2009年10月13日火曜日

夕陽朱く











夕方、ホームセンターにちょこっと買い物に。多々良川に真っ赤な夕陽が落ちようとしていました。中州を見るとカモの群れが泳いだり休憩したりしていました。




秋の夕陽って、心に滲みるなあ、胸がキュンと締め付けられます。ローに帰ると友人の学生がぼんやりと玄関前のベンチに座っていました。声を掛けると、先週お父様がお亡くなりになったとのこと。夕陽が落ちて暗くなり始めた時でした。なにも言えませんでした。








ゼミ2つ
















はじめの民事法予習ゼミ、ゼミの効用が発揮されました。自分がこれが正しいと思って書いたスジに疑問が出されました。わたしは反論に窮しました。





ゼミが終わって遅い昼ご飯を食べにうどん屋に行ってカレーうどん330円を食べながらもう一度考えてみました。すると、やっと自分の考えのどこがおかしいのかが分かりました。





やっぱり独りよがりは良くないなあ、と反省。





夕方7時からは択一ゼミ第1回。学生は男3,女4,の7人。終わったのが9時半過ぎ。みんなよくやるなあ、と感心。しかし、もっと感心したのはチューターをしてくれた合格者の体験談。去年は毎日2~4時間択一の勉強をしたんだそうです。すげー。





役に立つこともいくつか言ってくれました。





帰りに女房の実家に寄って遅い晩ご飯を頂きました。





毎日いろんな人たちのお陰で生活していけてることに感謝感謝です。










とっても小さいのに取ってもカラフルな花を見かけました。カワイイです。





2009年10月12日月曜日

今摂氏20度です






















いやもう、寒いです。ジャンパーを着ています。昨晩、ローからバイクで帰る途中、手袋が欲しくなりました。






明日12日は祭日ですがゼミが二つあります。民事法総合演習という必修科目の予習ゼミと、合格者による択一ゼミ第1回目です。こちらが大変なんです。行政法の択一問題を解かせるそうだからです。






 で、金曜から行政法の択一過去問を解き始めたんですが、これがまあ、×××の連続。やはりわたしのレベルは低いまんま。青ざめました。






ただ、子細に検討すると、受験生の正答率には問題によってスゴイ差がある事が分かりました。






①判例の知識については皆かなり強い、ただ、深く聞いてくると正答率はどーんと下がる、②条文知識問題も強い、しかしこれも、細かく聞いてくると正答率が下がる、③教科書的知識についてはたいていの受験生が弱い、ということで、受験生達の勉強方法は条文判例の詰め込み中心、みたいです。






一番良い勉強は教科書条文判例の有機的結合を目指すことでしょう。でもねえ、判例の屁理屈ってかなり手強いです。












☆今日は女房孝行の日。二人で二丈町のきららの湯という、日本屈指のラジウム温泉に。入湯料500円です。露天風呂もあります。風が物凄く冷たくて






ビックリしました。でも最高でした。肩から上は冷たく、その下は温かい温泉に、というのは温泉好きにとっては最高のシチュエーションです。






 そう言えば、秋田の乳頭温泉に行ったとき、そこの有名な鶴の湯の露天風呂に入ったときは小雨が降っていました。雨の中の露天風呂もまた格別です。






今日はその最高のシチュエーションの中で、これからの戦略をつらつらと考えていました。






 たまにはこんな気分転換もいいものだ、と思いました。






近くの深江漁港を散策したのですが、海水がきれいでした。なぜか釣り人が大勢出ていました。

2009年10月9日金曜日

えっ?もう冬なの?











こりゃまた急に寒くなってきましたね。





自習室のわたしの机なんか、つい2週間前まで暑い暑いとわめいていたのに、今日はほんとーに寒かったです。





と、なにやらローでは新型インフルエンザに罹った学生がとうとう出たそうです。今日、ロト6売り場でも、係の女性と買い主の女性がどうも子供同士が同じ小学校みたいで、8組は今日学級閉鎖になったとよ~、とかしゃべってました。そうかあ、大流行なのか、これは気をつけてうがいと手洗いをマメにやらんと、と思いました。





