2007年9月30日日曜日

福大ロー入試











疲れ果てました。へろへろです。




二日間で、小論文2時間、面接試験(裁判員制度について長所と短所を言え)、憲民刑刑訴民訴計9時間の論文。
2ちゃんねるでみると、皆面接でしごかれたみたいです。わたしの場合、自分の言いたかったことが言い切れなくて、試験官が、結構です、と言ったとき、えっ?もう終わりですか?と口から出てしまいました。試験官は、一人あたりの試験時間が6~7分ですので、と。残念。もう少ししゃべりたかったのに。



司法試験論文試験と同じ疲れを感じました。でも、受けて良かったです。戦闘現場で実戦に臨むって、どんな愚か者でも目が覚めますね。




やはり、事前の準備の重要性を深く認識しました。




それと、今回は、2問で3時間の試験で、司法試験は2問で2時間。この1時間の差はすごく大きい。




言いたかったことは、司法試験論文の2時間がいかに異常に短すぎるか、ということです。絶対に足りません。実力を発揮する間がないのですから。これこそがすべての元凶だったのだとわかりました。




あんなに短いと、考える時間が全くない。だから、現場思考なんて無理無理。だもんでみんな暗記に走らざるを得なくなったのです。馬鹿野郎、法務省、それから、試験委員だったへぼ学者ども。




しかしこうなった以上、答案フォームを身につけるしかない、と確信しました。本当に本試験は間違いなく時間が足りません。まったく間違った試験です(でした)。




今回、福大ローの受験生は約154人、そのうち、法律論文試験を受けた既修組は37人。




多分、そのうちの6人程度しか既修に受からないでしょう。




未修者だと90人近く受かるのでは。




けなして悪いのですが、建物は貧弱な感じ。九大の一般校舎ですら備え付けてあったウォシュレットがありません。




やはり、小さなロースクールの限界なのでしょうか。エネルギー溢れる熱気みたいなものが足りない感じでした。西南もそうでした。




それにしても、入学試験を受けるという体験はなかなか得難かったです。




勉強しなくちゃ、やるで~という気になります。感謝。




写真は、
福大ロー、
藤崎にある100円たこ焼き、6個で100円。
今宿という、福岡の西にある街の鯛焼き屋、めっちゃおいしいです。皮が薄く、ぱりっともちっとしてて、中のあんこの甘みがしつこくなくてがぶっとかじるとボリューム感はあるけど口の中でさらりと溶ける感触。
それと、牧のうどん、正直イマイチ
そして小戸ヨットハーバーの夕焼け。

昔、金曜洋画劇場の冒頭、ニニ ロッソのトランペットが流れてくるシーンを思い出しました。
解説は荻昌弘でしたねえ。

2007年9月27日木曜日

意味のない緊張











今週土日に福大ローの入試があるので、きのう下見をしてきました。バイクを止める場所探しです。




久しぶりに法律答案を書くことになり、5年間論文試験から遠ざかっているので




すごい(いやな)緊張感に包まれています。




受験通知を見ると、既修者希望は45人くらい、あとの105人くらいが未修者希望です。




既修者は去年は8人合格、今年も同程度か。未修者の合格者は去年は81人。
不思議なんですが、東大京大などでは既修者のほうが2倍多いです。九大は半々。
ところが西南福大では既修は圧倒的に少ない。本当に、なんでだろう?
ひょっとすると、既修入試でだめでもその人は未修枠で合格させるのかなあ。
もしそうなったら、行きません。ばかばかしい。3年もかかるなんて。




憲民刑民訴刑訴の5科目。一番こわいのが民訴。で、今は民訴ばかりやってます。ただ、一行問題風ではないんで、少しは楽かも。








というわけで、ブログ作成は、今週はこれでお休みさせていただきます。




日曜夜、顛末をご報告いたします。








載せたくなるような写真が底をついてきました。
上から、吉野ヶ里の山茶花の湯、眺望抜群。風呂上がりに見たい景色としては、久住高原ロッジの温泉の次にあげたいです。
つぎは、家族の会話に加わろうとしているチャコ。
その下は天神にある屋台。いつも載せる中州の川端の屋台よりも居心地良いのでは。ただ、博多の人間は意外に屋台に行きません。理由は、高いから。
一番下は、中州の川、那珂川の遊覧船。先月撮影したやつです。
遊覧船の中で、食事と酒を楽しみます。値段高そう。川向こうに見えるお店も高そう。
 わたしのふるさと、日田の三隈川の遊船は、それはそれは情緒があって最高です。
本物のたき火を焚いて鮎をおびき寄せ、鵜匠がたくみに鵜をあやつる鵜飼を見ながら三味線太鼓で
船上宴会を開くのです。小さい頃祖父と乗ったことがあります。船の上はわくわくしました。
今思うと、千と千尋の神隠しの中の街や湯屋の雰囲気がありました。

2007年9月25日火曜日

誰か助けてくれ~







と、甘ちゃん根性丸出しにしてしまいました。



みなさんからの励ましのコメント、ありがたくちょうだいしました。遠く離れていても、心はつながっているんだなあ、インターネットの良さを再発見しました。ブログやってて本当に良かったと思います。






今、民訴の勉強をよたよたよぼよぼと、日暮れて道尚遠しといった感じでやっとります。



去年と比べて、ちっとは身についたような気はします。何の議論をやっているのか、位は分かるようになりました。



しかし、定義趣旨要件効果がずばっと出てきません。えーとぅ、なんやったっけ、てなもんです。



これじゃあ答案は書けない。



先日の西南の入試で改めて実感したんですが、現場の短時間での処理能力の重要性は計り知れない。思い出そうなんていってたらもう遅い、と思いました。



つまり、民訴はまだまだだなあ、と弱気になった次第です。






今わたしの周りには、一緒にロー入試を目指す人がいません。それも孤立感の原因かも。



いかんいかん、建設的、目的的な思考をせねば。


孤独に強くなれ。



写真下はチャコ、宇佐在住。

写真上は知り合いの弁護士事務所内。美女だらけですょ。






2007年9月24日月曜日

四面楚歌







ここんとこ、精神的にきついです。



家庭面、財政面、勉強面、年齢面、などで再び落ち込み気味。



またしてもマイナス病原菌に感染しつつあります。



つい愚痴が出てしまいます。






私大のロースクールに合格しても、先立つものがないため、ちょっと立ち往生してます。



合格しても10月中に数十万円払い込まなければなりません。



おまけに西南も福大も、既修者は5人位しか取りません。



もしも未修になったら3年かかります。



望みは九大、去年は既修も未修も58人。こちらは11月末に試験。



入学金も2月はじめまでに納めれば足り、資金獲得活動も先延ばしできます。
ただ、行政法が試験科目にあり、ちと大変。






というわけで、今週末にある福大ローの既修者試験(小論文も面接もあり)は、ややパワーダウンしてます。



もちろん、既修者試験でダントツの成績を出せば、もしかして特待生として一切の費用免除があるかもしれません。でもそういった記述はみあたりません。どんな合格者も費用の先払いが必要みたいです。



 しか~し!



決心した以上は気合い入れて受けてきます。マイナス思考撲滅!退散!です。



こうやってブログに書いてみてなんだかすきっとしました。



みなさん、どうもご迷惑をおかけしてすみませんでした。くだらない愚痴を読ませてしまって。






人生アグレッシブに生きなければ楽しくないですね。



こうなったら狂ったもん勝ち、です。






最近の写真ストックが切れてきたので、少し古いやつを載せさせていただきます。
上は姪浜、めいのはま駅、地下鉄がJ地上にあがってR筑肥線になるところです。唐津方面へ。
真ん中は、室見川を上流に向かって、つまり南向きに佐賀方面の背振山脈をみて撮ってます。
団地左にわたしの好きないいもり山がぽこっと立ってます。
下は、渡辺通にある因幡うどん。最近、麺が冷凍麺になったといううわさがあり、真実だと思います。麺がとろとろに柔らかいのが良かったのですが、今はなんだか硬いです。



2007年9月23日日曜日

西南ロー入試







受けてきました。150人くらい。私よりもおっさんがいました。多分100人くらいが合格し、実際に入学するのは50人強。その内で2年コース、つまり既修者コースはたった3人くらい。その既修者を選択する試験は来年2月。



20ページほどの資料(本や新聞の切り抜きの集積)から、自分があるべき博物館委員会の委員長として委員会のたたき台になるような意見をまとめよ、という問題。



3時間、答案用紙は司法試験用より多少多いくらい。



時間が足りず、ひやひやしました。



個人的には不満足、ただ、相対的には悪くはなさそう。相当の訓練が必要だと感じました。



事務処理能力を見たいのか、読解力か、何を求めているのかやや不明でした。



後で考えると、新司法試験と同じく、論点抽出、分析、まとめ、論理一貫性、時間内処理能力の全てが必要でした。要らなかったのは法律知識だけ、という感じ。






試験が始まって5分ほど経ったころ、どこからともなくすごいイビキが聞こえてきました。みんなが辺りを見回していました。私の右後ろにいたおっさんが寝てたんです。びっくり仰天でした。イビキは3分ほどでやみました。



しかし、資料の量が膨大なため、全部読まなきゃと思ったとき、ウッときて、読む前から疲れ果てる心境にはなります。



年齢的には、私位の年の者は5人ほど、あとは女性が多かった。



驚いたのは、答案を鉛筆で書いても良いと言われたことです。



それと、答案用紙の書き方がわからない人が結構いました、つまり、A3の紙の真ん中に縦線が入っていて、その両側にそれぞれ横線が24本引いてあるんです。まず左側半分から書き始め、下まで書いたら今度は右側を上から書き下ろしていく、という当たり前のことがわからないひとがいるんです。これにも驚きました。つまり、旧司法試験を全く知らない人が多いというわけです。うーん、どっちがやばいのか?






来週は福大、法律の試験と面接、二日続きであります。こっちはマジきつそうです。






写真は、西南学院大学のキャンパス、松林の中に建物があり、雰囲気いいです。
それと、この前とった洋風居酒屋の前を今夜も通りがかったので、三脚で撮りました。

2007年9月21日金曜日

補助参加







今日も暑かったですね。まだツクツクホウシが鳴いてました。
きのうの法律問題についてさっそく鳥取の住人さんから熱いご報告をいただき、非常にうれしかったです。
 民訴って、極端な科目です。精緻なところとアバウトなところ、ラフなところがはっきりしているんです。
基本的にはとても精密な法律学だと思います。民法に匹敵するような重厚な気がします。
しかし、補助参加のように議論が固まっていないところもたくさんあり、堅牢さという点では弱さを感じます。
多分、条文が少ないからでしょうか、民訴みたいに学説がリードする科目は理屈が先行してしまいがちで、砂上の楼閣っぽいです。
ここでちょっとわたしがこだわっていた疑問点をお話します。
それは、たとえば『賃貸借終了に基づく建物引渡し請求』における訴訟物は何か、というと、旧訴訟物理論では『』の中全部です。
しかしながら、旧訴訟物理論でも、既判力の及ぶ範囲は『建物引渡し請求』だけで、賃貸借終了の点に既判力は及びません。理由中判断にとどまるのです。
それがなぜなのか、疑問でした。
今はなんとなく理由がわかります。
今日は、面白い話ができず、申し訳ありません。
最近とても気になるのは、自転車に乗っている人間がなぜか車道を右側通行することです。
年代性別に関係なく。
こっちがバイクで道路の左端を走ってると、正面から自転車が向かってくるんです。
なんで?
馬鹿じゃなかろうか、と思います。どういう感覚なんでしょう?
写真は、先日のフレンチ・ガレの追加、室見川の夕方、シェパードらしき犬を川に泳がせているおじさんののんびりした様子が印象的でした。それと帰宅中のサラリーマン、OLが我が家へ帰る風景、仕事が終わってほっとし、風に吹かれて気持ちがよさそうな様子、など、など。




