2008年3月10日月曜日

暖かいぞ



 クルマの中は夏になっていました。K女史に渡し物があり、いつもの桧原のパン屋さんへ。はっきりとspring has come.を実感。K女史はブログに載った姪っ子を見てとっても可愛いネと言ってくれました。




 窓を開けてクルマを走らせました。その気持ちの良いこと!BGMのジプシーキングズが鳴らすリズミカルなフラメンコ音楽とそよ風が絶妙にマッチしていました。




知らない間に外環状線(都市高速の下を走る一般道)が老司から橋本まで繋がっていました。えらく便利になりました。そのうち都市高速も福重から乗った方が日田までの距離も時間も縮まると思います。



新居は本当に快適です。引っ越してきて良かったです。



なんというか、ストレスを感じないで済む、ということですかねえ。広さも使いやすさも適度だし、騒音もなく、見晴らしは良好だし(とりわけ裁判官官舎を見下ろせる点)、エレベーターで最上階の我が5階まで楽ちんに上がれるし(エレベーターを出た瞬間はちょっとしたペントハウス感覚)、布団は敷きっぱなしで良いし(怠惰な自分にぴったり)、お風呂はゼイタク(コレは本当にスゴイ)だし。



女房が気に入っているのは、台所の流しの前面に窓があって、自然採光になってることです。



もしも12月のくじ引きで外れていたら、と思うと、、、。


引っ越しと受験の世話でくたくたになった反動が今来ています。年を取ると重労働と疲れの出る時のタイムラグが広がっていきます。


昨夜見た夢はかなりの悪夢でした。むか~しむかし、パチンコ中毒だった頃、何千円も使ったのに出玉が少なく、玉が無くなりかけるとちょびっとだけ増え、また残りわずかになったとき再び少し出だす、を延々と繰り返すの夢なんです。お金と時間の無駄遣い、もう止めたいけど止めたら大損害、といっても出資分を取り返すこともできず、にっちもさっちも行かない半殺しのような状態、うむむ、これは多分試験準備が滞っている焦りを意味するのかも。


しかも、それが夢であることをその夢の中で分かりつつも、そのエンドレスの悪夢から逃れることができないんです。別の夢に変えようとしてもそいつに捕まってしまってどうしようもないんです。おかげで寝覚めがぼわ~んとなって悪い血が溜まったみたいでした。


そうかぁ!昨夜寝酒に本当に何年かぶりにワンカップの日本酒を50ミリほどすすったのが原因かも。日曜朝、赤間の造り酒屋の蔵開きで、俳優が絞りたての原酒をすすって感動していたのを見たからかあ。すぐ影響されるわたしもアホですなあ。日本酒のせいで悪夢を見たのかも。本当かどうか確かめるため、今夜残りを飲んでみます。









家探し




九大に受かった姪の住み家を探す手伝いをさせられました。姪っ子とその兄貴と彼らの母親とで五軒ほど見てまわりました。合格者の家族で不動産屋は大混雑。へとへとです。父親(わたしの兄のこと)が育児放棄したためわたしがかわって見ることに。入試という非常事態は終わって正常に戻ったのですから、親が家探しを率先してやらなきゃ。こっちの方が受験生なの!もう勘弁して。


それにしても家賃が高い。築20年くらい、6畳間二つに台所、トイレとユニットバス、エアコン1台付きで大体6万円くらいです。あと敷金3ヶ月。契約時に25万円ほどかかります。しかも家具とか小物、炊事道具、電話代、ガス代電気代は別でしょ?となると、初期費用がたかいだけでなく、ランニングコストもバカになりません。


そう考えると、やはり女子寮が良いなあ。食事はついていないものの(近くに農学部食堂あり)、月7000円で住めます。その上留学生やいろんな所から福岡に来た人たちと友達になれます。わずか1年ちょっとの短い間だけなんですから(その後は伊都キャンパス)女子寮に入るのはチャンスだと思います。わたしだったら迷わず寮です。大学時代に仲良くなった友人の数が多いと卒業後世界が広がるし人生もより豊になるのになあ。退寮者が少ないと言う情報もその寮の良さを証明する間接事実です。


姪っ子はくたびれてだだをこね始めていました。無理もないところもあります。つい昨日合格を聞いたばかりでその歓びの余韻に浸っていたいのに、否、合格の喜びを未だ実感してもいないのにあわてて現実世界のしちめんどうなこざこざに引っ張り回されるのですから。


