訟法の構造、とりわけ、民訴における訴訟物、訴訟物の特定、特定請求原因、理由付け請求原因、と言う概念整理は刑訴での訴因、公訴事実とどのような関連性があるのか、について考えています。そういう頭で起訴状の公訴事実の具体例を読むと、とてもフレッシュです。検察官たちがどういう頭で起訴状を構成しているのかが分かってきました。やはり法律は考える作業、まとめる作業が最も重要だということです。憶えるのを主目的にした勉強は最低最悪だと今更ながらに身にしみました。
 

2013年8月24日土曜日

九大情報基盤センターのお兄様方、本当にありがとうございます。

ローでは九大の無線ランkitenetでネットにつなぎます。ところが先週金曜日に久しぶりにローに言ってノートパソコンをネットにつなごうとしたところ、まったくダメでした。
そこで情報基盤センターという九大生のネット環境を整備してくれる建物に行き、事情を説明して修復してもらうことに。窓口に出てきたお兄さんは感じの良さそうな20歳代。頑張って修復しようとしてくれました。わたしのパソコン専用の無線ランのドライバーをfijituのサイトから一度別のパソコンにダウンロードしてそれをUSBメモリにコピーしてわたしのパソコンに入れようとするのですが何度やってもわたしのPCは拒否するのです。1時間以上経っても上手くいかず、その日はあきらめ、後日また、ということで、バイトがない今日、再チャレンジをしてもらいに行きました。結局、11時から午後1時半まで、2時間半も頑張ってくれました。途中から彼の上司にあたるこれまた優しそうなお兄さんも加勢してくれだして、二人でいろいろ修復(その第1段階としてドライバーのダウンロード)の道を探って頑張ってくれていました。正午になり、1時までPCをその場において一旦お引き取りください、その間こちらがやっておきますから、と言われ、一度ローに戻り1時間ほど経ってからまた基盤センターに出向きました。ローから歩いて4分くらいのところです。
すると、先ほどのお兄さんが、『いろいろやってみましたが上手くいきませんでした。』と申し訳なさそうにおっしゃいました。それで、ダメであることの最終確認としてお兄さんはもう一度パソコンを再起動しました。
すると、なんと!先日からずっとセットアップを拒否し続けていた無線ランのドライバーがなぜかパソコンにダウンロードされて入っているではありませんか!わたしもですが、そのお兄さんは目を丸くして『え~っ???』と言うなり、先ほど加勢に入ってくれた上司のお兄さんに報告。すると再び二人で格闘してくれました。一歩も二歩もゴールに近づいた感がでてきました。どうも、うまくダウンロードできた理由として考えられるのはわたしのPCのCドライブの容量が満杯だったので最初はドライバーが入る余地がなかったのだけど、お兄さんたちがCドライブの一時ファイルを削除してくれた結果空きが増えたのでドライバーが入れたのではないか、ということでした。
それからさらに20分間のチャレンジが。kitenet専用のウィルスソフトをダウンロードする必要があるのです。
その結果、土壇場で見事修復に成功し、ついにわたしのパソコン画面にヤフーのホームページが映り出されました。
ほんとうにありがたいことです。こんなにも長時間、熱心に修復の努力をしていただいて、感謝感激です。
それでわたしが繰り返し感謝の言葉を述べると、そのお兄さんは『学生さんを助けるのが私たちの仕事ですから。』と。カッコイーッ!
ほんとにほんとに感謝です。マンション管理士試験対策にもの凄く役に立つサイトがありまして、是非ともそのサイトを見て勉強する必要があったのです。あるマンション管理士さんがボランティアで立ち上げた、建物区分所有法の解説(全部で500ページ以上になる大作です)と建築基準法の解説が載っているのです。

というわけで、こころから感謝します。本当にありがとうございました。

☆藤圭子さんが飛び降り自殺。なんで?ウタダさんの悲しみと苦しみ、お察しします。
☆イチローが日米通算4000本安打達成。かれのインタビューでの発言にまたしても感動。イチローはこう言いました。『4000本という数字が特別な瞬間を作るのではなくて、自分以外の人たちが特別な瞬間を作ってくれるのだと思う』と。物事の本質を本当に理解する能力を持った人だなあ、と感心。


 

 
下の写真は阿蘇のカルデラ内にある米塚というかつての噴火口跡です。是非とも写真をクリックしてみてください。このままだと全体の画像のうち右側の4分の1が見えなくなっていますので。

阿蘇山の米塚と呼ばれる噴火口跡



昔のウィンドウズの壁紙みたい
のではなく、それを称えようとしてくれる皆さんの気持ちが特別なものなのです。』と。