2008年8月3日日曜日

甘かった

川嶋先生の、文学と法、と言う集中講義が今日から始まり、早速10時半から4時半まで。
見事に見込み違いをしてしまいました。最初教室に入っていくと、何故か机の上に六法と民訴の判例百選、民訴教科書、伊藤のシケタイ、、、。
あれ~?この部屋は文学と法の教室じゃあなかったの?
近くにいた上級生の女子学生に尋ねると、ここで間違っていない。

とりあえず学修室に戻って自分も六法などを持ってくる。
授業が始まって、やっと分かりました。この授業は古今東西の古典などを題材にした、民訴の授業だったのです。
うひゃ~っ、また民訴か、そのうえ川嶋先生は必ず当てるからなあ、おもしろい文学話を聞けて2単位もらえるなんて、楽ちん楽ちん、といい加減な気持ちでてれーっとやってきたわたしはおバカでした。
休み時間、トイレで知り合いの3年生にそのことを言うと、『知らなかったのはAさんだけですよ』と。
情報収集を怠ったのが原因。

それで、一時間目の題材は『レ・ミゼラブル』でした。先生が、『誰かこの本を読んだことある人いる?居たら手を挙げて』と聞くので、みんな当然手を挙げるだろう、と何の気無しに手を挙げると、どうやら4人くらいしか手を挙げてなかったみたいです。
それで先生は端っこの机に座ってたわたしを指名して『あなた、この本をどう思った?』と聞くのです。
最近、いきなりトップバッターにさせられることが多いです。 気持ちの準備が全然できていないのに~、ほんまにもう。
わたしは、その本を読んだのはもう数十年前のことで、あまり覚えていません、と答え、主人公は誰でしたっけ、なにかきっかけがあれば思い出すかも、と言いました。
すると、先生が『主人公はジャンバルジャンでー』と言ってくれたので、やっと記憶の端っこが見えてきました。
いつも、巌窟王、モンテクリスト伯と混同してしまうんですよ、わたし。
そしたら、川嶋先生も、そっくり同じことを言いました。

結局わたしの答えははなはだ不十分で、役立たずの模範のようなしょーもないものでした。
 先生曰く、わたしの読んだのは少年少女文学全集で、それはダイジェスト版にすぎず、本当の本は4巻もある大著だそうです。
 そのあと、小説の内容、時代背景、作者の思想などを話して、それから民訴の問題へと移行。
 
恥をかいてかえってすっきりしたせいか、読みの甘さは忘れることにして、逆にこの際民訴を実践的に復習できるチャンスができたことを感謝することにしよう、と前向きに発想転換しました。
ただ、やはり民訴の予習はやっとかないとまずいみたいです。

この授業は総勢60人以上が出席してて、大盛況でした。

私のクラスからはわたし一人だけで、完全なビジター孤独状態。未修3年生と既習3年生が半々くらいかな。
さすがに既習3年生の受け答えはそつがないです。
ローの学生が旧試験受験生よりも出来るところは、条文に強いことです。その反面、原則論とか基礎理論はやはり若干旧試験のほうに分があるようです。ローでは基礎勉強の暇がないのが原因だと思います。

明日も朝10時から、予習が大変そうです。まだ全然やっていません。
どげんしょ?

 試験が終わったばかりなのに、休みの感覚がないです。まぁ、暇が出来るとすぐサボるわたしですから、ありがたいことですが。
昨夜のコンパの写真、ビデオの作成をしてて、改めて楽しかったなあ、みんな一緒に同時一発合格したいものだ、と再来年に思いを馳せてしまいました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 今日もおもしい内容です。もう少し授業の内容も聞きたいと思っています。
 予習頑張って下さい。

あんみつ さんのコメント...

はまやんさん、コメントありがとうございます。
大変な授業です。いろんな意味で。
一言で言うと、ボリュームがあります。
制度の深い理解が得られます。本物の講義です。
とても感動しています。それくらいすごいです。人格も立派で、偉ぶらず、学生思いだし、さりとて甘やかすこともしない、厳しく指導した方が本当の愛情だと分かっている、得難い先生です。
きついけどチャンスだと思います。
クラス仲間は一人もいませんが(全員上級生)、ちっとも気になりません。
しかし大変ですよ、予習が。