2008年11月8日土曜日

ふさふさ髪産地


筑紫哲也、鳥越俊太郎、五木寛之、三人とも髪が豊かで、しかも抜けずに見事な銀髪に変身。知的で若く見えます。



 この三人、日田、吉井、八女、ともに筑後川流域出身なんです。



筑後川は豊かな水量で米、麦、果樹のみならず髪の毛まで育ててくれたのでしょうか。



筑紫さん、充実した人生でしたね。わたしはそう思っていますよ。数年前、テレビで、ふるさとの日田を紹介していましたね。豆田という、日田代官所近くの商家街でいまも当時の名残を残す一帯を楽しそうに案内してました。きっと誇らしかったでしょう。わたしも小学校に上がるまで日田で過ごしましたから日田の良さはよく分かります。



魂はふるさとに戻ったのかもしれません。




今日で民事執行法の授業が終わりました。9時から12時まで。勉強になりました。終わってから授業計画表をワードで作りました。土曜日が一番リラックスして勉強できます。


暖かいしっとり雨の一日でした。






決戦の金曜日


今日が一番きつい日です。苦手な行政法、毎回どの列から当たるかじゃんけん次第、予習をおろそかに出来ません。それから憲法、これも当たります。


そして、夕方から民事救済法、終わるのが夜8時。


きょう最後に受けた民事救済法で唐突に当たりました。なんとかクリアしたものの、わたしはこの授業では完全アウェーなんです。同じクラスの学生は一人もいません。みんな3年生です。ですからレベルもかなり高くて、変な答え方をすると恥をバケツいっぱいかいてしまうのです。だもんでプレッシャーがかなりあります。


 とにかく行政法をなんとしても我が物にせねば、ということで、今日は久しぶりに朝8時にローに到着、12時まで櫻井橋本の行政法を読んでまとめ(これはとても役に立ちました)、テキストであるケースブック行政法の判例をガシガシ読みました。この、教科書→判例、の順番がよかった。判例が良く理解できました。


 行政法の授業ではまたしてもじゃんけん、今日は最高の結果となりました。我が列は100パーセント安全地帯となったのです。みんなうれしそうでした。大役を果たせてホッとしました。




昨夜サニー(スーパー)で初めてサンフジを見かけ、早速2個買いました。やはりリンゴの王様ですね。堅さ、酸味、甘み、香り、のバランスが素晴らしいです。奥歯でガジュッと噛むと途端にリフレッシュできるのです。




ああ、明日は朝9時から最後の民事救済法の授業。こういう集中講義の方が力が付くような気がします。

2008年11月6日木曜日

春みたい




本当に11月でしょうか。なんか暑いです。今日は午後から雨との予報で、クルマで出かけました。途中、和菓子のアウトレット店に寄ったのですが、商品が何もなく、手ぶらでローへ。この前民法の先生から新品の六法を2冊もらったお礼にお菓子でもで、と思っていたのに当て外れ。仕方なく手ぶらでまた先生に質問しに。今日の質問は価値あり、でした。譲渡担保の法律構成についての分類が教科書ごとに違っているのは何故か、というもので、さすがは専門家。納得しました。


で、クルマを走らせていたとき、窓を全開して走ってました。春の暖かさとそっくりでした。


午後は手形、空き時間利用の民法予習ゼミ、民法授業、と3連続。


民法は譲渡担保その2,難しいです。判例がばらばらで統一性がないのが辛いです。


それにしてもクラスの学生の予習のすごさ!わたしが24歳くらいのときと比べると、彼らはめちゃくちゃスゴイです。ちゃんと理解してます。判例もばっちり読み込んできてます。ほんとーに凄いです。


 もっとも、若い人たちはさすがに手形はちょっと弱そうです。まともに習ってないからでしょう。


昨日法廷傍聴の参加メンバー探しに苦労して結局一人もゲット出来なかったのに、今日はわたしが2人、別の女子学生が一人、合計3人ゲットでき、併せて7人に。やれやれです。都合30人くらいに声掛けをしました。まあ、その週には小テストが二つあるのでみんな時間の余裕がないのでしょーがないですが。


