2011年6月23日木曜日

本日夏至、昨日から博多は夏に突入

蒸し暑か~っ!です。昨日から夏になりました。空気が全く別物に変わったのが分かりました。
梅雨前線が九州から北上したため、前線の南側が熱い太平洋高気圧に支配されたのでした。
体中が汗でべっとり。一番涼しかった場所はスーパーの店内でした。

☆希望が人間には一番必要なものなんだなあ、と思った出来事が。
陸前高田の山あい、矢作町。津波は内陸4キロの矢作町まで押し寄せてきました。田んぼは塩害でもう稲作が出来ないと人々は落胆していました。希望を失っていたのです。
すると、九大農学部の学者さんが素晴らしいアドバイスをしました。
田んぼから塩を除く方法がある、それはひまわりかトウモロコシを植えることだ、それらが土壌の塩を吸い取ってくれるのだ、と。
 ボランティアの人たちが矢作町にどんどんひまわりの種を送るようになりました。
村の老人たちは送られてきたひまわりの種を何千個もの泥団子に仕込みました。鳥に種を食べられないように播くために。
そして小学生から大人まで、そろって津波でやられた農地に泥団子を播きました。
それまで夢も希望も失って下を向いていた人々の顔に笑顔が甦ってきました。
区長さんが言いました。津波でやられた田んぼを真っ黄色にしてやる、今子供たちに浮かんでいる笑顔はひまわりの花が咲く前触れだ、と。

☆☆女房から言われました。わたしのブログは原発の話ばっかりだね、って。
 ちょっとイラッとしました。どうして分からないのか、福島原発事故は日本の第二の敗戦だということが。しかも復活が極めて困難なほとんど完全な敗北だということが。
放射能汚染が広範囲に広がっている事実を政府は躍起になって打ち消そうとしています。ですが市民が自ら放射能測定を始め出すとホットスポットがどんどん見つかり出しました。関西や九州に避難してくる人たちも増加中です。
日本人はもっともっと心配しなければならないと思うのは決して杞憂ではありません。

☆☆☆週刊現代を立ち読みしたところ、福岡市から30キロ西にある玄海原発は操業から35年経ち、原子炉の劣化がひどくなっており、今は13ヶ月毎に行われる点検中で炉心停止中ですが、もしも再稼働した後に緊急停止したら格納容器が大爆発して原子炉中の放射性物質が全部ばらまかれ、九州が全滅する危険が極めて大きい、とありました。東大(珍しく)の名誉教授井野博満さんが以前から警告していたのだそうです。
恥ずかしながら、福島の事件がなければそんな記事には見向きもせず、素通りしてたところです。原発が事故を起こして爆発するなんてあり得ない、と信じていたからです。
ですが、今となっては原発は今すぐ廃炉にしなければならないと心の底から念じています。そのためには自分に出来ることはなんでもやろうと思っています。
さもないと日本は本当に滅びてしまいます。佐賀県知事、福井県知事、滋賀県知事、大阪府知事のみなさんが原発再稼働に懐疑的であることをこころより感謝します。
橋本知事は君が代斉唱義務づけ条例を成立させた、怖ろしいヤツですが、今回の関西電力とのバトルに関しては支持したいです。
☆☆☆☆国旗国歌については前にも申しましたが、国旗国歌についてどういう意見を持つかは各人の自由な思想信条だと思います。
ですが、不起立、不斉唱を頑として貫く教員の皆さんのお考えは少々頑なに過ぎると思います。
たしかに戦前の国粋主義のイメージは残っているかもしれません。ですが、今現在、サッカーワールドカップ、アジアカップ、野球のWBCなんかの国際試合では国民のほとんどが日の丸に涙しています。そのときの国旗のイメージはわたしたち日本人の誇りを体現していると思います。
そのイメージは決して国粋主義に基づく物ではありません。
むしろ、今の右翼団体が勝手に日の丸を掲げていることの方がわたしたちの誇りである日の丸を剽窃して日の丸を穢していると思います。不起立を貫かれている教員の方々はいわば不本意にもそういう右翼が穢そうとしている日の丸のイメージ悪化に結果として加担することになるのではないでしょうか。
わたしが教員だったら、戦前の全体主義国家が日の丸を悪用した、と教えます。そして今の国民が日の丸に対して持っているイメージは健全な物である、と言います。そうして教育委員会が教員に起立斉唱を義務付けるのを逆手にとって日の丸君が代は自由と平等、民主社会を創り上げた現代日本の誇りである、と、日の丸君が代にプラスの意味付けをします。
今回の震災で、世界中の人々が日の丸の国旗をTシャツの胸に縫いつけたり染め抜いたりして日本への共感を示してくれています。不起立の教員の皆さん、これが本当の国旗国歌の意味ではないでしょうか。そういう、全世界の人々が持ってくれている日本に対する暖かい気持ちが象徴するもの、それが日の丸なんじゃないでしょうか。そういう暖かいイメージを日の丸君が代に持たせることこそが真の平和国家への道ではないでしょうか。

暑さのせいか、歯止めがきかなくなってしまいました。

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