2008年3月13日木曜日

衝撃











二つあります。




①高校時代の現代国語の先生が亡くなりました。今日の夕刊を見てショックを受けました。




 その先生は山本哲也といって、普通の先生とは全く違ってました。いかにもインテリっぽくて、ボクらのようなアンポンタンには見向きもせず、とても優秀な女子生徒(後に現役で東大文Ⅲへ)だけを相手に授業をしていました。授業のやり方は、どどどどーと一方的にしゃべり続け(唾の飛び方が半端じゃなかった)、突然気が向いたときに生徒を指さして質問するのです。平凡なボクらがどもりどもり凡庸な答えをすると、バカにした顔で無視するのでありました。先生がしゃべっている中身についてはさっぱり分からず、自分の空っぽの頭を気持ちよくすーすーと素通りしていました。




 その後、10年ほど前、たまたま西鉄バスに乗り合わせました。わたしが懐かしさから勇気を出して先生にお声をかけると、先生はうれしそうに挨拶していただきました。挨拶して良かったなあ、と今になって思います。




 みなさんは何故高校の先生ごとき無名の人間(失礼!)が新聞に載るのか不思議でしょう。わたしもそうでした。




 今日新聞を読んでみると意外にも先生は相当の文士だったんだそうです。知りませんでした。先生、申し訳ありません。








②だまされました、いや半分だまされました。




 糖尿病が治ったという本を買って(1200円)、すっかり信用したので壮快薬局まで1万2千円の薬を買いに行ったのです。




そしたら、店員が、著者が最近逮捕されました、って。えええ~?どーゆーこと?




帰ってネットで調べると、薬事法違反で本当に逮捕されていました。また、薬に効能はないということでした。 




 くっそー、というか、良かったーというか。




残念でした。ただの夢でした。




でも1万2千円だまし取られなくて済んで良かった。








追:西日本新聞の夕刊には山本先生の記事の他、わたしん家の近所の弓の馬場商店街も特集されていました。昭和のかけらが残っています。

2008年3月12日水曜日

春宵一刻値千金




K女史に昼ご飯をおごって貰いました。西新の細い路地の奥に隠れて営業している店です。12時開店でしたが、知らずに30分前に来てしまい、店の待合所でおしゃべりして待ちました。すると後から後からどんどんお客さんがやってきて、開店前にはすでに10数人が立ち並んでいました。



1500円のしあわせランチをいただきました。ちょっと高かった。味はそこそこでしたが値段分はないなあ、900円が妥当か。〆に出たお茶漬けも熱々ではなく、がっかり系でした。



その後西南で択一、またしても途中で睡魔におそわれ、10分ほど仮眠。



少しずつ60問というヘビーな量に耐えられるようになってきました。



夕方、自転車でまたしても道草。5時過ぎの西新界隈は春霞が夕日でぼわーんとオレンジ色に染まって切なさを醸し出していました。



そうだ、この夕日を一丁撮っておこう、と海辺に向かいました。



想像以上にきれいでした。全く寒くなく、写真を撮りながらそぞろ歩いているといかにも春の海といった感じののどかさの中に、なつかしさとか人恋しさを憶えました。



西行法師になった気分でした。これで桜が満開になったらもっと心が騒いでしまって、ものぐるおしけれ、になっちゃうでしょうね。

春風薫る







今年初めて、暑い、と言ってしまいました。気温急上昇。本格的に春突入。余りの気持ちよさに辰巳まで自転車で。手袋の中が蒸れてしまい、途中で外す程でした。



 街行くギャルたちはいち早く春モードに衣替え。わたしの好きなワンピース姿も。



帰りに例の如く大濠公園で道草を。



弁当を広げてのんびり楽しくほおばっている人たちを大勢見かけました。平和そのもの。昼寝組も結構いました。これがまた極楽なんだよねえ。



 帰り着くと空腹の嵐。そういえば辰巳でたまりに溜まった大ちゃんがびっくりするほどお出ましになり(失礼!)、お腹の中が本当に空っぽになりすっきりしました。かがんで自分の大ちゃんのお出ましを観察してみると、なんと一本棒が80センチほども長く続いて出たので強烈に驚きました。腸からそのまんま押し出されたという感じです。小倉優子(ゆうこりん)も同じように自分の大ちゃんをしっかりと観察するそうです。自己管理のためには良いことだと思いませんか?



