2010年2月16日火曜日

こんどはディックフランシスまで







ついこの前、ロバートBパーカーが亡くなって寂しいと書いたばかりなのに、今度はフランシスまで。



哀しいです。
記事は西日本新聞より。



本当の侠(おとこ)とはこういうヤツを言うのだ、と教えてくれました。世の中の女性に読んでもらいたい本です。男を見る目が鍛えられます。



マイフェイバリットブックがまた一つ過去に。本当に本当に残念です。



でも、赤毛のアンシリーズのように小説の中の世界はいつまでも生き続けています。フランシスさん、ありがとう。






☆クラスの男から、今年は受け控えしようかな~、という相談を受けました。間に合わないから、ということらしいです。



人それぞれ、良いかもしれません。



わたしはどうか、というと、行政法はなんか行けそうな気がする~、みたいな感じですが、倒産法がまだまだです。



☆民事裁判実務の期末試験の解説を読みました。そして自分の書いた下書きを見直してみました。そしたら何と!80点満点中、70点くらい取れていたみたいです。これは大いに励みになりました。伊藤裁判官からインスパイアされたお陰です。それと和田先生の『民事訴訟法から考える要件事実』という本のお陰です。やっと要件事実が分かった、という思いです。



こんな感じで倒産法も攻め込みたいものです。あとは時間との闘い。

2010年2月13日土曜日

現場検証







昨日切符を切られそうになった場所です。
一枚目の写真の、小川乳業の前にある一旦停止線で止まり、左右を見ました。
すると、右手の方に川が見えました。そこに警官が何人か立っていました。
ちょうど三枚目の写真のスクーターの位置です。
そのときわたしが居た位置は三枚目の写真だと正面の白い家の右側を通る道路を行ったところです。
たしかに一方通行の標識が立っています。けど、どうです?この標識の位置は変じゃないですか?
立てるならコカコーラの自販機の所に立てるべきじゃないでしょうか。この一方通行の標識はまるで小川乳業の敷地に入れとしか見えません。つまり、一目瞭然ではないんです。
これでもしも違反切符を切られていたらわたしは本当に行政法の実践をするつもりでした。
また、わたしがどういう事を警官にしゃべったかは、3枚目の写真を見て想像してください。
どうしても答が知りたい方は、プロフィールのところにヤフーメールアドレスが載せてありますから、クリックしてメールをください。

2010年2月12日金曜日

ビビデバビデブー?

今日はダブルでビビリの日でした。一つは予定されていた恐怖、もう一つは突然の恐怖と、味わいの異なる二つの恐怖に襲われたのでした。


一つめは、期末試験の結果発表の(予定)日だったこと。


金曜に結果が出るという情報に振り回されて、昼過ぎから何度も何度もネットの結果発表欄をクリックしまくっていました。


なかなか出てくれません。そのせいでイライラが募ってしまい、集中力がなくなっていたので午後三時頃バイクを駆ってチャンポンを食べに。そのついでに松島というところにある文房具屋まで。


そこで予想もしなかった第2の恐怖にいきなり遭ったのでした。


※期末試験結果についてはもうちょっとお待ちくださいね。








ビビリました。マジで。


もうちょっとで交通違反切符をきられるところでした。もう、万事休す状態だったんです。なのに、自分でも恥ずかしくて顔から火が出るような言い訳をしたおかげで、お目こぼしをしてくれて放免になったんです。


なんて言ったらいいか分からないくらい嬉しかったです。



バイクが普段走らない小道に入っていくと、道が突き止まりに。突き止まりには左右に走る道がありました。どっちにいこうかな、と逡巡していたところ、右手の方、川べり近くにパトカーと警官4,5人がなんかやってました。

おや?と思い、いつもの好奇心からそっち、つまり右手の方に向かいました。

バイクが警官達の方に近づいたそのとき!警官が二人こっちにやってきたんです。若いのと中年と。

?なんか職務質問してくるのかな~?なんてウキウキしながらバイクをストップさせたところ、若い方の警官がこう言ったんです。

『この道が一方通行だって知ってますか?』って。えええっ~?!

