2011年6月11日土曜日

神様、感謝します。

本当に危ないとこでした。短答、よろめきながらもなんとか通過することができました。
東京ではすでに金曜日に通知が届いていたみたいなのに、こちら福岡では土曜日午前中になっても届きませんでした。イライラが募りました。城南郵便局に電話もしましたが、土曜日だったので留守電。ますます苛立ち。外に出て心を静めようとして団地をうろうろしてました。すると正午過ぎにようやく赤いバイクがやってきました。
配達員の兄ちゃんに礼を言ってはがきを受け取り団地の階段入り口の郵便受けでさっさと開けました。家の中に持ち帰る勇気すら無かったのです。

開けてびっくり!目が点に。マジでギリギリのところでした。
公法系と刑事系のあまりのひどさ加減に息が止ってしまいました。いったいどうやればこんな怖ろしくショボイ点が取れるのか、自分を疑ってしまいました。特に刑事系は自分の予想よりも15点も低かったのが衝撃でした。公法系は胸騒ぎが現実の物になりました。行政法は全く、出来た気がしませんでしたがその予感が的中。
ただ逆に民事系が予想以上に良かったのでこれでなんとかカバーでき、結果的に救われました。民法は9割は取れてるという感じでした。

そしてそして、これこそ運が良としか言いようがないのが、マークシートの見直しをすることが出来た!ことでした。
もしも試験終了直前にマークシートを見直しせず、数々のマークミスとマーク落としを発見できないままで終わってたら、正真正銘間違いなく終わっていました。今頃は真っ黒な奈落の底に突き落とされて茫然自失になって街をさ迷っていたところです。
まったくもう、です。
そのうち正確な採点をしてみなければならないと思います。この、公法系と刑事系の点数の悪さの原因を突き止める必要があります。パニックに陥ったせいなのか、ただの実力不足か、それとも気づかなかったミスが他にあるのかも。
また、行政法がこの夏最大のテーマに確定。条文と基礎知識がが身についていないからこんなざまになったのです。
☆どちらにせよ、わたしの得点は短答通過者の平均点よりは下回っています。これを論文でどれだけ挽回できるか、神妙に9月の最終結果を待ちたいと思います。
☆☆そして、もしも短答に落ちていたらきっと来年に向けて命がけで勉強を始めるであろう必死の思いを持って発表までやってやってやりまくるつもりです。
ともあれ、自分が必死に書いた答案を採点してもらうことが出来、試験委員から評価してもらうチャンスがもらえたのはもの凄く有り難い限りです。

2011年6月10日金曜日

元宮城県知事 浅野士郎さん





素晴らしい方です。知事を退任後、大学やマスメディアで活躍中、突然成人T細胞白血病(ATL)を発症され、闘病中でらっしゃいます。
わたしが思っていることをずばり代弁してくださっています。
ありがたいことにこの前新聞にATLに効く薬が出来つつある、という記事がでていました。
この病気は主に沖縄や南九州などに偏在する風土病で、キャリアは120万人、そのうち30才以上では4~7%が発症するのだそうです。感染源は母乳からだそうです。わたしもルーツは南九州です。
☆画像をダブルクリックしていただけたら文章が拡大されて読めます。

玄海原発再開と村上春樹さんの受賞


佐賀県唐津の先の岬に玄海原発があります。
ただいま停止中。昨日、あの経産省の原子力安全保安院がやってきて、玄海原発は安全だから再開してくれ、と佐賀県知事と県議会に申し込みをしました。
知事と議会は抵抗しています。ただ玄海町長だけ条件付同意しました。
保安院に尋ねたいです。あんたら今度はどんな想定をしているのか、想定外の事実ってあるのか、って。
たとえば、もしも飛行機が墜落して原発に落下したらどうするのか?そういうのは想定外なのか?でも現実にはあり得る話です。かつて九大の原子力研究所の原子炉建物真横に米軍のジェット戦闘機が墜落したことがあります。
ですから、そんなの起こりっこない、と言う想定まで想定内にしておくべきです。
この原発が爆発したら福岡市までたった40キロ、コワイです。
ですから何が何でも原発廃止を。
福島原発から365キロも離れた静岡のお茶から基準値越えのセシウムが検出されたんですよ。
静岡の主婦がテレビのインタビューに応えて、『福島だけの問題じゃなくなりましたよね』と言いました。全くおどろくべき発言です。
福島原発放射能漏れの問題は日本全土が滅びるかどうかというまことに国家存亡の危機と言って良いほどせっぱ詰まった問題なんです。対岸の火事みたいに考える人がいかに多いか、こっちがびっくりします。なんてナイーブな国民なんでしょう、日本人は。
しかもこの切実な問題を正面から取り上げているテレビ局はTBSとテレ朝くらい、あとはBSの『愛川欽也のパックインジャーナル』、毎日放送ラジオくらいです。