2月は何故かスカッとするお通じがなかったのです。緊張と焦りのせいでしょうか。



 



 夕方お袋からグチっぽい電話がありました。姪っ子の住み家のことで気をもんでいたのでした。心配することがわたしの母の趣味なんです、余計で無駄な心配をどっさりしたがるんです。



 ただまあ、今度の心配は理解できます。わたしも同じように心配しているんです。



九大の女子寮は、わたしの想像するところではかなりアカデミック性が高い気がします。地方や外国から単身福岡に出向いてくるのですから、勇気と知能と根性を持っている女性が多いのではないかと思われるからです。



ですから、寮に入ったら必ずやいろんな知的刺激を受けるはずです。きっと毎日が楽しく感じられるのではないでしょうか。本当にうらやましいと思います。



 それなのに、貝塚から六本松までの地下鉄通学が時間がかかるしきついからイヤだ、というのは、ナイーブ過ぎます。日本人はナイーブって言う言葉を良い意味に捉えていますが、本当は、世間知らず、とか、無知、とか幼稚とかいう軽蔑用語です。



自分の姪の悪口を言ってしまったことになりますが、要するにまだまだ子供だ、と言いたかったのです。



 久留米、大牟田から通ってくるサラリーマン、OLもたくさんいます。女房は博多から戸畑の女子大まで毎日鹿児島本線に乗って通学していました。



そういう人たちがいることを姪は知らなければなりません。また、これが東京や大阪だったとしたらそのラッシュがどんだけ殺人的か、それに比べたら福岡のラッシュなんぞ可愛いモンです。



 ですから、そういうときは親がたしなめ、さとさなければならないのだと思います。






大学というところは勉強だけでなく自分の世界を広げ、自分をより大きく成長させる所です。



姪っ子も広い世界を持ったカッチョイー女になって欲しいです。



2008年3月10日月曜日

暖かいぞ



 クルマの中は夏になっていました。K女史に渡し物があり、いつもの桧原のパン屋さんへ。はっきりとspring has come.を実感。K女史はブログに載った姪っ子を見てとっても可愛いネと言ってくれました。




 窓を開けてクルマを走らせました。その気持ちの良いこと!BGMのジプシーキングズが鳴らすリズミカルなフラメンコ音楽とそよ風が絶妙にマッチしていました。




知らない間に外環状線(都市高速の下を走る一般道)が老司から橋本まで繋がっていました。えらく便利になりました。そのうち都市高速も福重から乗った方が日田までの距離も時間も縮まると思います。



新居は本当に快適です。引っ越してきて良かったです。



なんというか、ストレスを感じないで済む、ということですかねえ。広さも使いやすさも適度だし、騒音もなく、見晴らしは良好だし(とりわけ裁判官官舎を見下ろせる点)、エレベーターで最上階の我が5階まで楽ちんに上がれるし(エレベーターを出た瞬間はちょっとしたペントハウス感覚)、布団は敷きっぱなしで良いし(怠惰な自分にぴったり)、お風呂はゼイタク(コレは本当にスゴイ)だし。



女房が気に入っているのは、台所の流しの前面に窓があって、自然採光になってることです。



もしも12月のくじ引きで外れていたら、と思うと、、、。


引っ越しと受験の世話でくたくたになった反動が今来ています。年を取ると重労働と疲れの出る時のタイムラグが広がっていきます。


昨夜見た夢はかなりの悪夢でした。むか~しむかし、パチンコ中毒だった頃、何千円も使ったのに出玉が少なく、玉が無くなりかけるとちょびっとだけ増え、また残りわずかになったとき再び少し出だす、を延々と繰り返すの夢なんです。お金と時間の無駄遣い、もう止めたいけど止めたら大損害、といっても出資分を取り返すこともできず、にっちもさっちも行かない半殺しのような状態、うむむ、これは多分試験準備が滞っている焦りを意味するのかも。


しかも、それが夢であることをその夢の中で分かりつつも、そのエンドレスの悪夢から逃れることができないんです。別の夢に変えようとしてもそいつに捕まってしまってどうしようもないんです。おかげで寝覚めがぼわ~んとなって悪い血が溜まったみたいでした。