 でも、わたしは彼女を叱ってしまいました。感情は後回しにして今は理性を働かせるときだと。それから、自分一人だけで家探しができるのか、できるはずがないことを自覚せよ、したがって自分は今ここにいるみんなから助けて貰っているのだということを忘れるな、と。イヤなら九大に入るな、とその兄貴も言ってました。珍しく良いことを言いました。


そうやって姪っ子を叱ることができたのも、数日我が家に泊まったことで垣根が低くなっていたからかもしれません。
もう勉強だけしていたいです。マジヤバなんです。尻に火がついているどころか、おしりが真っ黒焦げになっています。




追: 韓国人名で イ・ソジンさんという名前を発見。うがいが好きなんでしょうか。


追追: 問題 経済的で大助かりな暖房器具ってなんだ?








正解 アンカ




写真は、片縄の 麺や堀ののうどんセット(他人丼付き)630円。めちゃめちゃウマイ。

2008年3月8日土曜日

合格



姪っ子が九大に合格していました。田舎の高校からの現役合格なので、たいしたもんです。


面倒見た甲斐があり、またほっとしました。


昼過ぎ、女子寮を見に行きました。昭和の雰囲気漂う建物でしたが、駅から徒歩1分。セキュリティー万全みたいです。雰囲気も良いらしく、また留学生もいて国際的な交流もできそうです。


今日はまた、いとこの息子が長崎大の医学部に合格したとの知らせも入ってきました。優秀ですなあ、みんな。


バイクで箱崎まで行ってきましたが、昨日までと雰囲気が明らかに違っていました。福岡の街は今日、となりました。日差しが違います。街ゆく人々が発する波長も、何かしら陽気です。ウキウキ感が街全体を覆っていました。


 九大農学部の桜の花が一足早くもう咲いていました。農業専門のフィールドに植えられていると桜もやる気(木)がでるのかなあ。


残念なことに、今日はデジカメを持参していません。女房が海の中道のホテルで結婚式に出るため持って行ったのです。惜しかった。


 帰りに美味しい中華、天天で中華丼をべました。相変わらず美味しいです。




追:昨日歯医者の待合室で糖尿病の雑誌を読んでいたら、面白いコピーを見つけました。食べ物に執着する患者に対する戒めなんです。それは、『敵は本能寺にあり』をもじって『敵は本能にあり』だって。うまいなあ!参りました。




もう一つ追: ロス疑惑報道に関して異議あり。日本の政府とマスメディアは最低最悪だと思います。というのは、日本人が外国で囚われたのです。しかも日本で無罪になった同一の事件で。こんなひどい話はありません。なぜ自国民の解放を即座に要求しないのでしょう。どいつもこいつも三浦元社長のうさんくささばかり強調して三浦が本当に嫁さんを殺したのではないかと勘ぐってそのことばかり書き立てています。 


 けれども、この事件は27年前日米で合同捜査してその結果無罪となったものです。


ですから、三浦を日本国内で同じ事件でもう一度裁くことはできない(憲法)のはもちろん、アメリカも当時捜査協力しているのだから同じ証拠しか持っていない、仮に新しい証拠があるとしてもアメリカにとっても実質的には日本で裁判を受けた事件をもう一度蒸し返すのだから許されない二重処罰にあたります。


ところがアメリカのカリフォルニア州法は、この二重処罰を容認する法律を作り、あろうことかその法律を遡及することも規定しました。


こんな身勝手な法律はありません。アメリカ中心主義丸出しです。日本政府は断固アメリカの措置が人権侵害であり国際法違反(国際人権規約違反)だと抗議して三浦の解放を訴えるべきです。またマスメディアも声を大にしてアメリカ批判をすべきです。


 それなのに、一体なんですかこの三浦叩きは!彼がいかにうさんくさい邪悪な人間であっても、我が国の唯一の司法機関である裁判所が彼を無罪と下した以上は、もはやそれを覆すことは絶対に許されない、それが我が憲法の定めるところではありませんか。


本当に情けないったらありゃしない。


日本人は、手続の重要性が全く分かっていない。そして、日頃は手続の重要性を声高に叫ぶアメリカが、自己中の法律を平気で作って他国民に強制する、その強圧さ、傲慢さ。それにへつらう日本の卑屈さ、無知さ加減。