汗がドバーッっと出ました。そんなバカな。

わたしはこう言い返しました。『でも一方通行の標識なんて無かったですよ。』

そしたら、その警官は『では、バイクを押して標識まで行きましょう。』と。

わたしは半信半疑で一緒にバイクを押しながら付いていきました。

そのとき、、、、、、、ここで書いてしまうと相当マズイことになりそうなので、これ以上書けませんが、もの凄い屁理屈を思いついたのです。

それでわたしがそのことを告げると、若い方も中年の方も 一瞬絶句して
『・・・・・・』『じゃあ今度から気をつけて運転してくださいね。では行って結構ですよ』。と。
思わず、『ありがとうございます!』と言って警官達に抱きつこうとさえしてしまいました。
この前免許更新したばっかりで、次は絶対にゴールド免許を取るぞ、と重い決めていた矢先だったので、本当に感謝すると同時に、自分の愚かさにあきれるというか情けなくなりました。
無事解放されてバイクを走らせて現場逃走途中、??という疑念が。『でもあの突き当たりには一方通行の矢印標識なんか無かったよなあ。』と。
それでそのことを確かめるべくもう一度現場に立ち戻りました(警官達に遭わないように)。
そしたら、なんと、確かに標識はあるにはあったんですが、設置場所がずれて居るんです。
私が走ってきた道の一旦停止ラインの目の前じゃないんです。3~4メーター右にずれたところに、しかも標識の向きがなんかあっち向いてホイの方角を向いて居るんです。これじゃあ見落とすのも無理ないよなあ、と確信しました。
それで、ちょうど今行政法の勉強をしているので、さっきの警官達に文句を言いに行って自分の行政法スキルを試してみようか、なんて恐ろしいことが浮かんできました。
ヤバヤバ、おのれはアホか!と、さすがのわたしもこれは止めました。
今度その証拠写真をアップしますね。
ちなみに、警官達とパトカーがなんでそこに居たのかというと、駐車禁止取締をやっていただけでした。

恐怖その2
期末試験結果は、結局真夜中に出たみたいです。金曜夜12時に見たときは未だ出ていませんでした。
それで今朝(土曜朝)開けてみたところ、ありがたいことに全部セーフでした。成績はイマイチでしたが、そんなことはどーでもえー、という気持ちです。
ただ、うれしかったのは、去年落っことされた民事裁判実務が可でなかったことです。伊藤裁判官に感謝。
でも伊藤裁判官って方は、結構イジメキャラだなあ、と思いました。というのも、未だ成績が発表される前に試験問題の答えと解説(と配点)をアップしたんです。
わたしはそれを見ようか見まいかそうとう悩みました。おかげでドキドキ感が倍増してしまいました。仕方なく、妥協して最初の大問だけ覗いてみました。
○×式問題が5問だったんです。そしたら、なんとまあ、とっぱじめの2問が間違っているじゃありませんか!去年も同じような出題形式で、去年は全問正解だったので、暗澹たる思いに落ち込んでしまいました。
この民事裁判実務が不可だったら、再試験は無く、即留年決定なんです。
さっき、バイクでぶらついたのはこの結果を知って動揺が治まらなくなり、心を落ち着かせるためでした。
ですんで、警官に呼び止められた時は、最悪に最悪が重なったドツボ状態だったんです。

ま、終わりよければすべてよし、ということですが、昨日のわたしはメガ台風襲来暴風波浪警報発令中の太平洋の小舟のようでした。

☆さっきクラスの知り合いからメールが来ました。民事法総合演習という必修科目で、3年生100人中、15人!が不可、となったそうです。
厳し~っ。

2010年2月11日木曜日

おーっ、知り合いが!