そうかぁ!昨夜寝酒に本当に何年かぶりにワンカップの日本酒を50ミリほどすすったのが原因かも。日曜朝、赤間の造り酒屋の蔵開きで、俳優が絞りたての原酒をすすって感動していたのを見たからかあ。すぐ影響されるわたしもアホですなあ。日本酒のせいで悪夢を見たのかも。本当かどうか確かめるため、今夜残りを飲んでみます。









家探し




九大に受かった姪の住み家を探す手伝いをさせられました。姪っ子とその兄貴と彼らの母親とで五軒ほど見てまわりました。合格者の家族で不動産屋は大混雑。へとへとです。父親(わたしの兄のこと)が育児放棄したためわたしがかわって見ることに。入試という非常事態は終わって正常に戻ったのですから、親が家探しを率先してやらなきゃ。こっちの方が受験生なの!もう勘弁して。


それにしても家賃が高い。築20年くらい、6畳間二つに台所、トイレとユニットバス、エアコン1台付きで大体6万円くらいです。あと敷金3ヶ月。契約時に25万円ほどかかります。しかも家具とか小物、炊事道具、電話代、ガス代電気代は別でしょ?となると、初期費用がたかいだけでなく、ランニングコストもバカになりません。


そう考えると、やはり女子寮が良いなあ。食事はついていないものの(近くに農学部食堂あり)、月7000円で住めます。その上留学生やいろんな所から福岡に来た人たちと友達になれます。わずか1年ちょっとの短い間だけなんですから(その後は伊都キャンパス)女子寮に入るのはチャンスだと思います。わたしだったら迷わず寮です。大学時代に仲良くなった友人の数が多いと卒業後世界が広がるし人生もより豊になるのになあ。退寮者が少ないと言う情報もその寮の良さを証明する間接事実です。


姪っ子はくたびれてだだをこね始めていました。無理もないところもあります。つい昨日合格を聞いたばかりでその歓びの余韻に浸っていたいのに、否、合格の喜びを未だ実感してもいないのにあわてて現実世界のしちめんどうなこざこざに引っ張り回されるのですから。


 でも、わたしは彼女を叱ってしまいました。感情は後回しにして今は理性を働かせるときだと。それから、自分一人だけで家探しができるのか、できるはずがないことを自覚せよ、したがって自分は今ここにいるみんなから助けて貰っているのだということを忘れるな、と。イヤなら九大に入るな、とその兄貴も言ってました。珍しく良いことを言いました。


そうやって姪っ子を叱ることができたのも、数日我が家に泊まったことで垣根が低くなっていたからかもしれません。
もう勉強だけしていたいです。マジヤバなんです。尻に火がついているどころか、おしりが真っ黒焦げになっています。




追: 韓国人名で イ・ソジンさんという名前を発見。うがいが好きなんでしょうか。


追追: 問題 経済的で大助かりな暖房器具ってなんだ?








正解 アンカ




写真は、片縄の 麺や堀ののうどんセット(他人丼付き)630円。めちゃめちゃウマイ。

2008年3月8日土曜日

合格



姪っ子が九大に合格していました。田舎の高校からの現役合格なので、たいしたもんです。


面倒見た甲斐があり、またほっとしました。


昼過ぎ、女子寮を見に行きました。昭和の雰囲気漂う建物でしたが、駅から徒歩1分。セキュリティー万全みたいです。雰囲気も良いらしく、また留学生もいて国際的な交流もできそうです。


今日はまた、いとこの息子が長崎大の医学部に合格したとの知らせも入ってきました。優秀ですなあ、みんな。


バイクで箱崎まで行ってきましたが、昨日までと雰囲気が明らかに違っていました。福岡の街は今日、となりました。日差しが違います。街ゆく人々が発する波長も、何かしら陽気です。ウキウキ感が街全体を覆っていました。


 九大農学部の桜の花が一足早くもう咲いていました。農業専門のフィールドに植えられていると桜もやる気(木)がでるのかなあ。


残念なことに、今日はデジカメを持参していません。女房が海の中道のホテルで結婚式に出るため持って行ったのです。惜しかった。


 帰りに美味しい中華、天天で中華丼をべました。相変わらず美味しいです。




追:昨日歯医者の待合室で糖尿病の雑誌を読んでいたら、面白いコピーを見つけました。食べ物に執着する患者に対する戒めなんです。それは、『敵は本能寺にあり』をもじって『敵は本能にあり』だって。うまいなあ!参りました。




