2008年12月3日水曜日

プール







久しぶりに泳いできました。




箱崎にアクトスというスポーツクラブが出来、正会員が月5900円とかなり安かったので申し込んだわけです。




プールの水がものすごくきれいで、お客さんもほとんどおらず、貸し切りに近い状態、しかもプールサイドにわたしの好きなミストサウナまで付いています。




全部で7コースあり、かなり広いですし、採光も十分で明るくて開放感があります。




 気持ちよく泳いでいたら600メートル泳いだところで左足の太ももが攣ってきました。




ジャグジーに移って攣ったところをもみほぐしました。




 やはり運動は大事だなあ、と実感しました。頭の動きも良くなった感じがします。




 明日提出の手形の課題、今から書き上げなければ。そして明日朝早く起きて民法の予習も。週末が一番大変です。




きょうあった民事裁判実務、ほとんど先生の解説授業でした。肩すかし気味でした。楽でしたけど。



この授業には上級生で優秀な学生が二人ほど受けています。彼らは去年この授業の単位を落とした人たちです、優秀なのに。わたしはてっきりモグリで今年もう一度聴講してるんだとばかりおもっていました。それくらいデキる人たちが落としてるんです。なんでだろ?




 わたしはハッと気づきました。民法や民訴が出来ている人ほど落とし穴に落嵌りやすいと。というのは、要件事実の大半は、書き方、書きぶり、書き分けなんです。しかもその書き方マニュアルが厳格なんです。ちょっと逸れたり余計なことを書くと零点です。ですから書式に力を注がねばならないのです。民法的な法律関係の解読に力を注いではならないということです。民法が得意だとついそっちに頭が行ってしまうんです。




 



 昨日の夕方、民事弁護論の先生にCDを渡しました。先週講演したI弁護士の録音を焼いたものです。この民事弁護論の先生が講演会をセッティングしたので、ご自分のライブを記念に渡してもらおうと思ったためです。




すると先生はとてもとても喜んで、『ありがと~!!Aさん!わたしも良い講演だなあ、これをとっとけたらなあ、と思っていたんですよ。是非I先生に渡しますよ、きっと喜んでくれます。』と言ってくれました。




 さすがだなあ、社会人のあるべき姿ここに見たり!でした。こんなふうに喜んでいただいたお陰で渡したこちらの方が逆にありがたい気持ちになりました。



2008年12月2日火曜日

虚脱




きょうローに行き、ゼミ仲間や友人達と話すと、ほとんどの学生が先週金曜に受けた行政法の中間テストの後遺症でヘタッてました。


わたしだけじゃなかったので安心しました。優ばっかりとってる学生は、その症状に試験自体の出来が不調だったのと風邪が長引いているのの合併症でへたり方がすごかったです。


 明日はいよいよ民事裁判実務で要件事実の授業、わたしが当たるのは確実です。それなのに要件事実の本があまり読めなくて相当不安です。


 したがって例の『早く寝る、寝る前に難しいところを読んでおく、分からないまま寝る、翌朝4時に起きる、起きてすぐ分からなかったところを読み直す』作戦を断行します。














また、風邪でダウンして休んだ学生、無理してローに来ている学生が多いです。



2008年12月1日月曜日

12月って感じじゃない











まだ秋ですよ。だってイチョウの葉っぱがまだ落ちずに頑張っているもの。




どうも冬が来るのが年々遅くなってるような気がします。




生協から電話があり、この前注文した本2冊のうち1冊が届いたとのこと。取りに行くと、薄っぺらい本、290ページで、値段が4000円!オーマイガッ!。




その前に、ホームセンターで座椅子が3900円で売ってたのを昨日見たので、今朝買いに行き、ついでに音楽CDコーナーを覗くと、ドボルザークやシュトラウスがなんと1枚300円で売ってたのでこれも買いました。




というわけで、薄い本の値段が4000円もしたのにあきれてしまいました。




高杉晋作です。




ただまあ、パラパラっとめくって拾い読みしたとき、1カ所、これは、という良い記述を発見しました。複雑な気持ちです。




2008年11月30日日曜日

あっという間に11月が過ぎて







素晴らしい天気の日曜日。風は冷たいものの、澄み切った空気の中をぽっかりと可愛らしい雲がたたずんでいました。



そんな空の青さと雲の群れに誘われ、ふらふらっと小戸の海へ。




涙が出そうなくらいきれいでした。空と雲と海を眺めつつ、今のこの景色は一生に一度しか見れないんだなあ、よく考えると全ての出会いが一生に一度なんだなあ、なんて不意に一期一会を感じてしまいました。




ほんとうに贅沢を味わいました。



今日のような、九十九島みたいに小さな雲がちょこんちょこんと青い空に漂って浮かんでいるのが大好きなんです。



明日から12月、早いですねえ。



午前中は手形の課題の下書き。昭和35年の判例の事案とほぼ同じ事案です。ある会社の名古屋支店長と称する者が振出人を騙して手形を自分に振り出させ、それを裏書き(手形割引)して現金を手に入れトンズラした事案。



