精神医療と法、という授業で、志免町にある水戸病院に見学に行きました。
総勢15人。現地集合で、わたしの車で同じクラスの学生5人が乗って行きました。
大変環境の良いところでした。敷地も広くゆったりしている上、丘の上に有るので見晴らしも良かったです。
中身もまた開放的でした。いわゆる暗くて狭い鉄格子の中に閉じこめるというイメージは、全くありません。
むしろ、特養ホームみたいでした。高齢者がほとんどで、認知症に罹っている老人はこの世にごまんといるのですから、ここが精神科病院とはとても思えませんでした。
しかも、ふつうの特養ホームよりも静かで落ち着いていてメディカルケアも行き届いていて、なにより病院臭さとかおしっこやうんちをもらしたりその処理をしたりしたときのあの病院特有のニオイが全然しなかったんです。
もちろん、数人の若者がいて、目がどこを見ているのか、うつろで表情もないひともいました。わたしはむしろそういう人たちばかりが入院しているものとばかり思っていました。
ところがそういう若者たちはほとんど外来なんだそうです。
いやほんと、今日見学させていただいた病院は素晴らしかったです。
河野先生というお医者さんが院内見学の説明をしてくださいました。
この先生は、元は原子力発電の技術者だったんですが、一念発起、もう一度医学部を受け直して、県内の保健所長なんかを歴任された方です。
精神科の診療報酬とか療法士の報酬はスゴク安いんだそうで、医療行政に怒ってました。
見学が終わったのが夕方4時半過ぎ。それからローに戻り、近くのガストでみんなで軽く食べて、また夕方6時半から精神医療と法の授業が8時まで。
猛烈な睡魔に襲われました。わたしは必須科目以外の授業では前の方に座るので、こっくりこっくりやってたのを先生にしっかり見られました。
その後は明日のゼミのレジメ作りと明日朝一番にある民事裁判実務の小テスト対策。去年のこのテストで手痛い目に遭ったので、捲土重来です。
☆今日はばりっとして背広を着て行きました。病院見学をセッティングしてくれた弁護士先生に恥をかかせては、と思って。
で、16年前に塾講師で貯めたお金で買ったブルックスブラザーズのピンストライプの背広を久しぶりに着たんですが、なんとなんと今でもぴったんこなんです。お腹周りも変わらず、スッゴク嬉しかったです。オマケに、病院に早めに着いて、玄関前で立ってたら、1年上のクラス(留年したのです)女性が、わたしをわたしと認識せずに、『あの~、九大ローから来たんですが~、』と、わたしのことを病院関係者と間違えて尋ねるのです。それでわたしが、『○○さん、あんみつですよ、』とわたしが何度も自分の名前を言うのに、全く私のことが分からないのです。それで、『3年既修のあんみつですよ!』と言うと、怪訝そうな顔をしてじっと私を見つめてようやく『!』と。背広を着て髪も整えてたのでわからなかったんだそうです。ということは、普段のわたしがいかにひどい格好をしているか、ということですよね。
2 件のコメント:
あの背広が今もぴったり入るとはびっくりしました。信じられない!!
いっしょに岩田屋へ買いに行ったこと覚えています。16年も経つのですか?
いいものだったことはよく覚えています。
背広着るとかっこいいでしょう。
はまやんさん、コメントありがとうございます。
自分でも嬉しかったです。とくにお腹周りを心配していたんですが、うまく履けました。
本文でも書いたように、わたしを認識しなかった女性には驚きました。
よっぽどヒドイ身なりと髪をしてるんでしょうね、普段の私は。
でも、あのスーツを着てローに行っても誰も何も言ってくれませんでした。ちょっとサビシーです。
自分の親が耄碌したらあの精神科病院に入院させたいと思うくらい、感心しました。
今度の土日、O君とKさんの試験の日です。
きっと焦ってドキドキしているでしょうね。
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