ロー内専用のネットがあり、そこには在学生卒業生全員の顔写真が載っているコーナーがあるのです。で、もちろんわたしの顔写真も載ってます、現在の、が。


で、ちと遊び心が生じてきてしまい、大昔の学生時代の写真に差し替えてみました。他の連中がどーゆー反応をするか、楽しみだなー、なんて思いながら。


すると、来ました来ました、結構反応がありました。中には、伝聞ですが、当時のわたしがカワイイと言ってくれた女子学生様がいらっしゃったとのこと。ビミョーにうれしいです。




 昨夜、女房の実家で晩ご飯を食べていたところ、テレビでオバマさんにそっくりな芸人が髪も顔も本人そっくりに化粧してアメリカまで行って本人と会い、オバマさん本人からそっくりさんとの公認を得ようと言うあほみたいな企画を偶然見てました。


 すると、中部の都市の広~い公園みたいなところで何万人もの群衆を前にオバマさんが演説をしてたところに紛れ込み、演説終了後、オバマさんが群衆に近づいて握手を始めた近くまで接近、そしてオバマさんがその芸人のすぐ側まで握手をし続けながら近づいて来、とうとうその芸人はオバマさんの手をしっかり掴み、こう叫んだんです。『オバマ!オバマ!アイムオバマ!アイムオバマ!』と。そしたら、そっくり芸人に手を握られたオバマさんは、そのそっくり芸人をちょっとだけですがそれでもしっかりと見つめて半分苦笑しながら、というか、はにかみながらと言った方が的確な感じの表情で、それでもにこにこしながらなんと『イエース!ユーアーオバマ!』と言ったのです。ええええ~~~~っ???!!!見ていたこっちがドキドキ興奮してしまいました。こりゃスゲーヤツだ、と心底感心しました。いや、本物のオバマさんが、ですよ。


なんか懐が深いという感じ、また、優しくて謙虚な人だなあ、とも感じました。イヤ本当に驚きました。


ひょっとしたら歴代大統領の中で最も資質の高い人かも。


2008年11月5日水曜日

オバマ大統領誕生







ついに純粋白人以外の大統領が。とてつもないことですよこれは。アメリカの大統領がカラーというのは、ほとんどSFの世界だったのに。いや本当のチェインジが起きるかもしれません。わたしたちは今日歴史的な場面を目撃したのだ、と思います。わたし、かなりコーフンしております。





 これは、ベルリンの壁が破壊されたとき、ゴルバチョフがソ連の解体を宣言したとき、と同じくらいに衝撃的な事件ですぞ。





 さすがは21世紀!前世紀とは違うなあ。後は中国がいつ多数政党制に移るか、だけです。ひょっとしたら中国は分裂するかも、というか、中国共産党に弾圧征服されていた地域が独立を回復するかも。そうなって欲しいと思います。
チベット人やウィグル人、モンゴル人たちの受けた弾圧のすさまじさはスターリンやヒトラーも唸るほどです。みなさん、満州ってあるでしょ。今は東北地方と呼ばれています。満州族の清朝に300年支配された復讐のため、もはや満州語はほとんどこの世から消滅寸前です。民族、文化を抹殺するというのがあちらサンの得意技なんです。このままだとチベット人らも100年後にはいなくなってしまいかねません。


中国人民もまたある意味被害者です。彼らは自国の統治者達が自分たちを何千万人殺してきたのか、知りません、教えられていないから当然なんですが。
また興奮してしまいました。

 このような中国をまともにするには、前から何度も言ってますが、中国人留学生を世界中に送るようにしなければならないと思います。現にサーチナというサイトでは、日本に来たことのある中国人達の日本に対するイメージに関するブログが転載されてますが、やはり百聞は一見にしかず、というより、来てみて分かった真実が、と言う驚愕の様子がよくわかります。


 今日も文系食堂前の自販機のところで二人のすらっとした女の子が立ち話をしてましたが、どこからどー見ても日本人にしか見えないのに、中国語(北京語)をしゃべってました。そうか、それで中国のことが頭に残ってたのだ。
おっとえらく脱線。
 アメリカも、中部とテキサス周辺という、ど真ん中は相変わらず白人至上主義者たちが支配し続けてます。やはり差別は根強く残っていると思います。

 オバマさんの成功の源は言葉の力にあると思います。言葉ってことだま(言霊)なんですね。霊力があるんですよ、言葉には。古代から人はそのことを知ってたんですねえ。祝詞なんかその証拠みたいな物ですから。

