2008年12月9日火曜日

怖ろしいリストラ


トヨタもソニーも大量に契約社員の首を切りまくっています。大学新卒者の内定取り消しも。

まったく酷い話です。トヨタでは会社の寮に住んでいた契約社員の首を切る際、今日から3日以内に寮から出て行け、と言われたそうです。たった一言で衣食住すべてを奪われたのです。

フザケンナ!ですよ。一体人間をなんだと思っているのでしょうか。

やっぱり企業は冷酷です。ただ、労働者も自分の身を守ることを怠っていたと言えないこともなさそうです。

わたしが13年間勤めていた九州最大の学習塾でも労働組合のろの字すらありませんでした。そのため経営者一族の好き放題な斬首が横行していました。

けれども労働組合を結成するとなると猛烈な圧力がかかります。結局発起人だけがひとり貧乏くじを引くことになり、ほかの社員は見て見ぬふりです。

 お隣の韓国では正反対に現代自動車なんかしょっちゅう暴力的な労働争議が頻発してます。

 日本はおとなしすぎ、韓国は激しすぎ、とどちらも極端です。でも一番良くないのは人的多数である労働者が団結することをサボっていることだと思います。ネコには鈴を付けなければならないのです。企業に良心なんかありませんから。

 明日からホームレス、ワークレス、マネーレスにさせられる人たちは本当に悲惨ですよ。

麻生さん、こういう人たちを助けないで他にどんな仕事があるんですか。ホテルのバーで飲んでる場合じゃないんですよ。福岡出身なら中野正剛や緒方竹虎、広田弘毅を見習え、と言いたいです。

 

ところで昨夜はまたしても机寝。気持ちいいんです、これが。半徹夜したのですが、結局わたしにまで番がまわってこず、来週に持ち越しになりました。

 

時々載せる、アヒルの八百屋さん。今日も見ました。ほんと、アヒルは可愛いです、見れば見るほど可愛くなります。しかも自分一人で勝手に遊ぶんです、歩道で。

それで今日ハッと気づきました。この八百屋さんの所在場所の名前が鳥飼

(とりかい)だということを。

頭が飽和状態




明日の授業二つはどちらも辛いです。必ず当たる上に予習範囲がどっちも膨大なんです。刑訴は①ロッキード事件②公判前整理手続③悪性格立証、民事弁護論は民事保全法全体。


それで、公判前整理手続についてイマイチ掴めていなかったため昨日刑事弁護という季刊雑誌をコピーしたのですが、条文の趣旨がバシッと書いて無くて困っていたところ、その中にチラッと実務家(つまり検察官のこと)は法曹時報の解説で動いているから、、、、、という記述があり、ならば、と今日の夕方ローの図書室に行くと、置いてなく、中央図書館ならあると言われて訪ねてみました。


 地下室に入っていくと、まるでインディジョーンズの世界。古くて暗くてかび臭くてとうに役目を終えた本達のカタコンベのようでした。こんなところにわずか3年前のまだ新しい雑誌が置いてあるんだろか、と疑ってた所、古本(失礼!)に囲まれて真っ白な新しい雑誌たちがベテランの中のルーキーのような初々しい風情で置いてありました。


中をぱらっと見ると、ずばり的中。ものすごく丁寧にきちんと条文の趣旨とか具体例などが書かれていました。


ただ、ただね~、全部で200ページ以上あるんですよ。仕方なく全部コピーしました。汗びっしょりかいて。


しかもそれを明日の午後までに読まないと。


いやマイッタ。

2008年12月7日日曜日

篤姫







泣きました。別れ、って切ないですねえ。人は別れることからは逃れられないんですね。




ことしの大河ドラマは今までで一番品がありました。話し方がゆったりしてて、日本語の美しさが際立ちました。ゆっくり話すことの価値がよくわかりました。




惜別の思い。この感情を知ったのは幼稚園の頃です。とにかく夕暮れ頃になるとさみしくて悲しくて一人ぽっちで切なくなってよく川を見に行ってました。




わたしだけ親兄弟と離されて、日田に住んでた祖父母の家に預けられていたのです。今思えば一番つらかったのはやはり母親と離れ離れにさせられたことです。




 幼くして寂寥感を知ってしまったわたしは人恋しい気持ちが強くなると同時に逆に孤独も愛してしまうというアンビバレントな性格になってしまいました。




 今夜の篤姫のように自分のまわりの親しい人たちが次々に離れていった際彼女が味わった寂しさには強く共感しました。セラヴィ。
母親で思い出しました。母方のじいさんのそのまたじいさんは薩摩藩の殿様の剣道師範だったそうです。むかしむかしにばあちゃんが話してくれました。