もう一つ追: ロス疑惑報道に関して異議あり。日本の政府とマスメディアは最低最悪だと思います。というのは、日本人が外国で囚われたのです。しかも日本で無罪になった同一の事件で。こんなひどい話はありません。なぜ自国民の解放を即座に要求しないのでしょう。どいつもこいつも三浦元社長のうさんくささばかり強調して三浦が本当に嫁さんを殺したのではないかと勘ぐってそのことばかり書き立てています。 


 けれども、この事件は27年前日米で合同捜査してその結果無罪となったものです。


ですから、三浦を日本国内で同じ事件でもう一度裁くことはできない(憲法)のはもちろん、アメリカも当時捜査協力しているのだから同じ証拠しか持っていない、仮に新しい証拠があるとしてもアメリカにとっても実質的には日本で裁判を受けた事件をもう一度蒸し返すのだから許されない二重処罰にあたります。


ところがアメリカのカリフォルニア州法は、この二重処罰を容認する法律を作り、あろうことかその法律を遡及することも規定しました。


こんな身勝手な法律はありません。アメリカ中心主義丸出しです。日本政府は断固アメリカの措置が人権侵害であり国際法違反(国際人権規約違反)だと抗議して三浦の解放を訴えるべきです。またマスメディアも声を大にしてアメリカ批判をすべきです。


 それなのに、一体なんですかこの三浦叩きは!彼がいかにうさんくさい邪悪な人間であっても、我が国の唯一の司法機関である裁判所が彼を無罪と下した以上は、もはやそれを覆すことは絶対に許されない、それが我が憲法の定めるところではありませんか。


本当に情けないったらありゃしない。


日本人は、手続の重要性が全く分かっていない。そして、日頃は手続の重要性を声高に叫ぶアメリカが、自己中の法律を平気で作って他国民に強制する、その強圧さ、傲慢さ。それにへつらう日本の卑屈さ、無知さ加減。


あきれ果てました。


わたしも、三浦は胡散臭いやっちゃ、と思います。コンビニで万引きした録画テープを見たとき、こいつのアヤシサは死ぬまでかわらんだろうと思います。


けれどもだからといって三浦を二度裁判にかけて良いことにはなりません。三浦以外の人間が同じ目に遭うことになるのを想像してください。こんな恐ろしいやり方は止めるべきです。






2008年3月6日木曜日

良かった良かった







今日はうれしいというかほっとしたことが二つあります。
両方とも健康に関係しています。
一つは勉強仲間の女性がガンの疑い有りと診断され、精密検査の結果発表が今朝だったこと。彼女から知らせを受けたのは朝9時半、どきどきしました。良性との知らせ。本当に良かった。本当に本当に良かった。
もう一つは、大学時代からのなが~い友人から最近便りがないので、もしや大変なことになっているのでは、とここんとこ心配が膨らんでおりました。で、そうだ、きょうは朝からついている縁起の良い日なのだ、と独り合点して、それならば今晩中に電話してやろう、と電話をしました。その時も、もしかして大病にかかっていたりしたらどうしよう、なんてひどくどきどきしました。
すると、息子さんが電話に出て、『ちょっと待ってください、おとーさーん、』と電話の向こうでおらんだので、それを聞いた途端、よかった~!死んどらんかったぁ、と安心しました。
どうも、息子さんが高校受験のため、パソコンの電源を切っていたそうです。それならそうと前もって連絡くらいせーよ。
 あーしんど。なんで他人様のことでこんなに心配ばかりするんだろう、オレって。
でも結果オーライで今日は良き日でした。
 朝の、良性だったという知らせにわたしも奮い立って、歯医者に診察予約の電話をしました。6年ぶりに歯医者に行きます。歯抜けじゃああんまりなんで。
 夕方Wセミナーに行き平野裕之の民法総則4600円を買ってきました。昨日の択一問題の復習のためです。平野の本は分厚いですが、フィット感がとてもぴったり来るんです。同世代だから?
 その帰り、春めいた一日だったので大濠公園で春らしさを撮ってきました。