あきれ果てました。


わたしも、三浦は胡散臭いやっちゃ、と思います。コンビニで万引きした録画テープを見たとき、こいつのアヤシサは死ぬまでかわらんだろうと思います。


けれどもだからといって三浦を二度裁判にかけて良いことにはなりません。三浦以外の人間が同じ目に遭うことになるのを想像してください。こんな恐ろしいやり方は止めるべきです。






2008年3月6日木曜日

良かった良かった







今日はうれしいというかほっとしたことが二つあります。
両方とも健康に関係しています。
一つは勉強仲間の女性がガンの疑い有りと診断され、精密検査の結果発表が今朝だったこと。彼女から知らせを受けたのは朝9時半、どきどきしました。良性との知らせ。本当に良かった。本当に本当に良かった。
もう一つは、大学時代からのなが~い友人から最近便りがないので、もしや大変なことになっているのでは、とここんとこ心配が膨らんでおりました。で、そうだ、きょうは朝からついている縁起の良い日なのだ、と独り合点して、それならば今晩中に電話してやろう、と電話をしました。その時も、もしかして大病にかかっていたりしたらどうしよう、なんてひどくどきどきしました。
すると、息子さんが電話に出て、『ちょっと待ってください、おとーさーん、』と電話の向こうでおらんだので、それを聞いた途端、よかった~!死んどらんかったぁ、と安心しました。
どうも、息子さんが高校受験のため、パソコンの電源を切っていたそうです。それならそうと前もって連絡くらいせーよ。
 あーしんど。なんで他人様のことでこんなに心配ばかりするんだろう、オレって。
でも結果オーライで今日は良き日でした。
 朝の、良性だったという知らせにわたしも奮い立って、歯医者に診察予約の電話をしました。6年ぶりに歯医者に行きます。歯抜けじゃああんまりなんで。
 夕方Wセミナーに行き平野裕之の民法総則4600円を買ってきました。昨日の択一問題の復習のためです。平野の本は分厚いですが、フィット感がとてもぴったり来るんです。同世代だから?
 その帰り、春めいた一日だったので大濠公園で春らしさを撮ってきました。



2008年3月4日火曜日

雨好きの日


今日は冷たい雨に打たれました。ユーミンの歌のように。
辰巳から帰って来たときにはずぶ濡れでした。靴の中までびちょびちょ。雨はすごく好きです。水が空から降ってくるなんて、なんて不思議で素敵なことでしょう。そう思いませんか?靴がぐしゃぐしゃになっても雨好きはへこたれません。
とはいえ、熱い風呂に入りたかったのですが、その前に空腹で倒れそうでした。地下鉄別府駅前にタコ焼きやがあり、そこで熱熱のタコ焼きをふーふー言いながら食べたかったのですが、がまんがまん。ところが帰ってみると引っ越したばかりで冷蔵庫の中は空っぽ。仕方なくせんべいをありったけばりばりと一気にほおばりました。
後輩から頼まれたテープを探すこと1時間。見つからない。そうだ、K女史なら持っているかもしれない。やおら電話。その後、ふたたびK女史から電話が。どうもわたしが数年前鳥取の友人に送ったのではないか、とのこと。当の自分がすっかりさっぱり忘れていたことをしっかり憶えていてくれたK女史は、スゴイ。あわてて鳥取の友人にメールしました。
ほんと、物忘れが激しいです。


 夕方、土砂降りの天神をさ迷ったのは、ビックカメラに行くため。MDLPからテープへのダビングができる機械を見に。今ではMDも消えゆく運命。なのに法律予備校ではいまだにテープとMDしか使えません。
明日は雪だそうです。これまた楽しみ。
雪といえば、今朝、例のスタバでお湯割りコーヒーを買って出て行こうとしたところ、あのミススタバのユキちゃんが出勤して店にはいってくるお姿を見かけました。その私服姿がまたチョーかっこいいんです。う~ん、素晴らしい!デジカメで撮ろうとしたのですが、左手にコーヒーカップ、右手に傘と、両手をふさがれ、万事休す。残念!



