室見川を渡っていると、河原に今の時期しか営業しないシロウオ料亭が立ち上がっていました。しらうお、とは別のサカナです。
以前は3軒ほど営業していたのですがいまではここだけです。
硝子鉢の中で泳ぎ回っている体長4センチほどの透き通ったサカナを三杯酢につけて、ぴちぴちはね回っているのを口の中に入れ、奥歯で噛んで飲み込むのです。
噛まない人もいるそうです。
生きたサカナを噛む苦痛と噛まないで飲み込んだ後腹の中で動き回っているのを感じる苦痛と、どちらを取るか、です。
もっとも、どちらも快感だという人も中にはいるでしょうね。
味は、ありません。三杯酢の味だけです。
まあ、春という雰囲気そのものが味なのかも。
最近特に感じるのは、今まで当たり前と思っていたことがすすーっと出てこないことです。
脳みそが退化しているのでしょうか。
それもあるでしょう。けれども、今まで何ら真剣に考えなかったことを急に考えるようになったのかも、あるいは今までも分かっていたと思いこんでいただけなのかも。
たとえば、名誉毀損罪の保護法益と侮辱罪の保護法益をどちらも外部的名誉だと考える通説判例によると、
名誉毀損罪が成立しないときは侮辱罪も成立しない、と言われます。
わたしも今までその通りに憶えていました。ところが今日、なんで?とふと疑問に思ってしまったのでした。
その後、いろいろ考えて、やっと納得しました。みなさんはどうですか。一度考えてみて下さい。
夜、近所のスーパーが8時になると総菜をダンピングするのでそぞろ歩いて行ってきました。気持ちの良い夜でした。月(昨日の月はすごく大きくてまん丸でしたねえ)が雲に遮られて朧月夜になっていました。明日は雨でしょう。
2 件のコメント:
博多の春を味あわせてもらいました。写真いいです。動画もいい。ユリカモメの鳴き声も情緒があります。遠くから博多をなつかしく思っています。以前、西新にいたころ、ここまでジョギングをしていたことを思い出しました。
はまやんさん、コメントありがとうございます。
シロウオ料亭は結構繁盛していました。
文化、というその地域の人々の営みって、素敵ですね。
結局、自然と人の共生なんですねえ。
それにしても日本人は何でも楽しんでしまおう、という発想が強いですね。
ただ、昔の冬はしびれるほど寒かったため、春を恋いこがれる気持ちもひとしおだったのに、近頃の冬は迫力がないんで春のありがたみがなかなか味わえなくなってきました。
シロウオが春を運んできてくれるというイマジネーションも薄まりつつあります。
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