メインの論点は善意取得のカバーする範囲は前主の無権利に限るかそれとも前主の無権代理行為まで治癒するか、ですが、それ以外にもいくつも論点があります。



 学者はごちゃごちゃとこねくり回して話を難しくしてしまってます。ですが、早い話、形式的資格の問題(裏書き連続の有無、つまり誰が受取人で誰が第一被裏書人かという手形面上の記載の解釈)と、振り出しの効力(詐欺取り消しと96条3項)、裏書き行為の有効性(この有効性を16条2項が治癒するか)の三つだけです。なんちゃって、大昔に勉強した判例なんですが、今もう一度やってみて初めて全体構造が見えた感じがします。昔は論点にしか意識が及びませんでした。



そういうわけで午前中の勉強でなんか頭がスキッとしたので美しい風景を見る余裕が出たのだと思います。



とにかく、今日わたしがもらった感動を共に味わってみて下さい。




2008年11月28日金曜日

どうにかこうにか







行政法の中間テスト、面白い問題でした。





競馬法とその委任立法によると、禁固以上の刑に処せられた者は馬主になることが出来ないと言う規定があります。詳しく言うと、競馬法は短く『競馬の公正確保のための内容を規則に委任する』としか規定していません。





それである会社経営者で馬主だった者が脱税で懲役刑に処せられることが確実になったので先手を打って馬主登録を自ら抹消し、その後懲役刑に執行猶予が付いた判決をくらい、執行猶予期間満了後に再登録申請をした、と言う事件です。





この法令には(命令)禁固以上の刑に処せられたら馬主登録抹消処分が下り、その後5年間は再登録できないという規定があります。





で、この馬主の受けた懲役刑の執行猶予期間は1年でした。そこでこの元馬主は、先に馬主登録を自ら抹消しておいて、執行猶予期間満了後に再登録申請をしたというわけです。





ところで、競馬会はこの再登録申請に対して、規則1条のなんとか号に基づき申請却下、という理由を付記していました。





そこで問題。





①馬主はこの委任立法が憲法違反だと主張。これは認められるか。





②馬主の再登録申請は認められるか





③馬主は、申請却下の理由付記が不十分だとして争えるか。










はっきり憶えていませんが、今頭に残っている問題は大方こんな感じでした。










正直、難問でしょう。ただ、ラッキーだったのは授業でやった判例そのまんまでなかったことです。もしこれが授業でやったものだったらみんな完璧に憶えてきていますからわたしの一人負けみたいになってしまっていたところです。





ところがみんなにとって初お目見えの事例だったので、結構頭を抱えてる人がいて、相対的に浮かぶことが出来そうです。





難しく考えると頭が混乱してしまいます。この前の民事裁判実務の小テストで大失敗したのを思い出し、シンプルに考え、書けるところをしっかり書く作戦をとったので、守ることはできたんじゃないでしょうか。








正確な問題文を知りたい方はどうぞおっしゃってください。








 それで、昨晩10時半に寝て(勉強部屋の床に)(オイルヒータをつけているので暖かいです)朝4時起き、お風呂に入る暇もなくレジメを睨む、で朝7時にローに到着、するとすでに10人以上が自分の机で必死にノートを読んでました。中にはローで徹夜した者も何人か居たはずです。




 8時半、学部の大きな教室へ。わたしたち既修の1年は今年入学したのにローでは『にねんきしゅう』と呼ぶのだそうです。その50人と、去年未修で入学し、今年2年目となった、2年未修『にねんみしゅう』というクラスの50人ちょっととで総勢100人ちょっとが同じ先生の同じ授業を二つのクラスに分かれて(それぞれ半分ずつ入れ替えてシャッフルしてます)受けているので、試験の時だけ全員集合するのです。




 テスト中、天気が急変して土砂降りに。それにもほとんど気付かずにひたすら問題文の解析。条文が1枚以上載ってて、その条文がややこしくて往生しました。




 でもさすがに終わると急にホッとしました。白紙答案を出さなくて済んで良かったです。




 10時10分に終わって、次の授業は夕方の4時40分の憲法。




その間6時間。たっぷりあったので、やろうやろうとして出来なかったウィルスソフトの落とし込みをしました。ローではウィルスソフトをタダでもらえるんです。でもやり方が面倒でうんざりして放っておいたままでした。え?とお思いでしょう。危ないじゃないか、と。でもロー内のネットは全て大学を通してくるので大学でブロックしてくれているそうです。




