2008年11月11日火曜日

今日も晴れ











実に気持ちの良い日でした。とりわけ空の青さが素晴らしかった。




何度も何度も見上げては、きれいだなあ、と独り言。




また、学内のイチョウや紅葉も色付きだしてきて、青い空をバックに良く映えてました。




午前中刑訴の予習ゼミを図書館で済ませ、中央食堂までみんなで気持ちよく歩いていきました。ここはかつて九大の中心部だったのですが、理系がほとんど伊都校舎に引っ越したので、残存部隊だけが残り、そのためこの食堂も昼の2時間だけしょぼしょぼと開店しているというかなりわびしい状況です。




で、入っていくと、目に飛び込んで来たのがめっちゃ美人の女の子。どうもチェコとかポーランドとかからきたような真っ白系、ほっそり系、髪も白に近いブロンド、とにかく驚いた、のひと言。




またしても写真に撮ろうと粘ったのですが、同国人の男達が4人ほどいて集団で食事してたので、断念。けど、食後外に出ると彼らがベンチでだべってたので遠くから撮らせてもらいました。




やはりアメリカイギリスとはだいぶ違います。彼らはとにかく静かでした。アングロサクソンのように大声で騒ぐということがありません。控えめという表現がぴったりきます。




これからは農学部食堂ではなく中央食堂で愛妻弁当を頂くことにしようかな。




あ、これってひょっとして矛盾挙動かも。








今日の刑訴は逮捕に伴う捜索差押え。判例をじっくり読むと、どうも緊急処分説よりも蓋然性説の方に分があるような気がします。




旧試験受験時代にはやはり観念的な発想しかできなかったので、判例を頭から否定してました。愚か者でした。




要件事実について、少しずつ少しずつ見えてきたような気がします。とか言って明日の民事裁判実務では大嘘をこくことになりそうですが。でも、先週リーガルライティングでこいた大嘘のお陰で理解のきっかけが掴めたのですから、間違うことは良いことなのだ。

2008年11月10日月曜日

雲がびゅんびゅん飛んで行く







強風の一日でした。でも妙にその風邪は生暖かさも含んでいました。こういう強風の日になると何故か海が見たくなるんですよ、わたし。



その前に、今朝は自宅で要件事実30講をかじり読み、午後ローへ。昨日朝団地の掃除があったせいか、朝起きれず、目が覚めたら腰が痛くて。





途中、九州場所がある福岡国際センターへ、そのついでに博多港まで。ベイサイドプレイスという港の横にある観光地が完全閉鎖されていました。やっぱり第三セクターだとこうなるのか。





 福岡国際センター前には外国人がたくさんいました。力士が通り過ぎるとき一緒に写真を撮ってもらおうとしていました。中にはサインをもらう外人も。写真には写ってませんが、もの凄い金髪美人がタクシーから降りてきました。よっぽど撮ろうかと思ったのですが、付き添いがアブナさそうな感じだったのでやめと来ました。惜しかった。





この前アメリカの駆逐艦が博多港に寄港したので、見てやろうと思ったのですが、警備のおっちゃんに聞くと昨日出港したんだと。





ローでは民事弁護論の予習、民訴の証明と関連判例調べ。一応の証明、という言葉がありますが、世間と違う意味なんです。とりあえず、というのではなく、かなりの、とか、ほとんど確実に確かだ、という意味です。変ですよね。




表見証明、割合的証明、疫学的証明、暫定真実、、、、。メニューが多すぎて何が何だか。





夜はリーガルライティングの課題の清書。あとは手形の課題の答案書き。





休日にだらだらしてたツケが回ってきました。

2008年11月9日日曜日

日本シリーズとワールドシリーズと紅葉と大相撲




日本シリーズは西武の勝利、おめでとう。ほんのちょっとしか見ませんでしたが、西武の選手って若い、ほんとうに若いと思いました。勢いの勝利でしょう。

原監督が優勝監督にならなかったためWBC監督問題にケチがつきました。ナベツネは頭が痛いでしょう。

替わってアメリカのワールドシリーズ。

優勝したフィラデルフィア・フィリーズの監督は、チャーリー・マニエルと言います。大男です。彼のことで忘れられないシーンがあります。

昭和54年、近鉄対ロッテの試合、藤井寺球場、デーゲームでした。たまたまテレビで生中継を見てました。

すると、ロッテの八木沢投手の投げた球が打席で構えていたマニエル選手のあごを直撃したのです。


口か鼻か、それとも両方からか、血しぶきがバッと飛びました。


マニエル選手はパンチを食らったかのように一瞬後ろによろけました。けれども倒れずに血を滴らせながらピッチャーズマウンドへと詰め寄っていきました、赤い顔をますます赤く染めて。元々暴れん坊で、赤鬼というあだ名がつけられていたのが本物の赤鬼になってました。