今日は福岡国際マラソンの日。外に出て応援したかったのですが予習と宿題に追われて無念。



ところが、ローに大事な忘れ物をしたのに気づき、夕方バイクで取りに行くはめに。冷たい空気の中をバイクで走るのはこれまた爽快です。キリリっと引き締まった大気を顔に受けると気持ちよいです。昨日からの雪模様も収束し、夕方には澄んだ青空にお月さまと金星木星が大きく輝き、西の空は広重版画の藍に染まって、きっと江戸時代の旅人もこういう夕景色をどこかの宿場町の道端で見てたんだろうなあ、とバイクで走りながら遠くに思いを馳せてしまいました。

2008年12月6日土曜日

雪だ!寒い~


冬を実感しました。昼頃ローに行きましたが、自習室の自分の机に座ってるとどこからともなく冷気が押し寄せてきて、真冬用のフード付きコートを着込まざるをえませんでした。わたしの机は自習室の真ん中にある階段に近いのでそこから冷気が入ってくるのでしょう。


昨夜は久しぶりに布団で寝ました。でもなんとなく違和感を憶えました。寝ようと思ってちゃんと寝たからかも。いつもは机で知らぬ間に寝込んでますんで。


 午前中降り続いた雪も昼頃には小降りになりました。でも山は真っ白に化粧してました。

内心、雪模様を写真に撮りたくてうずうずしてました、けど来週の予習の準備をしてたら凄い量の勉強が必要だと気づき、こりゃいかん、ローで勉強しなくちゃとかなんとかぐずぐずしてる間に本降りだった雪が小降りになってしまい、凄く残念でした。

昨日の夕方プールで泳いだ後、汗が引かないまま下着を着てしまい、じっとりと濡れてしまったので、そのせいか今日は咳が止まりませんでした。体質的に、一旦汗をかき始めるとなかなか引いてくれません。でも中にはスポーツクラブから出るとき完全防備でダウンジャケットもなにもかも全て着込んでいる人がいます。信じられない思いで見ています。わたしは出来ることならいつも下着のシャツだけで外に出たいくらいです。

汗っかきといえば、学生時代にはかなり得をしました。というのも肉体労働のバイトが多かったので、びっしょりと汗をかいていると凄くまじめに働いているように見えたからです。

 

民事保全法を一日でマスターしなければなりません。また、刑訴の公判前整理手続も。さらに要件事実も行政法も。

2008年12月5日金曜日

時雨


寒さが心地よいです。今日は一日中激しい雨が急に降ったりやんだりしました。

 昨夜また机寝してしまいました。行政法の予習をしてると、窓の外でびゅーびゅーと雨交じりの凄い風が吹いてていかにも寒そう、けれど勉強部屋にはオイルヒーターがじわ~っと温熱を発してくれていてほんわりとあったかい、それで気持ちよ~くなってきて、がくっ。

目が覚めたときは朝5時になってました。

今日は取消し訴訟の原告適格のところ。前期でもやりました。そのときは路頭に迷っていました。なにがなんだかさっぱり分かりませんでした。わからないのに判例をがんがん読まされて嫌になりました。

 今回は大分理解が進みました。授業レジメも整理されているので(前期と違う先生です)判例の理解が容易になりました。

 一皮一皮むけていく感覚です。ただ、授業中判例の事案と判旨を当てて言わせるので、当たった人は大変です。とりわけ小田急事件の判旨を言わされたらとんでもないことになります。今日その小田急事件の判旨を言わされた女子学生はおよそ5分近くの間延々と判旨を言うのに格闘していました。先生は助けてくれません、傍観しています。その女子学生はちらっと半泣きになってました。

 

憲法の先生、女っぽい仕草をしますが、突っ込みは厳しいです。ほとんどの学生はまじめに予習してきてます。判例時報とかの判例集を図書室でコピーしておき、がんがん読み込んでます。