読売新聞の web記事を見ていたら、わたしの知り合いにそっくりの人物が写っていて驚愕しました。えええ~っ!Kさんじゃないのぅ!って。目が飛び出しそうになりました。
左の記事をクリックしてください。そしたら拡大されて見やすくなります。
このKさん、無類の遊び人ですが人柄は天下一品です。神出鬼没、いろんな所に出かけていってはすぐいろんな人と知り合いになり、酒盛りを始めます。

そうかあ、Kさんはグリーンランド出身だったのかぁ、となぜか納得しました。

 それとほとんど関係ないのですが、この前、理農食堂で一皿60円の小鉢類を物色していたところ、垢抜けしないニキビだらけの女の子がうろうろして調理場の中を窺っていたのです。

 何やってんのかなあ、と不審に思って観察していたところ、おばさんが調理場の中からやって来、その女の子はおばさんに書類を渡しながら何かしゃべっていました。

 中国の留学生で、食堂でアルバイトをするために履歴書を持ってきて渡そうとしてたみたいです。

 わたしがびっくりしたのはその留学生の話す日本語の美しかったことでした。かすかに訛りはあるものの品のある話し方で、必死さも伝わってきましたし、おばさんが何か言うと安堵の表情を浮かべたその顔つきにまたグッと来ました。

どうも、夕方から食堂でバイトをするようです。


 今時の日本人にはお目にかかれないような純真さを感じました。


中国人のアルバイト学生の数はかなり多いです。九大の食堂だけでなく、生協の購買部にもいますし、近所のセブンイレブンやローソンにもいます。

 接客態度があまりよろしくない留学生も多いですが、彼女はなんか一生懸命に働きそうな気がして、こちらも応援したくなってしまいました。


 接客態度と言えば、この前工学部の購買部で500ミリの牛乳を買ってレジカウンターに置きました。すると、係の女性(日本人)が、物腰や態度はとても良いのに、わたしがカウンターに置いた牛乳パックを左手でパタンと横倒しにしたんです。えっ?と思った瞬間、彼女は右手に持ったハンド式のバーコード読み取り器を牛乳パックのバーコードに真上からピッと当てたのです。 

 ちょっとちょっと!そりゃないんじゃない?とムッときました。客が買ったものを、いくら飲み口がカウンターに当たらないからといって横倒しにするのは失礼千万じゃないの?それも自分の仕事を楽にするためにやっているのですから。

横着だし客を大事にする気持ちが欠けているとしか思えません。

 外見、物腰が感じよかっただけ余計にギャップを感じました。
 思い出したんですが、さきほどのKさんと一緒によく中国人留学生たちと酒盛りをしました。中国は本当に広くて、中国人留学生達の中でも出身地が違うと言葉があまり通じないみたいな様子でした。南部出身者は北部出身者の使う子音が発音できないとか言って北部出身者達が南部出身者をバカにしていたこともありました。
 尻切れトンボで終わりそうですが、勘弁してください。

2010年2月9日火曜日

ロバート、B、パーカー、立松和平
















亡くなりました。残念です。最近はこんな話題が多いです。



ロバートBパーカーという作家、ご存じですか?ボストンに暮らす私立探偵スペンサーが主人公のハードボイルド小説を書き続けた作家です。たしかハーバード大学の文学部教授だったんですが、自分が読みたい本当に面白いハードボイルド小説がない、ということで自ら書き始めたんです。

ハードボイルドというのは、自分の行動規範、それも他人から見たら奇異に映るのですが自分では大まじめというか、それこそ全力を上げて自分のスタイルを守ろうとすることです。そして、『ハード』ですから、その規範というのがとても厳しいんです。


どのハードボイルドの主人公にも共通しているのは、本質的には心優しい人格者であり、悪から身を守り社会を出来れば良くしたいと願う良きサマリヤ人である、悪を強烈に憎む、自分のスタイルを堅く守ろうとして特別な人間つまり自分と同じニオイを持つ人間とだけ友人関係を結ぶ、しかしその分絆が深くて太い。常に自分をより高めようと努力している。そんなところです。


これはアングロサクソン族が持っている珍しく立派な資質といえます。フランス人やイタリア人にはあまりいません。ドイツ人には若干ありますがドイツ人の場合ちょっと暗さがあります。スウェーデンにも『マルティンベックシリーズ』という似たようなものがありますが、こちらは警察官なのでチームワークを重視しています。


スペンサーシリーズは何度も映画化されたりドラマ化されましたが、やはり小説が一番です。今思い出しました。恋人スーザン、相棒の黒人ホークがまた良いんですよ。

わたしのハートにグッと来る小説でしたのでかなりショックです。


そう言えばこの人の別のシリーズで警察署長シリーズというのがあります。

アメリカでは2時間ものでドラマ化されました。4本くらい作られました。これはスゴク良いです。主人公を演じているのがこれまたわたしの好きな俳優、トムセレックで、雰囲気が素晴らしいです。ハードボイルドの味が結構出ています。
もう一人、わたしがとりわけ好きなのが、イギリスの競馬シリーズを書いているディックフランシスです。わたし、かなりのイギリス好きなので、このシリーズはほぼすべて読みました。ジスイズハードボイルド、です。競馬というタイトルがついているのが災いしてみんなギャンブルの競馬ばかり想像しますが、実は競馬界を巡る人々、調教師とか騎手とか馬主とか獣医とかの様子がよく分かる、とても面白いシリーズです。しかも大抵は障害競馬という、怖ろしいレースの騎手が主人公になります。なので落馬して大けがをしたり、あるいはわざと落馬させて殺そうとしたり、と、スリリングです。

なんか、果てしなくだらだらと続けてしまいました。そうそう、ハードボイルドにほぼぴったしのイメージの人がいました。高倉健さんです。あの健さんがちょこっと緩やかになった感じです。

 一方、立松和平さんの訃報には驚きました。ついこの間まで元気に山や村を歩き回っていたのに。楽しくて充実した人生だったような気がします。うらやましく思いました。

☆今日はなんと22,7度!春も終わり、みたいな天気で、暑くて暑くて。机に座っていたらじわ~っと汗が背中を伝わっていきました。

おかげでずいぶんと気合いが入りました。4月下旬のシミュレートが出来ました。


☆文系校舎の紅梅白梅が見事でした。


追:レイモンドチャンドラーはロスを舞台とした私立探偵フィリップマーロウを創り上げました。そしてあの有名なセリフ『男は強くなければ生きていけない、男は優しくなければ生きていく資格はない』が生まれました。
ハードボイルドを見事に言い当てています。


If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.
                   Raymond Chandler

2010年2月8日月曜日

読み違い


行政法の勉強でとんでもない読みミスをしていました。そのため4時間ロスしました。

行政訴訟法に『申請に対する拒否』という条文があります。

わたしはこれを、市民が役所に申請をしたところ、役所が申請の受付を拒んだ、と読んでいました。ところが正しくは、市民が申請したのに役所がその申請にOKを出さなかった、という意味でした。

例えば、公立の保育園に入園させてくれ、というのが申請で、NOだ、入れてやらない、というのが拒否です。

ところがわたしはアホなことに北九州市の生活保護申請拒絶の事件を想像してしまったんです。生活保護を申請しに役所に出かけたのに、役人達がわざと申請をさせないように企んだため、結局餓死してしまったという事件でした。

 わたしが非常識なのでしょうか、それとも条文が良くないのでしょうか。


☆恥ずかしながら今日はわたしの誕生日でした。女房とお袋さんがお祝いをしてくれました。実家からも電話が。内心、そっとしててもらいたかったです。この歳になると誕生日は苦痛ですからね~。

でも心遣いには感謝しています。


☆今日の暖かさには焦りました。もう時間がない!って。

なぜか静か


今日のローは人が少なくてなんか変な感じでした。

今、行政法を勉強しています。いろんな行政訴訟の類型があって、頭が混乱しました。家に帰って、宇賀先生の教科書、例の、ぎっしり詰まっていてあまりのボリュームにうんざりする本ですが、その本を期待しないで読むと、あらま、わたしの疑問点がちゃんと書いてあるじゃありませんか。

ローに入ったときに買った本なんですが、今になってやっとこの本の良さに気づきました。

 毎日勉強することが出来る生活に感謝しつつ、朝型生活確立のため、早めにお休みさせていただきます。