後で分かったことですが、顎の骨が砕けていたそうです。


2週間後、アメフトのような顎を保護する特注のヘルメットをかぶって復帰しました。




 そのマニエル選手が今年のワールドシリーズで優勝監督になったんです。


懐かしいあのマニエルが。おめでとう、と言いたいです。


彼は優勝後のインタビューで、日本でプレーした6年間がなければ今の自分はない、と答えました。


日刊スポーツで大リーグ関係のコラムを書いている女性が居ます。鉄矢多美子さんと言います。彼女は若い頃川崎球場のウグイス嬢をしてました。ちょうどマニエルがプレーしてた同時期です。


それで鉄矢さんがアメリカの大リーグを取材しに行くと、マニエルが良く声を掛けてくれ、大事に扱ってくれるんだそうです。自分が異郷で苦労した経験がそうさせているのでしょう。で、彼女のことを今でもミス川崎と呼ぶのだそうです。



 マニエルは選手達から絶大な信頼を勝ち得ているそうです。人前では決してミスを指摘して恥をかかせることをしない、いつも選手を信頼して自主性を大事にする、しかし大リーグで随一のきつい練習を課す、そのときは徹底的にしごきまくるそうです。というのも、日本に来たとき、余りの練習量過多に仰天して、初めは相当抵抗したのだけど、最後には練習の大事さを学んだからだ、と。



 わたしが思うのは、異なる環境にチャレンジすると、違う価値観で動いている世界があること、自分の考えだけが正しいとは限らないこと、その反対に世界中どこでも共通する考えもあること、自分を客観的に見れるようになること、また、異郷での苦労で人の温かさが分かるようになること、、、、と、マニエルさんは日本でたくさんの物を手に入れることができたから優勝することができたのだ、と思うのです。


マニエルは外見は怖ろしかったですが、内面は繊細で知的だったんですね。



わたしも、ローに入って同じような思いです。去年までは、ローなんて下らん、と偏見を持っていました。やはり、事実に基づかない判断はしてはならない、そういうのを偏見というのだ、と、マニエルの喜ぶ顔をみてつくづく反省しました。

 今日はローに行かず、リーガルライティングの宿題をのんびりやってました。

で、わかったこと。それは、自分は意外と文章をしっかり読んでいないということです。問題文は3枚あるのですが、問題の所在がやっとわかったのは5回目に読んだときです。

読むのが嫌なんですね、きっと。なんとかして端折って読もうとして居るんです。そういう手抜きをしたがる自分がいます。

でも結局は何度も読む羽目になるので手抜きをした方が余計に手間が掛かっているのに。


3日前頃から街路樹が急激に色づき始めました。朝は寒いです。それと、大相撲九州場所が始まりました。これもまた博多に寒い季節がやって来た印です。お相撲さんの近くに寄ると、鬢付け油の良いにおいがします。


追:要件事実で、原告が今目的物を所有している、と言う事実は効果であって要件事実ではない、と言う意味がやっとわかりました。ダメナボク。

2008年11月8日土曜日

ふさふさ髪産地


筑紫哲也、鳥越俊太郎、五木寛之、三人とも髪が豊かで、しかも抜けずに見事な銀髪に変身。知的で若く見えます。



 この三人、日田、吉井、八女、ともに筑後川流域出身なんです。



筑後川は豊かな水量で米、麦、果樹のみならず髪の毛まで育ててくれたのでしょうか。



筑紫さん、充実した人生でしたね。わたしはそう思っていますよ。数年前、テレビで、ふるさとの日田を紹介していましたね。豆田という、日田代官所近くの商家街でいまも当時の名残を残す一帯を楽しそうに案内してました。きっと誇らしかったでしょう。わたしも小学校に上がるまで日田で過ごしましたから日田の良さはよく分かります。



魂はふるさとに戻ったのかもしれません。




今日で民事執行法の授業が終わりました。9時から12時まで。勉強になりました。終わってから授業計画表をワードで作りました。土曜日が一番リラックスして勉強できます。


暖かいしっとり雨の一日でした。






決戦の金曜日


今日が一番きつい日です。苦手な行政法、毎回どの列から当たるかじゃんけん次第、予習をおろそかに出来ません。それから憲法、これも当たります。


そして、夕方から民事救済法、終わるのが夜8時。


きょう最後に受けた民事救済法で唐突に当たりました。なんとかクリアしたものの、わたしはこの授業では完全アウェーなんです。同じクラスの学生は一人もいません。みんな3年生です。ですからレベルもかなり高くて、変な答え方をすると恥をバケツいっぱいかいてしまうのです。だもんでプレッシャーがかなりあります。


