2011年3月11日金曜日

空恐ろしい!破壊というのはこういうことか!

今日の地震と津波。名取平野を襲う巨大津波の光景は一生忘れることができないでしょう。

一生懸命に丹誠込めて作ったビニール畑、大切な財産である新築の家、クルマ、町、暮らしまでもがドロドロとした黒いコールタールのような大うねりに次々と飲み込まれていってしまいました。

cnn,cbs,abc,nbc,newyorktimes,bbc,,,,,,全て一面のトップニュースにでかでかと取り上げていました。

こちら福岡では若干の揺れが感じられたようですが、ほとんど実感が湧きませんでした。どこか、『え~?ほんと~?』と、ぴんと来ない感じがします。それほどに信じがたい光景でした。

 あの名取平野に住んでいらっしゃる方々は大丈夫だったでしょうか。津波に巻き込まれたら命がない、というのは本当のことだったんだ、と愚かなわたしはようやく理解することができました。海岸線から何キロも入ったのどかな田園地帯を、漁船や家やクルマが音もなく(そう感じるのです)流されていく姿って、何とも言えず非現実的な映像でした。大変不謹慎ですが、あの映像は21世紀における最も怖ろしい眺めとしてピューリッツァー賞に相当すると確信しました。どんなデザスター映画のCGもあの黒い水が押し寄せてくる腹のそこからの恐怖を表すことは出来ません。波が来たのではありません。真っ黒な水の塊が襲ってきたんですから。
南米ペルーのアンデス山中、標高1000メートル以上もの高地に船が打ち上げられた痕跡があるというのもウソではないと得心しました。

東北地方ではほとんど全世帯が停電していて、夕方の気温は氷点下1度だそうです。どうやって暖を取ればよいのでしょうか。食事も家も何もない。日本人は全員でそういう人々を助けなければならない、と強く強く思いました。わたしも何か出来ることがあれば、と思います。
まさしく我が国における未曾有の大惨事。東北地方のみなさんのお苦しみを考えると涙が止まりません。しかもしかも福島原発の放射能漏れが発生。もう、言葉が出ません。

☆☆☆奇しくも今日は九州新幹線全線開通の日。朝一番から記念行事が博多熊本鹿児島等で盛大に催されるはずでしたが、取りやめになりました。ただ新幹線は走り出すそうです。
日本人は誰もこの日を忘れることはないでしょう。

0 件のコメント: