2011年6月10日金曜日

玄海原発再開と村上春樹さんの受賞


佐賀県唐津の先の岬に玄海原発があります。
ただいま停止中。昨日、あの経産省の原子力安全保安院がやってきて、玄海原発は安全だから再開してくれ、と佐賀県知事と県議会に申し込みをしました。
知事と議会は抵抗しています。ただ玄海町長だけ条件付同意しました。
保安院に尋ねたいです。あんたら今度はどんな想定をしているのか、想定外の事実ってあるのか、って。
たとえば、もしも飛行機が墜落して原発に落下したらどうするのか?そういうのは想定外なのか?でも現実にはあり得る話です。かつて九大の原子力研究所の原子炉建物真横に米軍のジェット戦闘機が墜落したことがあります。
ですから、そんなの起こりっこない、と言う想定まで想定内にしておくべきです。
この原発が爆発したら福岡市までたった40キロ、コワイです。
ですから何が何でも原発廃止を。
福島原発から365キロも離れた静岡のお茶から基準値越えのセシウムが検出されたんですよ。
静岡の主婦がテレビのインタビューに応えて、『福島だけの問題じゃなくなりましたよね』と言いました。全くおどろくべき発言です。
福島原発放射能漏れの問題は日本全土が滅びるかどうかというまことに国家存亡の危機と言って良いほどせっぱ詰まった問題なんです。対岸の火事みたいに考える人がいかに多いか、こっちがびっくりします。なんてナイーブな国民なんでしょう、日本人は。
しかもこの切実な問題を正面から取り上げているテレビ局はTBSとテレ朝くらい、あとはBSの『愛川欽也のパックインジャーナル』、毎日放送ラジオくらいです。

それから、玄海原発再開の同意対象がなんで近隣自治体だけなんでしょうか。
半径80キロ以内の全ての自治体とその住民の同意まで広げるべきでしょう。だって被害がそれくらいまで広がるからです。
また、国会は内閣の責任ばかり追及してますが、そもそもこんなことになったのは経産省の原子力安全保安院が東電の監視を怠ったからなのだから、国会は猛烈に原子力安全保安院の責任を追及しなければならないはずです。また、事故を防げなかった原子力関連法律を制定したのは一体どこのどいつか、胸に手を当ててよ~く反省しろ、と言いたいのです。
政争ばかりやってる政治屋どもは全員有罪です。

    




















村上春樹さんが反原発を貫かなかったご自分を反省していました。
わたしも同じ思いです。
関東地方では所々でセシウム濃度が高いところが出ています。
武田教授が仰るように、ホットスポットの表土を削り落として福島に持って行き除染すること、これが今一番緊要な仕事だと思います。グズグズ悩んでいる場合じゃないです。
関東のみなさん、デモ行進をして政府を急かしましょうよ。
山本太郎さんのような人がもっともっと増えて欲しいです。



☆とかなんとか言ってますが、今のわたしは金曜か土曜に届く短答の結果通知のことでぐしゃぐしゃです。足きりクリアしていないと一巻の終わりですが、たとえクリアしていても点数が悪ければ最終合格が危ういのです。足きりクリアした受験生の短答平均点がとれたかどうかも心配です。
さっき正午頃郵便受けを見に行きました。まだ届いていませんでした。ヤレヤレ。

☆☆画像をダブルクリックしていただくと最大に拡大して読めるようになります。

2011年6月7日火曜日

問題文にミス?

刑訴法の論文問題について法務省が実質的なミスがあったことを表明し、訂正陳謝しました。


実は試験中、オヤッ?と思った箇所でした。問題文を読み返したときに発見したんです。なんで違う人物がここで出てくるのか、と訝しみました。
そこでわたしは『あ~っ、あの論点か!シメシメ』と、思いっきり食いついたのです。

ところが、今日、法務省が、あれはこちらの勘違いでした、なんて訂正を出しちゃいました。

そりゃないよー。ちゃんと問題文を読んだ受験生の方がハンディを負ってしまうなんて。

人の人生を決める試験に大チョンボをするなんて!それが法律の文言を一言一句大切にする法務省のすることですか?

この、刑訴法の問題は、問題文そのものが長大な上、事実関係が複雑で登場人物も多く、論点もやたら多いのでとても2時間で書ききることは無理です。

ただでさえそういう状態なのに、問題文の中で登場人物を間違えて出題したのですから、これはもう重大犯罪です。
謝って済む領域を超えていると思います。だってその後には勾留やら取り調べやら証拠能力やら伝聞やらの論点がウジャウジャと待ちかまえているので本当はさっさとクリアしなければ間に合わない場所だったんです。
法務省は一体どうやって採点をするのでしょうか。
またしても気が重く胃が痛くなりました。

こうなったら受験直前期の気力でもって行政法と倒産法をマジマスターしないと。

☆ペルーのフジモリケイコ候補の敗戦の弁は立派でした。彼女の堂々とした振る舞いに武士道精神を見ました。
☆昨晩のTVタックルで、原発被災地の被災者のみなさんが国会議員をけっ飛ばしたのが痛快でした。
国会議員は何もやっていない、と痛烈に批判したのです。スタジオに居た原口議員は青菜に塩でした。
また、武田教授が唱えている、汚染地の表土を削り取って福島原発に持って行って(東電と国の費用負担で)除染するべし、という計画を国会議員たちがさも当然かの如くパクったのが良かったです。
誰が言い出したかは問題ではありません。汚染土壌を除染するのは当たり前だ、という意識を政治家が持つことが出来れば行動に出るのも早くなるからです。
管内閣の無能振りもヒドイですが、国会は輪を掛けてヒドイです。
何千億かけてでも除染を完遂させるべきです。

2011年6月6日月曜日

連チャンで












































































土曜日曜連続で飲み会。



土曜日



平均年齢50歳代のおっさん会



気心の知れた仲間と久しぶりに盛り上がって気持ちが楽になりました。



KSくんの自宅で6人がいろんな酒とつまみを持ち寄り、フーテンの寅さん系の遊び人で飲み助さんのKNさんが台所で真剣に魚をさばいて美味しい肴を造り上げてました。


ビール、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、純米吟醸、焼酎、そしてスコッチのマッカランまで。


25年間ちっとも変わらぬ楽しい飲み会でした。変わったのはみんなの外見だけ。




日曜日



ローの仲間で豪華な宴会。



まこと家という舞鶴にある魚とお酒が美味しい店で修習生Iさんの呼びかけで4人の受験生が集まりました。



またしてもIさんにお世話になりました。感謝。




受験生の一人Kさんが神戸の実家から福岡に遊びに戻ってきたのでみんなで飲もうということに。



久しぶりに会って話が出来、また楽しかったです。自宅で一人で勉強していたそうで、精神的に苦しかったと言ってました。分かる分かる。わたしも1ヶ月間自宅に籠もっていて気が狂いそうになりました。



4人の受験生のうち、2人は答案を再現したそうです。苦しかったと言ってました。自分のしでかしたミスを自ら暴く作業を7科目全部やり終えるというのは、もう、偉い!と言うほかありません。頭が下がります。



去年受かった修習生は、去年の受験後ひたすら忘却に努めたと言ってました。彼が言うには、2科目だけ2塁打が打てれば、後は凡打でも受かる、と言うのです。同意します。ですが問題はどれが2塁打でどれが凡打か自分では分からないということです。


そのIさんも、これは出来た、2塁打打てた、と答案を書いた直後に確信した2科目の点数が、意外にも悪く、逆に、これはヤバイなあ、としょげてた科目が良かったと言ってました。



ご自身で分析したところでは、知ってることを吐き出した答案は点数がイマイチで、逆に現場で悩んで仕方なく自分で考えて書いた答案が結果的に良い点数になった、ということだそうです。



それから、とにかく答案は事務処理能力が必要で、日頃から過去問を85分で書き上げる練習をしてた、ただ、答案構成は緻密である必要はない、とも。仰るとおりです。




同席してたYさんという受験生も、辰巳の答練では問題文を見たらすぐに論点が全部分かるけど、本試験ではそうはいかない、だから本試験は難しい、と言ってました。Yさんは辰巳から、再現答案を書いて有償で渡してくれ、と依頼を受けた人物です。ということは辰巳答練で上位だったということです。




こうやって受験生仲間と交流が出来、また新たに頑張ろうという気持ちになれました。感謝。




☆その、まこと家という店では高級な純米吟醸酒が飲み放題なんですが、3種類くらい飲み比べたうちで、福岡の地酒『桜霞、さくらがすみ』というお酒が一番美味しかったです。他にも青森の『ねぶた』とか『〆張り鶴』なども飲んでみました。けれども桜霞が断然美味しかったです。爽やかで上品で澄んでいました。




ネットで検索してみましたが残念ながら詳しいことはわかりませんでした。




☆☆この前アップした、最近感動した受験本のリストを知りたいという奇特な方は abmtak@gmail.com



までご連絡ください。短答結果がどうであれ、今すぐ勉強を始めないと、という気持ちになりました。




誰かのブログに書いてありましたが、2回目3回目受験生の失敗は、発表までまともに勉強しない(できない)ことだ、と。肝に銘じます。























2011年6月3日金曜日

短答試験結果が

上の文書を左クリックしていただくと画像が大きくなります。
ある受験生ブログから無断借用しました。すんません。


今日法務省が発表しました。足きりは210点でした。去年よりも5点下がっています。そうすると足きりをクリアした人数は増えるはずなのに、逆に若干減っています。
足きり点が下がったことは大歓迎。
でもでも、わたしまだ自己採点しておりません。マークシートに性格に記入出来たかどうかが不確かなのが主な理由です。
どうせあと10日後には通知が届きます。それまでは必死で民事再生法の実務本を読み込もうと思っています。それと刑訴の捜査を事例ごとにカード化しようと思ってます。
その後は会社法の条文を自分の血肉にしようと。

今朝またしても悪夢にうなされ夜明け前にガバッと起きてしまいました。ウウウウウウウ、、、、、。
この悪夢をバネに、歯を食いしばって勉強するのみ。

☆鳩山氏の土壇場寝返りうっちゃり技は相変わらず冴えてました。鮮やかなる宇宙人振りにかえって爽快ささえ覚えました。
小沢一郎さんもまた、後一歩でチャンスを逃すという得意技を披露してくれました。
わたしの意見ですが、小沢さんは政治技術は持っていても政治哲学が無いのではないでしょうか。
この国をどういう国にするべきかというビジョン、国民の幸せとは一体何か、が無い。
政治家とは究極のボランティアであり、進んで自己犠牲を実践する者だと思います。
真剣に政治に実を捧げたなら身も心もボロボロになるはずです。
毎日毎晩苦しんでいる国民のことを思って眠れない日々を送るはずです。全知全能ではない以上、他人の叡智を求めて様々な専門家に教えを請うはずです。ですからいつも自分の不徳の致すところを噛み締め、自然に謙虚な人間になるはずです。
小沢さんの地元、陸前高田では、避難所に一度も小沢さんが激励に来なかったと言って憤慨しているお年寄りがいました。
つくずく仁と義の無い人だなあ、と感じました。
大体、野党自民党を利用して自分が権力を握ろうという発想が間違いです。

☆原口さんもみっともない。小沢さんに与しようとした連中の豹変振りもまた見事といえば見事でした。
☆☆戦後政治で最も情けない内閣不信任決議でした。

☆☆☆最近本屋さんに行って驚愕。もの凄く良い本の出版が目白押し。チクショー!これを試験前に見ておけば、というのが何冊もあって歯ぎしりする思いでした。

2011年6月1日水曜日

武田邦彦 (中部大学)本当はテレビは危険を知らせるのだが

わたしのお気に入りの学者さんです。
以前、ペットボトルのリサイクルは無意味であり、また地球温暖化とCO2とは関係がない、と言い切ったことで一躍有名になりました。
わたしは前々からNKHが偏向報道、自前の検閲をしていると腹を立てていました。どんなに悲惨なことでも事実であるならそのままを放送するべきであり、NHKが勝手に取捨選択してはならないと思っていました。
ところが中には国民の不安をいたずらに煽るのは良くないから穏やかな映像だけを流すNHKの姿勢は良いことだという人がいました。
信じられません。国民はそんなにバカですか?まるで上から目線そのものではありませんか。
原発事故の詳細、本当の真実を追究して報道しようという真の報道がないのです。
これでは中国の国営放送となんら変わりません。
武田先生がお怒りになるのはもっとも至極です。

また、この前書きましたが、俳優の山本太郎さんの素晴らしい生き様をどのテレビ局も一切報道しません。これでは日本は本当に滅びます。
東京人よ、東北人よ、なんでデモをしないのですか。なんで東電や国会に押しかけないのですか?

わたしは学生時代、一度革マル赤ヘル達と対峙して防衛戦の前線に立った(立たされた)ことがあります。怖ろしくて膝が震え、赤ヘル出て行けと叫ぶ自分の声がうわずっているのを止められませんでした。
当時の京大はまだまだ赤ヘル達と民青、あるいは赤ヘル同士の対立抗争が燃えさかっていました。
真面目に社会改革を考えた学生は民青に加入せざるを得ない状況でした。
わたしはノンポリのまま逃げようと思っていたのですが友人達の真剣な行動に感化されてしまい、3年間くらい民青に加入していました。でも入った後は共産党のヒエラルキーの惨さにすっかり幻滅しましたけど。
それで名前だけの幽霊会員だったんですが、ある時友人から、学生集会の防衛隊員が足りないから加勢してくれと頼まれたんです。イヤでイヤで仕方がなかったのですが、愚かにも義侠心というか、ここで逃げ隠れしたら男が廃る、などとつい思ってしまい、イエスと言ってしまったのでした。
そこで、熊野神社にある教育文化センターという場所で学生集会が開かれ、わたしたち数十人が建物前の歩道でスクラムを組んだんです。
道の向こうには赤ヘルたちがこれまた同じ人数くらいで角材を持って集結していました。
そしてやや離れたところに警察の機動隊が盾をもって様子を見ているという、三つどもえの緊張関係が。
あのときは、本当に怖ろしかったです。だって友人の一人はその2年前に大学構内で赤ヘル達に鉄パイプと角棒で殴られ瀕死の重傷を負って顔も風船みたいに腫れてしまったんですから(ちなみに彼は5年生で司法試験に合格、殴った赤ヘルの一員だったヤツも7年生で合格!ヒドイ)

☆デモという言葉でとんでもない方向に話が行ってしまいました。
でも!?今の政治家が国民を救えないのなら国民自身が行動するべきではないでしょうか。
ボランティア活動は崇高な行いです。ならばそれよりももっと低次元の行為ともいえる自分たちで自分たちの国を動かす、という行為を行えないはずがない、と思うんですが、どうでしょう。
みなさん、よければ武田先生の主張を一度聞いてみてください。
武田邦彦 (中部大学): 科学者の日記110601 本当はテレビは危険を知らせるのだが

☆☆昨日知り合いの女性受験生とサイゼリアでお茶しました。その人によると、辰巳の西口講師という人が今年の短答試験問題を自分で解いてみたそうです。その結果、普段なら280点オーバーの自信がある人でも、今年の公法系の難しさは尋常でなく、今年は210点位しか取れないことにもなりかねない、と言ってたそうです。伝聞ですが、ややホッとしました。

☆☆最近、グーグルのwikiというソフトをダウンロードしたのですが、これがとても便利なんです。
 あとでもう一度参照したいサイトをこのwikiでボタン一発で自分のブログに落とすことが出来るんです。
武田先生のブログもボタン一発でOKでした。

2011年5月28日土曜日

放射能汚染・・・・台風2号

この問題について多くの民法とNHKは殊更に無視しようとしているとしか思えません。

中でほとんど唯一、地上波で頑張っているといえるのがTBSです。

武田邦彦教授のブログによると、すでに埼玉県の幼稚園の運動場からも基準値ギリギリ、幼児対象だとオーバーの数値が出ているのだそうです。


今日、俳優の山本太郎さんが原発反対発言をしたとの理由で出演を断られ、事務所にも迷惑をかけたとして事務所を辞めたという記事が。


偉い人です。本当に尊敬しました。彼はこの前福島県の父母たちが文科省に年間20ミリシーベルト基準を引き下げよ、と講義に押しかけたのを共にしたんだそうです。


これがアメリカだったら国民から賞賛される俳優ということになるはずなんですけど、どういうわけか日本ではマスコミが黙殺しているようです。


彼の気骨に惚れました。他の芸能人や文芸、マスコミ関係者も立ち上がって欲しいです。自然エネルギーにもっと予算を投入するべきです。


現にソーラー発電が、板でなく塗料で出来るようになっています。その塗料をクルマに塗ると2~3時間太陽に充てたら10キロメートル走れるんだそうです。スゴイ!夢のようなことが現実になりつつあります。大体、原発がなければ電力量は賄えない、なんていうのも本当かどうか疑わしい物です。将来自然エネルギーが原子力に取って代わることはあり得ない、なんて電力会社が言ってるのも眉唾ものです。電力会社は自然エネルギー開発を陰湿なやり口で妨害してきたという開発者達の手記がいくつも出ています。


3月中はこの放射能問題がわたしをもの凄く悩ませました。東日本が人の住めない地域になってしまった、と思ってました。自分はこれからどうやって残った西日本で生活を立てていくのか、東京が無くなった日本はどうなるのか、と心底心配しました。


でもそれは部分的には真実になりつつあります。神奈川のお茶がセシウムに被曝したという記事を見るに付け、何故東京の人たちは大騒ぎしないのか、デモを打って国会に行進しないのか、また、国会議員は放射能被曝について何故なにもアクションを起こさないのか、謎です。


スピッツというバンドのリーダーが津波と放射能の問題で心身症のような症状を起こして入院したそうです。ネットでは笑い物になっているようです。ですが、彼にもの凄く共感します。今この瞬間でも放射能問題を考えただけで心臓がドキドキしています。


チェルノブイリでは年間5ミリシーベルトを越える地域の住民は強制退去させられたのですよ。それが日本では年間20ミリシーベルトまでは『大丈夫!』と、誰か知らないけど政府の役人が言い出しました。これでも心配しない日本人って、おかしくないですか?