 とにかく行政法をなんとしても我が物にせねば、ということで、今日は久しぶりに朝8時にローに到着、12時まで櫻井橋本の行政法を読んでまとめ(これはとても役に立ちました)、テキストであるケースブック行政法の判例をガシガシ読みました。この、教科書→判例、の順番がよかった。判例が良く理解できました。


 行政法の授業ではまたしてもじゃんけん、今日は最高の結果となりました。我が列は100パーセント安全地帯となったのです。みんなうれしそうでした。大役を果たせてホッとしました。




昨夜サニー(スーパー)で初めてサンフジを見かけ、早速2個買いました。やはりリンゴの王様ですね。堅さ、酸味、甘み、香り、のバランスが素晴らしいです。奥歯でガジュッと噛むと途端にリフレッシュできるのです。




ああ、明日は朝9時から最後の民事救済法の授業。こういう集中講義の方が力が付くような気がします。

2008年11月6日木曜日

春みたい




本当に11月でしょうか。なんか暑いです。今日は午後から雨との予報で、クルマで出かけました。途中、和菓子のアウトレット店に寄ったのですが、商品が何もなく、手ぶらでローへ。この前民法の先生から新品の六法を2冊もらったお礼にお菓子でもで、と思っていたのに当て外れ。仕方なく手ぶらでまた先生に質問しに。今日の質問は価値あり、でした。譲渡担保の法律構成についての分類が教科書ごとに違っているのは何故か、というもので、さすがは専門家。納得しました。


で、クルマを走らせていたとき、窓を全開して走ってました。春の暖かさとそっくりでした。


午後は手形、空き時間利用の民法予習ゼミ、民法授業、と3連続。


民法は譲渡担保その2,難しいです。判例がばらばらで統一性がないのが辛いです。


それにしてもクラスの学生の予習のすごさ!わたしが24歳くらいのときと比べると、彼らはめちゃくちゃスゴイです。ちゃんと理解してます。判例もばっちり読み込んできてます。ほんとーに凄いです。


 もっとも、若い人たちはさすがに手形はちょっと弱そうです。まともに習ってないからでしょう。


昨日法廷傍聴の参加メンバー探しに苦労して結局一人もゲット出来なかったのに、今日はわたしが2人、別の女子学生が一人、合計3人ゲットでき、併せて7人に。やれやれです。都合30人くらいに声掛けをしました。まあ、その週には小テストが二つあるのでみんな時間の余裕がないのでしょーがないですが。


ロー内専用のネットがあり、そこには在学生卒業生全員の顔写真が載っているコーナーがあるのです。で、もちろんわたしの顔写真も載ってます、現在の、が。


で、ちと遊び心が生じてきてしまい、大昔の学生時代の写真に差し替えてみました。他の連中がどーゆー反応をするか、楽しみだなー、なんて思いながら。


すると、来ました来ました、結構反応がありました。中には、伝聞ですが、当時のわたしがカワイイと言ってくれた女子学生様がいらっしゃったとのこと。ビミョーにうれしいです。




 昨夜、女房の実家で晩ご飯を食べていたところ、テレビでオバマさんにそっくりな芸人が髪も顔も本人そっくりに化粧してアメリカまで行って本人と会い、オバマさん本人からそっくりさんとの公認を得ようと言うあほみたいな企画を偶然見てました。


 すると、中部の都市の広~い公園みたいなところで何万人もの群衆を前にオバマさんが演説をしてたところに紛れ込み、演説終了後、オバマさんが群衆に近づいて握手を始めた近くまで接近、そしてオバマさんがその芸人のすぐ側まで握手をし続けながら近づいて来、とうとうその芸人はオバマさんの手をしっかり掴み、こう叫んだんです。『オバマ!オバマ!アイムオバマ!アイムオバマ!』と。そしたら、そっくり芸人に手を握られたオバマさんは、そのそっくり芸人をちょっとだけですがそれでもしっかりと見つめて半分苦笑しながら、というか、はにかみながらと言った方が的確な感じの表情で、それでもにこにこしながらなんと『イエース!ユーアーオバマ!』と言ったのです。ええええ~~~~っ???!!!見ていたこっちがドキドキ興奮してしまいました。こりゃスゲーヤツだ、と心底感心しました。いや、本物のオバマさんが、ですよ。