 話変わって、今朝の台所の温度は13度。寒かったです。ところが10時半からの民事裁判実務は暑くて暑くて、しかも閉め切った教室の空気が悪くて、地獄でした。そのせいか、自分らしくない行動をとってしまいました。自発的に手を上げて発言してしまったのです。ほんと、どーかしてました。


 発言内容はけっこうしゃれたことを言ったのですが、それもどっかの参考書で読んだのが思い浮かんだだけで、自分の力じゃありません。暑さのせいです。

 その後、午後のリーガルライティングの授業では正真正銘、大馬鹿もんのウソを言ってしまい、失笑を買いました。詐欺取り消しを否認だと言ってしまったのです。愚かすぎました。民法の実体法的思考が抜けません。要件事実はその名の通り事実だけを述べなければならないのに、ついつい効果を基にしてしまうのです。


 まあお陰で良い勉強になりました。この、リーガルライティングの弁護士先生は、いかつい感じですが、意外と思いやりのある優しい人だと言うのが分かりました。
というのは、わたしがド失敗をしたのに、それを決してあげつらおうとしなかったのです。言った本人つまりわたし自信がそのミスを悟ればそれで良し、というような授業のやり方でしたので、わたし、この先生が好きになってしまいそうになりました。
しかもこの先生、しょっちゅう目配せでちろっちろっとわたしを見ては微笑むのです。そのおかえしにわたしもニコッと微笑みを返すのです、なんじゃそりゃ。キャンディーズか?お前ら、と言われそうです。
ああ、これが分かるのもある一部年齢層だけなんですね。さびすぃー。

要件事実をマスターするのにはまだまだかかりそうです。



再来週に、地裁の民事裁判の傍聴を裁判官教官が準備してくれることになっていたのですが、参加メンバーが少ないので取りやめになりかけました。そこでわたしがまたバカなことを口走ってしまいました。今週末まで決定を延ばして欲しい、それまでになんとか参加メンツを集めてきますから、って。

 あ~あ、なんてことを。そのせいで夕方まで手当たり次第に勧誘しまくりました、七人の侍みたいに。結局今日は成果無し。あきらめるしかないのでしょうか。もったいないなあ、チャンスなのに。と思うのもごく少数派なんでしょうね。





  

2008年11月3日月曜日

学費




金曜の憲法の授業で驚きあきれました。



大阪の事件で、子供を公立高校に入学させることが出来ずに私学に入学させざるを得なかった親が、学費の差額を大阪府?に請求した事件です。



 その際、先生が、『この中に私立高校出身の人居る?居たら高校時代の学費がいくらだったか教えてくれる?』と尋ねました。



すると、西南高校出身という学生が次のように答えました。



月謝が月7万円!!その他いろんな名目で払わされるお金を合算すると、年150万円くらい!!!と。



それを聞いたクラスの学生で、ざわめいたのは一部(わたしを含めて)。



後は、そんなもんだろう、てな具合で反応無し。



う~~~む。



なんじゃこりゃ?でした。ガキのために毎年150万円も払わされるのか。しかも必要なお金はそれだけじゃありませんよね。制服代、本代、通学費、メシ代、修学旅行代、、、、とんでもない額になるじゃあないですか。



しかもそれに驚かない学生が多いというのもまたなんというか、、、、言葉が見つかりません。



 わたしが古いのでしょうね、きっと。なにせ半年の学費が3万6千円でしたから。
親の負担はもの凄いモノがありますよ。ただまあ、金持ちの家だったらどーってことないのかも。



 先生が仰るには、立教では、中高大と、上に上がるにつれて学費が安くなっていくそうです。そーゆーもんなんですか。しりましぇんでした。


ところが最近東大では親の収入が少ない家庭からは学費を取らないことにしたそうです。結構結構。けどねえ、その前にビンボーな家庭からどーやってとーだいに受かるんでしょうかねえ。とても私立高校には行かせられませんよねえ。それに、塾代、予備校代をどーやって工面すればいいんでしょうかねえ。


 つまり、自民党の政策みたいで、一見するとおーすごい、と思うのですが、よく考えてみるとちっとも本質的な解決になっていないなあ、と言う気がします。



 



