2009年2月17日火曜日

最終結果

今年の成績は、前期後期合わせて優6,良5,可5、不可1、でした。そのうち不可だった民事裁判実務は必修科目なので、来年後期にもう一度履修し直さねばなりません。
 今の心境ですが、結論としてはローの成績はまったく意味がない、と言うことに尽きます。
無意味に尽きる、と断言した直後に修正するのも間の抜けた話ですが、民事裁判実務の主要部分である要件事実については、もう一度腰を据えて勉強し直す良い機会を与えられて良かったと本心から思っています。
 この1年、ローの授業で得られたものはほとんどと言っていいほど判例の知識ばかりでした。そして新司法試験に備えるために必要な知識の半分は判例です。残り半分は条文と基礎知識です。
 ですから、1年間の授業をきちんと情報整理してまとめておけばこれほど戦力になるものはない、とも確信しました。
 ただわたしの大欠点がこれなんです。やりっ放しなんです。ですんで今のうちになんとか整理しておかなければ、とかなり頭を悩ませています。
 すぐ受かる受験生の特徴なんですよね、まとめ力、情報集約力があるって。
今流行の、東大生のノートは美しい、というのも納得します。こういうわたしでも中学時代作っていたノートはそれはもうひとに見せびらかしたくらい完璧なノートでした。あ、思い出した!中学二年の時、わたしが作った歴史の授業のノートを先生が見て、クラスの生徒全員に回し読みさせたことがありました。
 そーかー、やっぱりノートと成績とは相関関係にあるんですね。とにかく頭を整理することなんですよ、理解って。そうだったそうだった、忘れていました。
新しいことをあれこれ追い回しても実力は付かないんですよ。基礎知識をまとめて頭を整理することが一番大事なんですよね。
 そういうわけで、今日から、倒産法、要件事実、行政法、の三つを平行して整理し始めました。で、まずは自宅の勉強部屋の整理から。
 ところが、さっきメールが来てローの自習室の机の配置替えでトラブルが起きているとのこと。上級生が愚痴ってメールを打ってきました。 
 なんでも毎年もめるんだそうです。誰がどこの机ゲットするかって。しかも学年と既修未習とでどう分けるか、なんて争いもあるそうで、えらいことです。
明日ローで状況を把握しなければ、でもこっちとしてはその前に授業料免除申請という去年学生課とやり合った問題が再び起きているのでそっちから片付けなければならず、集中が難しいです。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 今日の話も大変為になります。司法試験を合格をしなければ、法曹にはなれない。かといって、旧司法試験の予備校乱立を抑えるためにローを作った。だから、試験勉強に便宜を図っているローは注意され、授業内容の変更を要請されると今日の読売新聞にもありました。
 ローでは、何をすべきか。これを読んでわかりました。

あんみつ さんのコメント...

はまやんさん、コメントありがとうございます。
合格するための条件はただ一つ、整理することだと確信しました。
2000人中5位だった答案はまさに整理整頓具合がスバ抜けていました。中身はどこにでもある、誰でも知っている基本だけです。
若い人がすぐ通るのはこれだと思いました。逆にベテランが受からないのも整理ができていない答案だからです。
判例もまた、整理していなければ何の役にも立ちません。
では整理とは何なのか、私が思うに、共通点と相違点がポイントだと思います。
 まず共通点がある集団をひとくくりにし、そのあと、その集団内で相違点で分別する、そういう集団をいくつも作り上げておく、それが整理法の一つ。
もう一つは体系化です、上から下に、総論、各論体系、原則、例外体系、論理的前提、論理的帰結体系、時系列体系、条文体系、、、、と、それぞれの対象にぴったりする体系を作っておくことだと思います。

匿名 さんのコメント...

 とても参考になりました。感謝します。