2011年7月24日日曜日

長袖シャツ着てます、それでも寒いです。

台風6号が高知沖から右旋回した時くらいから、こちら博多は10月の爽やかな初秋のようです。
わたしが、大好きな久住高原のコテージに居るみたいだというと、女房のヤツ!あら、違うわよ。ハワイがこんな感じよ、とほざくのです。自慢じゃありませんが、わたし一度も海外に出かけたことがありません。ですんでハワイがどんなに過ごしやすい気候なのかちっとも知りませんから。
と、ひがむのも勿体ないくらい、素晴らしく気持ちの良い毎日です。
昨夜(金曜の夜)はあまりの寒させいで却って眠れないくらいでした。
本当なら暑い暑いとブーブー言ってるハズなんです。真夏なんですから。
少し不気味な感じもします。


で、先週まで、猛烈に忙しかったです。日中は兄貴の事務所に出かけて裁判記録をずーっと読んでまとめてました。
夜は知り合いのロー生から頼まれた民訴課題30数問をウンウン唸りながら作ってました。
お陰で自分自身の勉強にもなりました。伊藤と新堂高橋では訴訟物のとらえ方、発想の原点が全然違うこと、とか、管轄をすっきり整理できたりとか、上訴の構造とか。
強制的、時間制限の下でやらないとだめですねえ、何事も。


兄貴の事務所で読んでいる裁判記録ですが、よくある損害賠償事件でして、ただ、原告の言ってる
ることがデタラメであることをどうやって暴くか、初めは何をどうやればよいのかさっぱり分かりませんでした。
読み始めは、弁護士ってこんなにめんどくさい仕事ばっかりやらなきゃならないのかと、うんざりしてました。原告も被告も証人もみんな言ってることがバラバラで、読んでるこちらの頭も破裂しそうになりました。自分はこんな仕事、向いていないのではないか、とまでも(まだ受かってもないのに)。
すると、兄貴が言いました、裁判官は記録を100回読むぞ、と。え~っ??ホンマカイナ!
わたしが2年前裁判所見学に行って裁判官室の様子を窺ったとき、若い裁判官達は記録をパラパラめくってパソコンに何か打ち込んでましたが、同じ記録を100回も読んでいるとはとても思えませんでした。むしろたった1回さら~っと読んだだけでスーッと頭に入っているかのようにみえたのです。
それで、嗚呼、オレはとても裁判官の素質は無いなぁ~っとガックリきたのです。
でも、兄貴の言う方が正しいのではないか、という気にもなりました。昔むさぼるように読んでいたイギリスの推理小説ではありませんが、天才探偵でもない限りパッと真実が判る、誰がどんなウソをついているかなんてことがパッと解るはずがありません。証拠と証言以外に事実認定の素材がない(弁論の全趣旨という例外はありますが)裁判官がきちんとした裁判を心がけるようにしているのなら、やはり何度も何度も記録を読まざるを得ません。
それでわたしも気持ちが随分楽になりました。


それはともかく、倒産法と行政法の勉強もしなければ。これもまた時間とやることを決めて締めきりを決めてやらないと。

☆宮崎鹿児島旅行の最終旅程のアップ、直ぐやります。それから、先週実家に帰ったとき、田舎にあるストーンヘンジの写真を撮ってきました。これはスゴイですよ。乞うご期待。

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