ロト6を400円分買っていたのですが、見事にハズレました。びびっときたんですがねえ。





代わって、月曜日、体育の日の夕方7時からローで択一ゼミが始まることに。で、いきなり行政法の択一問題を解け、ということに。





またまた焦ってきました。時間が足りません。民事法の課題が超難問で、手こずっているうえ、民事裁判実務も課題が出ており、それに備えて本を50頁以上読まなければならず、かつ民法百選の通読、倒産法の予習、民事執行法のテープ聴きも、と、えらいこってす。
☆寒かったので、西新に寄ったついでにいつもの八0八うどんで、シイタケとなすびの天ぷらうどん、400円を。
その後ローにバイクで向かう途中、移動パスタ店を見かけました。美味しそうでした。天神では今や全国区となったピエトロ本店も。昔は本当に安くて美味しかったんです。シイタケとベーコンの和風ソースパスタ、海苔のてんこ盛り、は最高でした。ピエトロも初心に帰ってほしいものです。
代わって今一番美味しいのは西通り一風堂右横にあるスウィートバジルというパスタ店です。ほんとうにウマイ!
やっぱ、秋になったんですよ。食べ物が美味しくなってきましたもの。
といっても、ほとんど毎日愛妻弁当ですが。









2009年10月7日水曜日

家が揺れています






















台風18号の強風でなんだか揺らいでいますよ。気のせいでしょうか。でもびゅ~びゅ~と風の音がスゴイです。






今日一日の温度変化はメチャクチャでした。昼前はめっちゃくちゃ寒かったのに、夕方はじめじめと蒸し暑くなりました。






そして夜はまた風が冷たくなってきています。






それにしても台風がこっちに来なくて助かりました。逆に紀伊半島、東海地方は大変です。伊勢湾台風並みの脅威だとか。






わたし個人は雨も風もすきなので、台風と聞いたら血が騒ぐのですが、3年くらい前ですか、猛烈なヤツが博多を直撃してベランダに備え付けていたハトよけの自作ネットが破壊されもうちょっとで5階のベランダから外に吹き飛ばされるところでした。下は駐車場で、もしも他の人の車に落ちたらエライコトになってました。その日は必死でびしょ濡れになりながら針金とロープでネットを縛り付けてました。それ以来、台風はもうご免被りたいと思うようになりました。












☆今日、夕方から合格者4人による合格体験談会が開かれました。ロー生の参加は少なかったです。いつも思うのですよ。うちのロー生は情報収集意欲に欠けてるなあ、って。






合格者から話を聞くのって来年合格するための格好の情報源だと思うのですがねえ。






合格者の共通意見は、情報の一元化、でした。それと、判例の勉強。






4人の中で一人だけ完全未修の若者が居ました。彼の話も役に立ちました。






この完全未修の合格者以外の3人は、猛烈に勉強していたようです。それも楽しげに。






わたし個人としては、彼ら4人が一体どういう答案を書いたのか、そしてそれに何点付けられたのか、を知りたいです。












☆1限めの民裁実務が終わって夕方6時半の合格体験談まで、民事執行法の和田テープをもう一度聴いていました。やはり良いですねえ。






最近、要件事実について、再度やることで理解できるようになったことに味を占め、またさらに中山先生の格言もあって、繰り返すことの重要性を実感するようになってきたんです。民事執行法は、民法の担保物権とか債権の取り立てを理解するために必須ですし、民訴、倒産の間を架橋するものでもあり、実務的にも大変重要なので、今のうちにレベルアップしておきたかったんです。












☆☆後期になって授業が前期の三分の一以下に減って、週4コマになり、物凄く嬉しいです。








※リンゴの季節が到来。毎朝このコーヒーミルで豆を挽いています。一日当たりの豆代は100円もしないと思います。魔法瓶に淹れたてのコーヒーを詰めてローに持って行きます。缶コーヒーが1本110円もするのと比べて、とても経済的だし、美味しいです。もちろん、ブラックで飲みます。このコーヒーミルは30年前に近鉄百貨店京都駅前店で買いました。新しいヤツを買おうかなあ、と思いつつ、使い続けて30年経ってしまいました。




右にあるのは愛妻弁当、左のコーヒーカップは小石原焼きで、とても気に入っています。年齢と共に磁器よりも陶器の方を好むようになってくるんでしょうか。暖かみ、肌触り、自然さ、が嬉しいです。

2009年10月6日火曜日

繰り返し




いや~、遅まきながら、要件事実にかかっていたモヤがほぼ吹き払われました。



毎週水曜朝一にある民事裁判実務という、現役裁判官(ちょー優秀な方、優秀すぎて困るところ多し)が教官になっている授業があります。中身は半分が要件事実の話、もう半分は民事訴訟の実際の流れ、です。



で、いきなり要件事実の難しい課題を出して、その解説をし始めるのです。



要件事実とはなんぞや、とか、請求原因とは、抗弁とは、なーんて説明は、一切やりません。自分で本(問研とか類型とか呼ばれている本たち)を読んで答を書いて出せ、ですから。