なんか懐が深いという感じ、また、優しくて謙虚な人だなあ、とも感じました。イヤ本当に驚きました。


ひょっとしたら歴代大統領の中で最も資質の高い人かも。


2008年11月5日水曜日

オバマ大統領誕生







ついに純粋白人以外の大統領が。とてつもないことですよこれは。アメリカの大統領がカラーというのは、ほとんどSFの世界だったのに。いや本当のチェインジが起きるかもしれません。わたしたちは今日歴史的な場面を目撃したのだ、と思います。わたし、かなりコーフンしております。





 これは、ベルリンの壁が破壊されたとき、ゴルバチョフがソ連の解体を宣言したとき、と同じくらいに衝撃的な事件ですぞ。





 さすがは21世紀!前世紀とは違うなあ。後は中国がいつ多数政党制に移るか、だけです。ひょっとしたら中国は分裂するかも、というか、中国共産党に弾圧征服されていた地域が独立を回復するかも。そうなって欲しいと思います。
チベット人やウィグル人、モンゴル人たちの受けた弾圧のすさまじさはスターリンやヒトラーも唸るほどです。みなさん、満州ってあるでしょ。今は東北地方と呼ばれています。満州族の清朝に300年支配された復讐のため、もはや満州語はほとんどこの世から消滅寸前です。民族、文化を抹殺するというのがあちらサンの得意技なんです。このままだとチベット人らも100年後にはいなくなってしまいかねません。


中国人民もまたある意味被害者です。彼らは自国の統治者達が自分たちを何千万人殺してきたのか、知りません、教えられていないから当然なんですが。
また興奮してしまいました。

 このような中国をまともにするには、前から何度も言ってますが、中国人留学生を世界中に送るようにしなければならないと思います。現にサーチナというサイトでは、日本に来たことのある中国人達の日本に対するイメージに関するブログが転載されてますが、やはり百聞は一見にしかず、というより、来てみて分かった真実が、と言う驚愕の様子がよくわかります。


 今日も文系食堂前の自販機のところで二人のすらっとした女の子が立ち話をしてましたが、どこからどー見ても日本人にしか見えないのに、中国語(北京語)をしゃべってました。そうか、それで中国のことが頭に残ってたのだ。
おっとえらく脱線。
 アメリカも、中部とテキサス周辺という、ど真ん中は相変わらず白人至上主義者たちが支配し続けてます。やはり差別は根強く残っていると思います。

 オバマさんの成功の源は言葉の力にあると思います。言葉ってことだま(言霊)なんですね。霊力があるんですよ、言葉には。古代から人はそのことを知ってたんですねえ。祝詞なんかその証拠みたいな物ですから。

 話変わって、今朝の台所の温度は13度。寒かったです。ところが10時半からの民事裁判実務は暑くて暑くて、しかも閉め切った教室の空気が悪くて、地獄でした。そのせいか、自分らしくない行動をとってしまいました。自発的に手を上げて発言してしまったのです。ほんと、どーかしてました。


 発言内容はけっこうしゃれたことを言ったのですが、それもどっかの参考書で読んだのが思い浮かんだだけで、自分の力じゃありません。暑さのせいです。

 その後、午後のリーガルライティングの授業では正真正銘、大馬鹿もんのウソを言ってしまい、失笑を買いました。詐欺取り消しを否認だと言ってしまったのです。愚かすぎました。民法の実体法的思考が抜けません。要件事実はその名の通り事実だけを述べなければならないのに、ついつい効果を基にしてしまうのです。


 まあお陰で良い勉強になりました。この、リーガルライティングの弁護士先生は、いかつい感じですが、意外と思いやりのある優しい人だと言うのが分かりました。
というのは、わたしがド失敗をしたのに、それを決してあげつらおうとしなかったのです。言った本人つまりわたし自信がそのミスを悟ればそれで良し、というような授業のやり方でしたので、わたし、この先生が好きになってしまいそうになりました。
しかもこの先生、しょっちゅう目配せでちろっちろっとわたしを見ては微笑むのです。そのおかえしにわたしもニコッと微笑みを返すのです、なんじゃそりゃ。キャンディーズか?お前ら、と言われそうです。
ああ、これが分かるのもある一部年齢層だけなんですね。さびすぃー。

要件事実をマスターするのにはまだまだかかりそうです。



再来週に、地裁の民事裁判の傍聴を裁判官教官が準備してくれることになっていたのですが、参加メンバーが少ないので取りやめになりかけました。そこでわたしがまたバカなことを口走ってしまいました。今週末まで決定を延ばして欲しい、それまでになんとか参加メンツを集めてきますから、って。

 あ~あ、なんてことを。そのせいで夕方まで手当たり次第に勧誘しまくりました、七人の侍みたいに。結局今日は成果無し。あきらめるしかないのでしょうか。もったいないなあ、チャンスなのに。と思うのもごく少数派なんでしょうね。