また、福島原発では破損した原子炉に対して風雨対策は何も取らないと東電は言ってます。マジで?


自民党は管総理の不手際を攻撃してます。ですが、自民党でしょ?原発をここまで危険にさらし続けてきたのは。それから、仮に管を引きずり下ろすとするなら、自分たちはこれからの原発問題をどのように対処するのか、そのビジョンを国民に明らかにするべきでしょう。それがないまま管降ろしばかり叫んでもこの国は良くなりません。


東電は債務超過がはっきりしています。損害賠償金が巨額に上るからです。そうだとすると倒産状態になっているということです。ならば債権者たちは債権の全額取り立てができないということになります。ですから枝野官房長官が言った、金融機関の債権放棄は間違っていないと思います。与謝野大臣の方がおかしいです。


今日、たかじんの委員会を見てたら武田先生が堂々と陣を張っていました。この先生、しゃべりがスゴク上手いです。なんでかなあ、と分析してみたところ、具体的なんですよね、中身が。数字、比較、具体例、具体策がポンポン出てくるんです。よっぽど頭が良いんだなあ、と感心しました。


そのせいか、右翼言論人たちが武田先生の説明に引き込まれていました。すなわち、福島で起こったことの責任論は後回しにして、まずは福島の土から放射能汚染を取り除くべし、表土を数センチ削り取って福島原発に運ぶ、そこで土を除染装置を使ってきれいにする、そうすれば回復まで30年掛かるところを1年で済ますことができる、と。なんとも前向きで分かりやすくて希望溢れるアイデアじゃないですか。素晴らしい。


今年の受験は後にも先にも想像を絶するものでした。自分の将来への不安と日本の将来への不安とが同時に降りかかってきたのですから。


2チャンネルを見ると、被災地仙台会場では結構受験生が居たとのことです。う~ん!凄すぎる。遠い九州にいるわたしですら平常心でいられなかったのに、仙台で受験した人たちの勇気にはカブトを脱ぎました。



☆ローに通っている後輩から、授業の課題提出を手伝え、と頼まれ、イイヨ、と受けた課題がかなり今年の本試験問題と似ていたのでまたしても胃が痛くなってきました。トホホ。


☆今外は強風が。窓がガタガタひゅーひゅー鳴っています。気温も低めで、フリースを着込んでいます。




2011年5月23日月曜日

1週間以上が経ち

田舎に帰るとやっぱりホッとします。85歳と86歳の両親、下の兄夫婦が居ます。

それとコーギーの雑種、チャコも。

毎晩試験のことでうなされ続けています。問題と自分の書いた内容が突然パッと浮かんできます。

終わったことを振り返っても仕方がないのにしつこく迫ってきます。昨日も田舎からの帰り道、クルマの中で刑法の短答問題が浮かんできました。途端に体中が冷え切ってしまいました。

今朝は民訴の論文問題が・・・・・・ううぅ・・・・

もしも今年もダメだったら、来年が最終です。そう思うと今すぐ弱点領域を潰さなければ、と早やくも焦り気味ながら前向き的思考が芽生えつつ、逆に今年あれほど苦しんだのだから来年は今年以上の極限の恐怖に襲われることは間違いなく、そうだとすると何が出ても対応できるように準備するなんてことは至難の業で、そう思うと気が遠くなってしまいます。

その一方で、今年の問題、他の受験生たちはどれくらいできたのかな~、との疑念も。

民法や刑訴のような複雑かつ果てしなく続く問題文、読んで理解するだけでも大変なのに、最後まで書ききれたんだろうか、とか、行政法や民訴のように、受験生に今ここで考え抜いて結論を出せ、決断せよ、なんて血の気が引くような問題を短時間で解答できたんでしょうか。

もしも今年ダメだったら一体どうしたら良いのか、、、、、、

☆ここまで書いて一旦停止しました。
その後おそるおそるネットサーフィンすると、大阪の弁護士さんのHPに、受験生が受験後フラッシュバックに悩まされること、どんな合格者でもいろいろと失敗を重ねている、との記事が出ていて、フーッと息をつくことが出来ました。

☆今年実際に受験した数は8700人ほど。去年が8100人ほど。合格率は、今年も2000人受かるとして21%だそうです。この合格率が高いのか低いのか、何とも言えません。