去年はそれにやられてしまいました。さっぱり分かりませんでした。



ところがなんと、今年再度受講してるんですが(受講させられているというのが正しい表現)、課題の答えがすらすら(これは過剰表現)書けるんです。



 実は課題の中身がほとんど去年のと同じで、答えは手に入れているのです。ですから、それを見れば一丁終わり、です。ですけどそんなことをしてたらまた落とされます。



それで、自分の実力チェック用にまず自分で書いてみて、答合わせをしてみたんです。そしたら9割方合ってたんです。



やはり、今年の前期、中山先生の要件事実の授業を受けて良かったです。やっとコツを掴むことが出来ました。






☆と言うことは、倒産法と行政法もそうなってくれるためには、来年の本番までに一山二山こえないと。そう思うと、余りの時間不足に血が引いていきました。






☆今日夕方の授業は、精神医療と法という、初めての授業でした。川副先生という弁護士さん、日弁連の元副会長さんでした。



はじめに、先週やるはずだった授業が休講になったお詫びをされました。



教壇から学生に向かって深々と体を90度曲げてお辞儀をし、どうも申し訳ありませんでした、と謝罪されました。こっちがビックリ仰天あわてふためきました。



 およそ5センチほどの厚さのレジメ類をゴっソーっと渡されました。胸焼けしそうな厚みでした。



そんなに気合いを入れて欲しくないのにな~っと思いました。



 ローに1年半いて分かりました。実務家のほうが圧倒的に熱心です。というか、情熱的です。学者さんはまぁ、なんというか、相変わらず、みたいなところが多いです。



そうそう、レジメ準備と配布の有無と量だけ見ても圧倒的に実務家の勝ちです。しかも、実務家レジメは判例ベースですから分かりやすい、いえ、分かりやすくしてやろうとの意識が高いです。



それに対し、学者さんの中でまあまあ頑張ってくれているかなあ、といえそうなのは行政法の先生達くらいかなあ。



わたしが感じるのは、実務家教官達に共通するのは、わたしたちをなんとかして一人前の実務家にしてやりたい、という、自分たちの業界に善玉菌を増殖させたいとの願望があること、それと、自分たちがこれまで現実社会で経験してきたことを後輩達に伝えたい、という思いだと感じました。



とにかく実務家たちは気合いを入れてローに来ます。自分の仕事の片手間にちょろっとやって来て適当に授業をして、、、、なんて人は一人も居ません。これは断言できます。みなさん手弁当です。たぶんローに行くのが好きなんでしょう。わかるよーな気がします。



本当に立派なことだと思います。ただねえ、如何せん、そう言う実務家教官が教えるのは司法試験科目以外がほとんどなんです。そこが辛いんです。



 クラスの学生がよくわたしを冷やかします、あんみつさんは、司法試験科目でない科目に限って前の方に座るんですねえ、と。



 わたし個人の規範があるんです。それは、わざわざ遠くからいっぱい準備してローに来てくれたのに、学生が教室の後ろの方に固まっているなんて、先生に失礼ではないか、先生に敬意を表わすには一人でも前の方に座らないと、と思うんです。でもときどき、失敗したかな~、オレも後ろに座れば良かった、と後悔しますが。




 昨夜の気温は23度、窓を開けて寝るとまず間違いなく風邪を引くでしょう。


季節が完全に代わったんですねえ。秋の虫の音さえ聞かなくなってしまいました。



 



2009年10月5日月曜日

家無き子に

前期、火曜日の夕方6時半から会社法のゼミに参加していました。卒業生がチューターになってくれていました。こういうゼミをやれ、と中山先生からの命令で黒子になって立ち上げました。
昨日、あることに気が付きました。火曜6時半といえば、後期から授業が入るではないか、つまりダブルじゃないか、と。
それで、他の曜日に行われているゼミ(同様のゼミを月、火、金の3組でやっているのです)に移らないと、でも金曜は民事執行があるから、後は月曜のゼミしかない、と思ってそこの学生代表の女性に、月曜班に入れてくれるよう仲介を頼みました。ところがもう満杯でこれ以上入れられない、と断られてしまいました。
 というわけで、会社法ゼミに参加することが全く不可能になりました。一体全体なんでなの?このゼミを立ち上げるのに苦労したのはオレなのに、、、、、
とやるせない気持ちで帰ってきました。
 まあ、仕方ないです。これもまた因果応報です。というのも、そもそも本来なら火曜日夕方の授業を履修しなくてもよかったんです。なんでかというと、夏期集中講義の倒産法の先生が、家族のインフルエンザの為に休講となったため、この講義の単位がまだ降りていないのです。この倒産法の2単位が取れていたら後は必修科目2科目(と、去年落とされた民裁実務)の3コマだけ取ればよかったんです。火曜の授業を取らなくて済んだんです。
 ところがわたしは倒産法の授業が休講になったのを物凄くありがたく思っていたのです。
人生とは、モグラたたきのような物だなあ、と思いました。