それから、玄海原発再開の同意対象がなんで近隣自治体だけなんでしょうか。
半径80キロ以内の全ての自治体とその住民の同意まで広げるべきでしょう。だって被害がそれくらいまで広がるからです。
また、国会は内閣の責任ばかり追及してますが、そもそもこんなことになったのは経産省の原子力安全保安院が東電の監視を怠ったからなのだから、国会は猛烈に原子力安全保安院の責任を追及しなければならないはずです。また、事故を防げなかった原子力関連法律を制定したのは一体どこのどいつか、胸に手を当ててよ~く反省しろ、と言いたいのです。
政争ばかりやってる政治屋どもは全員有罪です。

    




















村上春樹さんが反原発を貫かなかったご自分を反省していました。
わたしも同じ思いです。
関東地方では所々でセシウム濃度が高いところが出ています。
武田教授が仰るように、ホットスポットの表土を削り落として福島に持って行き除染すること、これが今一番緊要な仕事だと思います。グズグズ悩んでいる場合じゃないです。
関東のみなさん、デモ行進をして政府を急かしましょうよ。
山本太郎さんのような人がもっともっと増えて欲しいです。



☆とかなんとか言ってますが、今のわたしは金曜か土曜に届く短答の結果通知のことでぐしゃぐしゃです。足きりクリアしていないと一巻の終わりですが、たとえクリアしていても点数が悪ければ最終合格が危ういのです。足きりクリアした受験生の短答平均点がとれたかどうかも心配です。
さっき正午頃郵便受けを見に行きました。まだ届いていませんでした。ヤレヤレ。

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2011年6月7日火曜日

問題文にミス?

刑訴法の論文問題について法務省が実質的なミスがあったことを表明し、訂正陳謝しました。


実は試験中、オヤッ?と思った箇所でした。問題文を読み返したときに発見したんです。なんで違う人物がここで出てくるのか、と訝しみました。
そこでわたしは『あ~っ、あの論点か!シメシメ』と、思いっきり食いついたのです。

ところが、今日、法務省が、あれはこちらの勘違いでした、なんて訂正を出しちゃいました。

そりゃないよー。ちゃんと問題文を読んだ受験生の方がハンディを負ってしまうなんて。

人の人生を決める試験に大チョンボをするなんて!それが法律の文言を一言一句大切にする法務省のすることですか?

この、刑訴法の問題は、問題文そのものが長大な上、事実関係が複雑で登場人物も多く、論点もやたら多いのでとても2時間で書ききることは無理です。

ただでさえそういう状態なのに、問題文の中で登場人物を間違えて出題したのですから、これはもう重大犯罪です。
謝って済む領域を超えていると思います。だってその後には勾留やら取り調べやら証拠能力やら伝聞やらの論点がウジャウジャと待ちかまえているので本当はさっさとクリアしなければ間に合わない場所だったんです。
法務省は一体どうやって採点をするのでしょうか。
またしても気が重く胃が痛くなりました。

こうなったら受験直前期の気力でもって行政法と倒産法をマジマスターしないと。

☆ペルーのフジモリケイコ候補の敗戦の弁は立派でした。彼女の堂々とした振る舞いに武士道精神を見ました。
☆昨晩のTVタックルで、原発被災地の被災者のみなさんが国会議員をけっ飛ばしたのが痛快でした。
国会議員は何もやっていない、と痛烈に批判したのです。スタジオに居た原口議員は青菜に塩でした。
また、武田教授が唱えている、汚染地の表土を削り取って福島原発に持って行って(東電と国の費用負担で)除染するべし、という計画を国会議員たちがさも当然かの如くパクったのが良かったです。
誰が言い出したかは問題ではありません。汚染土壌を除染するのは当たり前だ、という意識を政治家が持つことが出来れば行動に出るのも早くなるからです。
管内閣の無能振りもヒドイですが、国会は輪を掛けてヒドイです。
何千億かけてでも除染を完遂させるべきです。

2011年6月6日月曜日

連チャンで












































































土曜日曜連続で飲み会。



土曜日



平均年齢50歳代のおっさん会



気心の知れた仲間と久しぶりに盛り上がって気持ちが楽になりました。



KSくんの自宅で6人がいろんな酒とつまみを持ち寄り、フーテンの寅さん系の遊び人で飲み助さんのKNさんが台所で真剣に魚をさばいて美味しい肴を造り上げてました。


ビール、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、純米吟醸、焼酎、そしてスコッチのマッカランまで。


