☆☆☆今日の民事法の講義は民訴、将来の給付の訴え、とくに敷金について、そして訴訟承継でした。もっぱら敷金についての話でした。最後の詰めの部分がいつもイマイチ分かり難いんです。
この授業は3年生100人を3クラスに分けて授業するので先生は同じ授業を3回もぶっ続けで講義しなければ成らず、きつそうです。よく分かります。45分授業に換算すると6コマぶっ続け、となりますから。へとへとになりますよ、全力で授業すると。
以前教えていた塾では、夏期講習冬期講習で、朝から晩まで45分授業を連続15コマ授業したことがありました。今思うとゾッとします。というか、よくまあそんなことが出来たなあ、と自分に感心します。いまでも時折その当時の夢を見ます。前にも言いましたが、学部やローの先生達は一回、予備校講師のやってる授業やわたしがいた塾(現在生徒数1万人の巨大塾になってます)の研修に参加してみるべきです。人に教える、ということもスキルが必要なんです。学者の先生達は他人の授業を参観したことがあまりないようです。それなのに自分のやってる授業は大した物だと思いこんでいる人がかなりいます。
それだから、自分の授業のやり方を他の教官(特に実務家教官)から批判されると烈火のごとく怒ります。でもねー。人に何かを教えることって、ある種のサービスであり、ボランティアであり、人間関係形成なんじゃないかなあ。
言ってなんぼ、ではなく、分かってなんぼ、だと思います。その点では、やはり仕事上対人的行為の多い実務家の方が教え上手です。ただ、裁判官教官はどこか、一枚、いや二枚くらいのシェルターがかかっている感じもします。つまりどんなことをしてもお前らぼんくらを分からせてやるぞ、という気迫は弱いです。これくらいわかっとるやろ、との前提で話をされるのです。ぼんくらたちはそもそもの前提で躓いているのが分かってらっしゃらない、という感じです。
それに比べると検察官教官は、口が悪くてぶっきらぼうですが、なにがなんでもわからせるぞ、という熱い気持ちがこちらに伝わってきます。
弁護士教官はアカデミックな雰囲気にあこがれを抱き続けている万年青年みたいな感じです。というか、不思議なことに弁護士教官が一番学者的です。
一般的には裁判官が学者に近いという感じもしますが、九大ローではそうでもないみたいな気がします。ピュアーな弁護士さんが多いです。情熱もまたスゴク熱いです。
と、ここまで書いていて、あれ?と思いました。肝心の、本来的な学者教官についてイメージがポッと湧いてこなかったからです。そうかあ、ということは、九大ローというところは学者以外の教官達で持っているとも言えるのかなあ、と。
おっと!ここらで止めておかないと。
☆今W先生から頂戴した民事訴訟法から考える要件事実、という本を読んでいます。もの凄く良い本です。去年この本が出ていたら再履修の憂き目に合わずに済んだ物を、なんて。実際この本は頭にすっと入ってきます。また、読んでいて凄く楽しいです。実に気持ちの良い本です。
3 件のコメント:
おはようございます。
昨日の濃霧、今日の紅葉いい写真です。
あんみつさんの塾の講師時代はよくとてつもなくよくがんばっていました。すごかった。今頃の時期になるとそろそろ冬期講習のテキスト作りを準備していたころですね。
講師批評なるほどそうなのか。そんなかんそうです。
ところで、肘の水がたまりはじめたとのこと、今しばらく水泳は控えて安静にした方がいいと思っています。
昼から病院で鍼治療した際、肘の水のことを尋ねました。原因は炎症によって髄液が溜まる為だそうです。髄液が溜まって圧迫による痛みが出るなら、抜き取る方がいいとのこと。炎症が有るときは安静にしていることだそうです。炎症の治療は冷湿布がよく効くそうです。
はまやんさん、とっても有益な情報、ありがとうございます。
わたしも、そんな気がしてました。昨日まではプクッとふくれいてパンパンな状態でしたが今日になって少ししぼんできたかなあ、というところです。
段々溜まった液もひいていきそうです。
肘をついて考える、あの漱石の写真のようなポーズをしても痛みを感じなくなってきました。ちょっと明るい希望が見え始めています。
わざわざ尋ねていただきありがとうございました。安心しました。
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