明日の授業で、民事弁護論という、弁護士先生のクラスがあります。いつもは一番楽ちんの授業で、予習が一切不要なんですが、明日に限ってはなんと判例を16個も調べておかねばなりません。で、そのことに気付いたのが夕方でした。これで半分徹夜に決定。


で、判例を調べるにはネットでLLIとかLEXとかいう判例検索システムを使わねばならず、それにはIDとパスワードが必要なのにローにしか書留めた紙がないので、さっきローまで取りに行ってきました。


着いたのが9時半、ところがクラスの学生が10人以上も自習室で勉強してました。すごいっす。




昔の写真を載せます。この前酔っぱらって昔はハンサムだったと広言したので、その証拠をお見せします。あ、赤い服をきた方です。
みなさまの感想をお待ちしています。

ボイスレコーダー


これはスゴイです。買って良かったと心から思いました。


第一、マイクの性能がマジスゴイです。後から聞くと、何というか、臨場感がたっぷりあるんです。さっき受けてきた授業がリアルに再現できます。授業中に、よく分からなかったところの時間をノートに書き留めておき、あとでその箇所だけ聞き直すんです。繰り返しの効果というんでしょうか、よく分かります。


第二に、編集保存が楽です。パソコンに保存するのが簡単です。


第三に、、、、、、


これを書くのはちょっとまずいです。ローににらまれてしまいます。特に事務室に。


おまけの第四、引っ越す前、何十年もだらだら遊んでた時期、NHKFM午後3時過ぎからの2時間番組が大好きで、ずっと予約録音してたんです。曜日ごとに担当が違い、月曜はアメリカンポップス、なんとか健太という、オヤジバンド大会の審査員をしている人、また、ラテンの日、ジャズの日、なんかがあって、ラテンもジャズも好きでしたが、特に好きだったのが、服部克久さん担当の金曜日。昔のヨーロッパ、アメリカのポップス、ポールモーリアとかカラベリとかフランクプールセルとかビリーボーン、ヘンリーマンシーニ、ジャッキーグリースンなどのバンド、ダリダ、ジリオラチンクェッティ、なんかのサンレモ音楽祭もの、あ、リタクーリッジみたいなアメリカでもソフトな音楽なんかも特集していました。


そういったカセットテープが山ほどあり、これらは引っ越しの際も捨てずに持ってきました。


ただカセットは劣化がひどいのでいつかデジタル化してCDに保存しておきたいなあ、と思っていたところ、このボイスレコーダーを利用したら見事成功したんです。暇が出来たらライブラリーを作るつもりです。






 要件事実30講、良い本です。この本から読み始めとけば良かったなあ。


緻密過ぎるところがわたし向きです。安心感抜群という感じです。


教科書指定になっている、紛争類型別の要件事実という本は逆に読み辛いです。


 120ページ読むはずが、50ページでダウン。要件事実の最大の難問は、なんでそう言う書き方をしなきゃならないの?という、書くべき事項と書き方です。


 今日は女房とラドン温泉水を汲みに二丈町まで。再三申し上げますが、ここの水で淹れたコーヒーは、ほ、ん、と、う、に美味しいんですよ。


2008年11月1日土曜日

民事救済法

10時半から3時半まで、一気の連続授業。以前別の講義でも聴いた中身が多かったのですが、かなり忘れてて、再理解になってとても有意義でした。
文書提出命令とか相続関係の問題、一部請求と相殺など、聴けてラッキーでした。
なぜか一度も当たりませんでした。わたしの前に座っていた学生も、同じく一度も当たらずじまいで、なんでだろう、と不思議がってました。
 この、土曜日の授業が終わった瞬間が一番ほっとする時間帯です。来週の勉強計画を立てることが出来るんです。
 今年のロー入試は受験者が多かったらしく、激戦みたいです。司法試験の前にまた別の入試を受けなくちゃならないなんて、酷な話です。
 
ローからの帰り、天神にあるWセミナーに寄って本漁り。結局、要件事実30講という本を買ってしまいました。要件事実は赤信号が灯っているので。
 Wセミナーはなんか人が少ない感じでした。あそこは受講生カードがないと本が買えないようになってしまい、すこぶる不愉快です。
週末の残りは要件事実と民法の譲渡担保で終わりそうです。