25年間ちっとも変わらぬ楽しい飲み会でした。変わったのはみんなの外見だけ。




日曜日



ローの仲間で豪華な宴会。



まこと家という舞鶴にある魚とお酒が美味しい店で修習生Iさんの呼びかけで4人の受験生が集まりました。



またしてもIさんにお世話になりました。感謝。




受験生の一人Kさんが神戸の実家から福岡に遊びに戻ってきたのでみんなで飲もうということに。



久しぶりに会って話が出来、また楽しかったです。自宅で一人で勉強していたそうで、精神的に苦しかったと言ってました。分かる分かる。わたしも1ヶ月間自宅に籠もっていて気が狂いそうになりました。



4人の受験生のうち、2人は答案を再現したそうです。苦しかったと言ってました。自分のしでかしたミスを自ら暴く作業を7科目全部やり終えるというのは、もう、偉い!と言うほかありません。頭が下がります。



去年受かった修習生は、去年の受験後ひたすら忘却に努めたと言ってました。彼が言うには、2科目だけ2塁打が打てれば、後は凡打でも受かる、と言うのです。同意します。ですが問題はどれが2塁打でどれが凡打か自分では分からないということです。


そのIさんも、これは出来た、2塁打打てた、と答案を書いた直後に確信した2科目の点数が、意外にも悪く、逆に、これはヤバイなあ、としょげてた科目が良かったと言ってました。



ご自身で分析したところでは、知ってることを吐き出した答案は点数がイマイチで、逆に現場で悩んで仕方なく自分で考えて書いた答案が結果的に良い点数になった、ということだそうです。



それから、とにかく答案は事務処理能力が必要で、日頃から過去問を85分で書き上げる練習をしてた、ただ、答案構成は緻密である必要はない、とも。仰るとおりです。




同席してたYさんという受験生も、辰巳の答練では問題文を見たらすぐに論点が全部分かるけど、本試験ではそうはいかない、だから本試験は難しい、と言ってました。Yさんは辰巳から、再現答案を書いて有償で渡してくれ、と依頼を受けた人物です。ということは辰巳答練で上位だったということです。




こうやって受験生仲間と交流が出来、また新たに頑張ろうという気持ちになれました。感謝。




☆その、まこと家という店では高級な純米吟醸酒が飲み放題なんですが、3種類くらい飲み比べたうちで、福岡の地酒『桜霞、さくらがすみ』というお酒が一番美味しかったです。他にも青森の『ねぶた』とか『〆張り鶴』なども飲んでみました。けれども桜霞が断然美味しかったです。爽やかで上品で澄んでいました。




ネットで検索してみましたが残念ながら詳しいことはわかりませんでした。




☆☆この前アップした、最近感動した受験本のリストを知りたいという奇特な方は abmtak@gmail.com



までご連絡ください。短答結果がどうであれ、今すぐ勉強を始めないと、という気持ちになりました。




誰かのブログに書いてありましたが、2回目3回目受験生の失敗は、発表までまともに勉強しない(できない)ことだ、と。肝に銘じます。























2011年6月3日金曜日

短答試験結果が

上の文書を左クリックしていただくと画像が大きくなります。
ある受験生ブログから無断借用しました。すんません。


今日法務省が発表しました。足きりは210点でした。去年よりも5点下がっています。そうすると足きりをクリアした人数は増えるはずなのに、逆に若干減っています。
足きり点が下がったことは大歓迎。
でもでも、わたしまだ自己採点しておりません。マークシートに性格に記入出来たかどうかが不確かなのが主な理由です。
どうせあと10日後には通知が届きます。それまでは必死で民事再生法の実務本を読み込もうと思っています。それと刑訴の捜査を事例ごとにカード化しようと思ってます。
その後は会社法の条文を自分の血肉にしようと。

今朝またしても悪夢にうなされ夜明け前にガバッと起きてしまいました。ウウウウウウウ、、、、、。
この悪夢をバネに、歯を食いしばって勉強するのみ。

☆鳩山氏の土壇場寝返りうっちゃり技は相変わらず冴えてました。鮮やかなる宇宙人振りにかえって爽快ささえ覚えました。
小沢一郎さんもまた、後一歩でチャンスを逃すという得意技を披露してくれました。
わたしの意見ですが、小沢さんは政治技術は持っていても政治哲学が無いのではないでしょうか。
この国をどういう国にするべきかというビジョン、国民の幸せとは一体何か、が無い。
政治家とは究極のボランティアであり、進んで自己犠牲を実践する者だと思います。
真剣に政治に実を捧げたなら身も心もボロボロになるはずです。
毎日毎晩苦しんでいる国民のことを思って眠れない日々を送るはずです。全知全能ではない以上、他人の叡智を求めて様々な専門家に教えを請うはずです。ですからいつも自分の不徳の致すところを噛み締め、自然に謙虚な人間になるはずです。
小沢さんの地元、陸前高田では、避難所に一度も小沢さんが激励に来なかったと言って憤慨しているお年寄りがいました。
つくずく仁と義の無い人だなあ、と感じました。
大体、野党自民党を利用して自分が権力を握ろうという発想が間違いです。