春雷と黄砂




昨日今日の天候異常には驚きました。


昨夜は雷雨、朝早く雨音に起こされたほどでした。そして今日は黄砂、行き交うクルマはみな黄色く汚れていました。細かい粒子が舞っているため、肺が弱いわたしはすぐに胸が苦しくなり、咳も出始めました。


 新居ではほとんど狭い勉強部屋にいます。まあ、ネットカフェの大型版みたいなものです。なので結構居心地良いです。


そうそう、新居の風呂はまっこと最高です!極楽浄土のようです。明るくて広くて清潔でボタン一つで湯はり、たし湯、追い焚き、底の栓抜きができ、そしてなによりも家の他の場所と隔絶されているので狭い家の中にいる感覚が飛んでしまい、ゆったり感が広がるんです。


 あと、ウォシュレットですよ。コレは本当に良い。なによりも自分で取り付けたのでその歓びもひとしおです。全てを込みでたったの1万5700円でできました。なんて安いんだ!


麒麟の田村君(ホームレス中学生)が言うように、貧乏だと幸せを感じるセンサーが敏感になる(ハードルが低くなる)ので、ちいさなことでも大きな幸せに感じることができ、お得です。


 ちらほらと梅の花を見かけるようになりました。春が目の前に来てるんですねえ。


さっき極楽浄土と言いましたが、土曜日に女房のおばさんのお通夜に出たとき、そこのお寺が日蓮宗の一宗派で、強烈な宗教パワーを持っていました。久しぶりに仏教の本物の『教団』というものを見ました。お坊さんと信者さんたちが一緒になって20分以上も太鼓と鉦と拍子木を打ち鳴らしながら南無妙法蓮華経をひたすら大声で唱え続けるのです。聞いていたこちらは頭がもうろうとなってきました。同じ仏教でも真宗や禅宗とはまるで違うんだなあ、と驚きました。




追;韓国の新聞のネットを見ていたら、ハン・ジミンさんという名前の女優さんを見つけました。


えっ?反自民?おもろいおもろい。民主党のイメージ女優になってもらったらどうでしょう。


となれば、シン・サヨク とか イ・サンカタ とかもあるかも。


え? そんなんイ・テヘン?




写真は西南大学食堂、きれいです。


2008年3月1日土曜日

とうとう3月突入


 風は冷たいもののなんとなく、もう春なのか、というニオイがします。

最近はもっぱらラジオリスナーです。KBCラジオの『もう夜なのか』という番組のオープニング曲が、にしきのあきらの『もう恋なのか』(これがまた良い曲)なんで、ついもう春なのか、なんて口から出てしまいます。

 春と言えば秋月、佐賀、などの筑後平野の春が良いですねえ。なぜか分かりませんが、春の愁いが感じられるのです。糸島は冬が良いですが、春は田園地帯のほうが風情があるのかなあ。

それとも生まれ育った場所だからか(佐賀で生まれて日田育ち)。

それに、久留米には3ヶ月住んだことがあるだけですが、なんか気になる街です、久留米って。

 昨日で旧宅の片付けが完全に終わりました。足かけ15年、そこでアナグマみたいにこもって(精神的に)暮らしてました。

 夕焼けに染まった空っぽの部屋を見ると胸がキュンと鳴りました。芭蕉の気分になり、行き交う人もまた旅人也、人生は旅だぁ、なんて小さく叫びました。

しかーし、新生活は前だけを向いて生きていきますぞ。

 今朝、最後の点検に旧宅に出向いて中に入ったところ、ベランダの鳩の巣にあった卵がもう一つ増え、合計二個になっていました。思えばハトには相当苦しめられたなあ。そもそも最初に甘やかして巣作りを容認してしまったのがまずかったです。それ以来、帰巣本能の故に親も子も誰彼かまわず一族郎党集団で我が家面して押し寄せて来だしたのです。びっくりするかもしれませんが、ベランダに放置していた、枯れて土だけ入っていたちいさな植木鉢の中に母鳩が堂々と巣を作ったのです。それもガラス戸の目の前、畳に座ったまま手を差し出せばハトにさわれたのです。当然、わたしがエサを手のひらに載せて差し出すと、全く怖がる様子も見せずにエサをついばんでいました。

アホでした。それが将来どんな恐怖をもたらすかも知らずにイエスキリストになりきっておりました。

そしてまた、最後の日にも卵2個。

 追; ラジオで演歌を流していたのですが、三笠優子の歌にシビレてしまいました。浪曲出身で、ビブラートがとっても胸に響きます。ウマイ!と叫んでしまいました。

夫婦舟、夫婦川、夫婦橋、、、、いいですなあ。