2010年8月27日金曜日

北海道は美味しい②














































ANAボーイング700440人乗りが新千歳空港に降りようとしたとき、下北半島あたりから雲が出始めていたのがますます分厚くなり、機内はガタガタと揺れ始めました。
心臓がドッキンドッキン言ってました。
到着し、バスに乗り込もうとターミナルから出ると、ひんやりとした空気に驚きました。温度表示板を見ると17度!
博多が35度だったので、遠い北国に来たことをまさに肌で実感しました。
 バスは温根湯温泉(おんねゆおんせん)という、聞いたことのない辺鄙な田舎町に向かい、雨中を4時間もひた走りました。
 着いたころは真っ暗。アメリカ中西部の砂漠のど真ん中にポツンと一軒だけ建っているモーテルの雰囲気の、古くさいホテルでした。昭和の雰囲気プンプン。部屋はかび臭く、建物はぼろぼろ。お風呂はコンスタンチノープルの地下の廃墟のようで、ちょっと恐ろしかったです。
夕方7時過ぎに到着したのでいきなり夕食に。食事は質素な物でしたが、味は良かったです。ジャガイモをふかしてバターとイカの塩辛を付けて食べるという食べ方が気に入りました。
それから、牛乳が新鮮かつ濃厚で、そのくせさらりとしていて旨い!水もまたミネラルウォーターみたいでした。
車中でガンガンかかっていた冷房にやられ、ただでさえ肌寒かったのにうたた寝したもので鼻風邪をひきました。
そのホテルは、ただ食べて寝るだけの宿泊所みたいなものでした。ただ、温泉だけは一等で、北海道で入った温泉のなかではピカイチでした。もっとも、温泉に目が肥えている九州人にとってはまあ合格、といったレベルかなあ。
初日は入浴後バタンキュー。
二日目は小雨の中、網走知床へ。網走は、な~んだ、的な感想でしたが、知床はさすが世界自然遺産だけあって、ジスイズネイチャー、でした。
とりわけ空気のうまさに感動感動。オスのエゾシカにも出会えてラッキーでした。
知床五湖への木道は湿原の雰囲気がスゴク良かったです。
 バスの車内から見て驚いたのは道沿いに生えている蕗の大きな葉っぱの群れです。こんなの見たこと無かったので北海道らしさをとても感じました。
 また、北海道らしさと言えば、しょっちゅう見かける小川です。河原がいかにもワイルドで、カナダの大自然(行ったことはないですが)みたいでした。赤毛のアンがみたら嬉しくて踊り回りそうな可愛い小川、シャケが遡上してきそうな石ころの岸辺の側に白樺の木立がパラパラと立っている、そんな小川をたくさん見かけました。
☆写真、下から3つめの土まんじゅうは、網走刑務所の囚人たちが道路工事のためにかり出され、鎖でつながれたまま働かされ、終いに力尽きて死んでいった際、土葬した墓の上を盛土し、その上につながれていた鎖を載せて埋葬した跡です。
2泊目は阿寒湖温泉。ここがわたしの一番の思い出となりました。千本たいまつ祭りというのに参加したんです。
これについてはまた明日ご報告します。







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