☆原口さんもみっともない。小沢さんに与しようとした連中の豹変振りもまた見事といえば見事でした。
☆☆戦後政治で最も情けない内閣不信任決議でした。

☆☆☆最近本屋さんに行って驚愕。もの凄く良い本の出版が目白押し。チクショー!これを試験前に見ておけば、というのが何冊もあって歯ぎしりする思いでした。

2011年6月1日水曜日

武田邦彦 (中部大学)本当はテレビは危険を知らせるのだが

わたしのお気に入りの学者さんです。
以前、ペットボトルのリサイクルは無意味であり、また地球温暖化とCO2とは関係がない、と言い切ったことで一躍有名になりました。
わたしは前々からNKHが偏向報道、自前の検閲をしていると腹を立てていました。どんなに悲惨なことでも事実であるならそのままを放送するべきであり、NHKが勝手に取捨選択してはならないと思っていました。
ところが中には国民の不安をいたずらに煽るのは良くないから穏やかな映像だけを流すNHKの姿勢は良いことだという人がいました。
信じられません。国民はそんなにバカですか?まるで上から目線そのものではありませんか。
原発事故の詳細、本当の真実を追究して報道しようという真の報道がないのです。
これでは中国の国営放送となんら変わりません。
武田先生がお怒りになるのはもっとも至極です。

また、この前書きましたが、俳優の山本太郎さんの素晴らしい生き様をどのテレビ局も一切報道しません。これでは日本は本当に滅びます。
東京人よ、東北人よ、なんでデモをしないのですか。なんで東電や国会に押しかけないのですか?

わたしは学生時代、一度革マル赤ヘル達と対峙して防衛戦の前線に立った(立たされた)ことがあります。怖ろしくて膝が震え、赤ヘル出て行けと叫ぶ自分の声がうわずっているのを止められませんでした。
当時の京大はまだまだ赤ヘル達と民青、あるいは赤ヘル同士の対立抗争が燃えさかっていました。
真面目に社会改革を考えた学生は民青に加入せざるを得ない状況でした。
わたしはノンポリのまま逃げようと思っていたのですが友人達の真剣な行動に感化されてしまい、3年間くらい民青に加入していました。でも入った後は共産党のヒエラルキーの惨さにすっかり幻滅しましたけど。
それで名前だけの幽霊会員だったんですが、ある時友人から、学生集会の防衛隊員が足りないから加勢してくれと頼まれたんです。イヤでイヤで仕方がなかったのですが、愚かにも義侠心というか、ここで逃げ隠れしたら男が廃る、などとつい思ってしまい、イエスと言ってしまったのでした。
そこで、熊野神社にある教育文化センターという場所で学生集会が開かれ、わたしたち数十人が建物前の歩道でスクラムを組んだんです。
道の向こうには赤ヘルたちがこれまた同じ人数くらいで角材を持って集結していました。
そしてやや離れたところに警察の機動隊が盾をもって様子を見ているという、三つどもえの緊張関係が。
あのときは、本当に怖ろしかったです。だって友人の一人はその2年前に大学構内で赤ヘル達に鉄パイプと角棒で殴られ瀕死の重傷を負って顔も風船みたいに腫れてしまったんですから(ちなみに彼は5年生で司法試験に合格、殴った赤ヘルの一員だったヤツも7年生で合格!ヒドイ)

☆デモという言葉でとんでもない方向に話が行ってしまいました。
でも!?今の政治家が国民を救えないのなら国民自身が行動するべきではないでしょうか。
ボランティア活動は崇高な行いです。ならばそれよりももっと低次元の行為ともいえる自分たちで自分たちの国を動かす、という行為を行えないはずがない、と思うんですが、どうでしょう。
みなさん、よければ武田先生の主張を一度聞いてみてください。
武田邦彦 (中部大学): 科学者の日記110601 本当はテレビは危険を知らせるのだが

☆☆昨日知り合いの女性受験生とサイゼリアでお茶しました。その人によると、辰巳の西口講師という人が今年の短答試験問題を自分で解いてみたそうです。その結果、普段なら280点オーバーの自信がある人でも、今年の公法系の難しさは尋常でなく、今年は210点位しか取れないことにもなりかねない、と言ってたそうです。伝聞ですが、ややホッとしました。

☆☆最近、グーグルのwikiというソフトをダウンロードしたのですが、これがとても便利なんです。
 あとでもう一度参照したいサイトをこのwikiでボタン一発で自分のブログに落とすことが出来るんです。
武田先生のブログもボタン一発でOKでした。