ですから何にもしなくてもいいんですが、ノートパソコンを外に持って出るときは危ないのでやはり入れなければと思い続けていました。




なんで面倒かというと、ローの持っているソフトはビスタに対応していないのでネットでバージョンアップしなければならないんです。




結局1時間以上掛かりましたが無事完了。これでタダで入れることが出来ました。




そうこうしているうちに憲法の予習で判例時報から授業でやる判例をコピーしなければならないことに気付き、焦ってしまいました。それでコピーはしたものの、それを読むまでには至らず、大筋をなぞる程度しかできませんでした。




ところが案の定まさにその予習の穴の部分を聞かれてしまったのでした。




住基ネット判例で最高裁は住基ネットを合憲としたのですが、その原審である大阪高裁はネットを違憲としました。わたしが聞かれたのはその原審の中身でした。よたよたおろおろしながら答えると、先生はなんとか解放してくれました。ちょっと悔しさが残りました。






さあ、これで明日からの週末は要件事実の例の本を読めます。この、金曜夜という時間帯が一番うれしいです。
写真は、朝6時20分、大博通り。晴れてた。試験直後、まだ残り雨が。農食で昼ご飯、ここでカレーを食べるのは十何年かぶりです。













2008年11月27日木曜日

チョーヤバ行政法

大変です。明日朝8時40分から90分間の中間テスト。単位認定の3割にあたるテストです。
そのため今日のクラスの雰囲気は異様な緊張感が支配していました。もちろんめちゃめちゃ勉強する集団ですからきっと徹夜組続出するでしょう、ある学生は今晩ロー内に泊まり込むと言ってました。
 別の女子学生は風邪でもうろうとしていて、もうどうなってもいいや、と自暴自棄気味。その反対にすらすらと判例の中身が口からほとばしる学生も。
 わたしはもちろん、マジヤバです。
で、早めに寝て明日朝4時起きで憶えることに決めました。
結果はまた明日ご報告します。

2008年11月26日水曜日

ダブルショック









その1




民事裁判実務の小テスト答案が返却されてきました。授業前、机に座ると(今日から席替えで一番前になりました)教壇にいた先生がすすすっとわたしの所まで降りてきて、『Aさん、要件事実、苦手?』と聞くのです。あちゃ~。こりゃマズイ。




授業が始まって、答案返却。案の定酷い点でした。自分ではもっともっと点数が高いと思いこんでいたのでかなりのショックでした。講評で先生はフォローしてくれてました。まだ挽回がきく、と。まるでわたしに向かって言って聞かせているように思えて仕方がありませんでした。




 思うに、民法の思考に偏りすぎていたみたいです。テストの前半部分は簡単な問いで、誰でも書けるもので、それだけでも3割の点がもらえます。わたしはそんなのを無視して事案を完璧に民法的に解明することにばかり気を取られていました。戦略的にも大失敗です。なにやってんだか。




 でも、本質的には要件事実について分からないところ、理解不可能なところがあって、そこから先に行けないというのが本当の失敗原因でした。というのは今使っている教科書類の記述に腑に落ちないところが山ほどあるからです。




それで、授業後、生協の本屋に行って分かりやすい本がないか探しました。で、伊藤滋夫という人の書いた本を立ち読みしてたところ、なんとわたしが理解できなかった教科書のある箇所の記述を、『ここの記述は間違っている』とズバッと書いてあるじゃありませんか。オッシャー!そうでしょそうでしょ!そうなんですよ。で、しかも『正しくは~と書くべきだ』、そうそう、わたしもそう思ってたんですよ、そうなんですよ、偉い!




 というわけでその本を直ちに買いました。3300円。あと、その人が書いた入門書も注文しました。




よおし、これらを読み込んで次回の小テストで挽回してやるぞ、と急に元気が出ました。それほどわたしにぴったりの本でした。




 昨日ハンセン病でカッコイイ裁判をした先生からダメだしをくらったわたしは午前中とってもやるせない思いにかられたのでありますが、午後には無理矢理復活。




ショックその2




 で、本屋で注文をしにカウンターに向かい、『あのう、本の注文をしたいんですがー』と女性のスタッフに尋ねると、そのひとが『私費ですか、公費ですか、先生』とわたしに聞くのです! あ~あ、でした。自分が思う自分と他人から見える自分とがいかにかけ離れているのか、しみじみ思い知らされました。




そうだよねー、ふつーは。




でも、ということは、わたしだけじゃなくこの世の中のおっちゃんおばちゃんじいちゃんばあちゃん、みんな自分は年寄りなんかじゃないんだ、と心の中では思っている、てことですよね。




 そうかあ、わかりました。そうだったんですね。肉体は様変わりしても精神は老いて朽ちることなんかないんだ!
 これからはどんなにお年を召してらっしゃる方にも、その方の外見ではなく心の歳に応じたおつきあいをしなければならん、と確信しました。わかるのが遅い、ちゅうねん。
 そうなんです。いまのわたしは外見はおっさんですが心の中の自分は写真のまんまです。おっさん、がんばれ、です。でもちょっと恥ずかしい、、、、、