2007年9月20日木曜日

まだ暑か~






















35度です。






民訴でちと悩んでいたので、ブログをさぼってました。






先日、古くからの知り合いの弁護士からいくつかの問題について質問されました。






みなさんにもおすそ分けしたいと思います。わたしなりの回答はあります。月曜日ぐらいに載せます。






それまで、どうぞみなさんも考えてコメントしてください。






①10階建てのビルの賃貸借が期間満了で終了したとき、敷金返還請求権から引き当てられる損害賠償(原状回復)の範囲は、一般住宅における敷金返還請求権(原状回復)と同じか。


 すなわち、一般住宅においては、国交省がガイドラインを発表しています。それによると、賃借人保護のため、通常の借家の使用によって生じた劣化、損耗分はすでに賃料に含まれて支払われていることとなるので再び敷金から引き落とされることはない、したがって敷金は満額返還されることになります。


 ではこのようなガイドラインは、事業者間における賃貸借終了時の敷金返還請求についても同様に当てはまるのか否か、みなさんのご意見をお待ちします。


②さらに、仮に賃借人に原状回復義務がある(したがって敷金から引き落とされる)とした場合、もしこの賃貸借の終了後に賃貸建物を取り壊すことが予定されているとしてもなおこの義務は存続し、敷金から引き落とされるか。むしろこっちの方が先決問題だろうと思います。



③妻Y子がZ男と不倫をしたため離婚訴訟を起こした夫Xが、不倫相手Z男に対して不法行為に基づく慰謝料請求訴訟を提起した。


ことろが、あろうことか、妻Y子がこの訴訟に、夫X側に訴訟参加してきた。Y子は、XがZから得ようとする慰謝料をねらって訴訟参加してきたのである。


そこで、Xとしてはいかなる手だてによってY子のもくろみを阻止できるか。




いくつでも結構です。なんでもあり、ユニークな発想大歓迎。よろしく。







写真は、東脊振トンネルを越えて、佐賀県吉野ヶ里町の温泉、山茶花の湯までのドライブ。トンネルを抜けると突然佐賀平野の大パノラマが出現しました。
右手遠くに見える山が雲仙です。






温泉からの眺めも良かったです。夕暮れは平野に灯りが瞬いてきれいでしょうね。






吉野ヶ里遺跡が背振山の裾野の高台にあったのもうなずけます。敵を見張ることが容易なんです。



ここでふとした疑問
奈良時代まで、防人が置かれていました。しかし、沿岸防衛を日本が行ったのは、それ以後は元寇と幕末だけです。
ということは、奈良時代までの日本は信じがたいほどの国際的な国家だったということになりますねえ。
というか、外国の襲撃を本当に心配していたのですから、当時の人々は心理的には今の日本人よりもよほど大陸を近く感じていたのでしょう。
どう思います?







話を戻すと、ドライブの始まりはランチから。福岡市内の加茂と言うところの住宅街に26年間続けてらっしゃるフレンチ、ガレという店へ。


近所に有名なふくちゃんラーメンがあります。ラーメン屋に行く道沿いなので何十回も通っているのに、全く気付きませんでした。前の晩女房に言われて市内のフレンチをネットで探してたとき偶然見つけたのです。

1575円、とってもリーズナブルで、値段以上の価値有り。雰囲気も良く、奥さんのサービスも気持ちが良い。前菜のテリーヌは、めちゃうま、フレンチらしい味、冷製スープは上品、メインの肉魚もぱりっとして食感良し。食後のコーヒーも、お代わりが欲しいなあ、とおもったそのとたん注ぎに来てくれました。帰り際、オーナーシェフみずから挨拶に出てこられ、気持ちの良い一刻を送ることが出来ました。ビンゴ!

 お店の反対側はカウンター席で、こっちの方がそそられました。わたしはどっちかというとテーブルよりもカウンターの方がすきです。関西人っぽいかも。次回はおめでたいことがあった晩に、夜お酒を飲みにいってみたいです。