行政法も憲法も判例の読み込みが大変です。百選に載っている判旨は端折りすぎていて役に立ちません。

 

夕方6時10分、一週間で一番大変な一日が終わり、みんなホッとした顔になります。もちろん、すぐさま自習室の自分の机に戻って勉強する人もいます。また、ゼミを組んで始めるグループも。生協の食堂にぞろぞろ行く連中も。さっさと市外の自宅に帰る人も。

わたしはプールに行きました。900メートル泳いだところ今度は右足裏が攣ってきたので、終了。体から毒素が出て行ったみたいに爽快でした。

2008年12月4日木曜日

冷たい雨に打たれて







街をさ迷ったの、、ではなく、民法の先生の質問に対してわたしの答がさ迷ったのであります。





予期せぬ質問にうろたえてしまったわたしはあーだこーだを繰り返しながら、結局正解を答えることが出来ず、1回戦敗退という無惨な姿をさらしてしまいました。





土砂降りの中をうなだれながら帰ってきました。





でもこれでいいんです。合格し、実務家に必要なスキルを手に入れることが目的なんですからいくらでも恥をかきますよー、だ。





うむむ、、このセリフって前にも書いたような、、、、





つまり進歩してない、っちゅうことですか。








さあ、明日金曜は1週間で最もハードな日です。大の苦手行政法と憲法、この憲法の先生は前半7週と後半7週で先生が替わります。後半の先生はどんな質問をぶつけてくるのか予測が立てにくいので予習に苦労します。




昨夜はプール疲れで机寝してしまいました。多分今夜もそうなるでしょう。
写真は晩秋の阿蘇、阿蘇神社門前町に水基といってどの店の前にも湧き水がわき出ている一角があり、馬肉コロッケ『馬ロッケ』なんかが売ってます。
また、湧き水で淹れたコーヒーが飲める喫茶店も。一度飲んでみたいです。











2008年12月3日水曜日

プール







久しぶりに泳いできました。




箱崎にアクトスというスポーツクラブが出来、正会員が月5900円とかなり安かったので申し込んだわけです。




プールの水がものすごくきれいで、お客さんもほとんどおらず、貸し切りに近い状態、しかもプールサイドにわたしの好きなミストサウナまで付いています。




全部で7コースあり、かなり広いですし、採光も十分で明るくて開放感があります。




 気持ちよく泳いでいたら600メートル泳いだところで左足の太ももが攣ってきました。




ジャグジーに移って攣ったところをもみほぐしました。




 やはり運動は大事だなあ、と実感しました。頭の動きも良くなった感じがします。




 明日提出の手形の課題、今から書き上げなければ。そして明日朝早く起きて民法の予習も。週末が一番大変です。




きょうあった民事裁判実務、ほとんど先生の解説授業でした。肩すかし気味でした。楽でしたけど。



この授業には上級生で優秀な学生が二人ほど受けています。彼らは去年この授業の単位を落とした人たちです、優秀なのに。わたしはてっきりモグリで今年もう一度聴講してるんだとばかりおもっていました。それくらいデキる人たちが落としてるんです。なんでだろ?




 わたしはハッと気づきました。民法や民訴が出来ている人ほど落とし穴に落嵌りやすいと。というのは、要件事実の大半は、書き方、書きぶり、書き分けなんです。しかもその書き方マニュアルが厳格なんです。ちょっと逸れたり余計なことを書くと零点です。ですから書式に力を注がねばならないのです。民法的な法律関係の解読に力を注いではならないということです。民法が得意だとついそっちに頭が行ってしまうんです。




 



 昨日の夕方、民事弁護論の先生にCDを渡しました。先週講演したI弁護士の録音を焼いたものです。この民事弁護論の先生が講演会をセッティングしたので、ご自分のライブを記念に渡してもらおうと思ったためです。




すると先生はとてもとても喜んで、『ありがと~!!Aさん!わたしも良い講演だなあ、これをとっとけたらなあ、と思っていたんですよ。是非I先生に渡しますよ、きっと喜んでくれます。』と言ってくれました。




 さすがだなあ、社会人のあるべき姿ここに見たり!でした。こんなふうに喜んでいただいたお陰で渡したこちらの方が逆にありがたい気持ちになりました。