2008年8月9日土曜日

集中講義4日目と集中豪雨




午後4時、猛烈な夕立、一天にわかにかき曇り、空は真っ黒け、くるぞくるぞと思いきや、一気に轟音を発して天から滝が降ってきました。
風も横殴り、雷鳴落雷止まるところを知らず、ちょうどクルマで天神あたりを走っていたのですが、暗くて前が見えず、ライトを点灯しておそるおそる川のようになった道路を浮かぶようにして走らせました。
 今日は北京オリンピック開会式らしいです。わたしはオリンピックに興味を持ったことがありません。純粋なアマチュアスポーツ、例えば世界剣道選手権なんかはすごく好きです。3年前でしょうか、イギリスのエディンバラで開催された世界剣道選手権大会は、涙あふれる感動の決勝戦、これぞ真剣勝負、精神と精神のぶつかり合い、試合会場全体の空気がびりりっと張り詰めて、日本人、韓国人、イギリス人、フランス人、、、、みんな息を止めて決勝戦を戦っている二人を凝視しています。と、再度の延長戦で、日本人選手が一瞬の隙をついて見事な片手突きを決めたのです。
その瞬間、会場の空気が爆発。
勝った者も負けた者も、会場全体もが禅の悟りを開いたように精神が昇華されたのです。
胸が熱くなりました。
勝ったとか負けたとかはどこかに吹っ飛んでしまっていました。

それに対して、オリンピックはどことなく商業ベース、政治主導なので、勝手にやれば~、という気にしかなれません。
とりわけ、中国。世界に冠たる人権蹂躙大国、暗黒大国、選挙権のない人民共和国、地方政府、警察の横暴ぶり、それを取り締まらず、逆に告発に来る人民を殴ったり収容所に入れたりする、そんな国のオリンピックをよくもまあ平気で見られるものだ、と思ってしまうのです。
偽善もここまでくるとあっぱれと言わざるを得ません。

ただ、中国に世界中の人間が大挙して来るのは民主化にとって良いことだと思います。はやいとこ中国がまともな国になってくれないと、大陸で生産される汚染物質が海流気流にのって日本に届いてしまい、私たちがひどい目に遭いかねませんから。

明日で集中講義第一弾も終了。すごく勉強になりました。来年もまた出たいです。

一昨日、fujitsuノートパソコンを修理に出しました。日通の宅配業者が家まで取りに来て梱包までして持って行ってくれるのです。
ところが今日、また日通から不在者連絡票が来てました。夜9時、今度は電話で、明日何時頃持って行きましょうか、とのこと。何のことか分からなかったので、『その荷物って、何ですか?』と聞くと、『ノートパソコンです。』だって!
何でそんなに早く修理が出来上がったのか不思議で仕方ありません。
そこで、fujitsuの電話サポートに聞いてみることに。そしたら、よく分からない、との返事。
 明日、9時から1時半までほとんどノンストップで最後の授業があり、終わったらすぐさま我が家に帰らねば。日通の業者が再配送しにくるからです。
いったいどのような故障でどのような修理をしてくれたのか、かなり心配です。

2008年8月7日木曜日

集中講義3日目







今日は、大学のオープンキャンパス、高校生の大集団がチャーターバスでぞくぞくとキャンパスに来襲。スゴイ数でした。



文系の購買部にサンドイッチを買いに入っていくと、男子高校生たちがレジの前で並んでました。で、一人が、レジの横の商品やかごを置くカウンターの上に、自分のバッグをどんと置いて、財布からお金を出そうとしていました。



おいおい、そこは客が買った商品を置く場所だぞ、あんぽんたん、と言おうと思いましたが、レジ係の女性スタッフが何も言わないので、わたしも横から口出しするのを控えました。



そして、サンドイッチを買って外に出ると、今度は女子高生の群れが、入り口近くで固まってくっちゃべってました。



そこに、止まっていた営業用保冷トラックが、バックしようとして、バックするときの、ピーピー音を出しているのに、あんぽんたん女子高生どもは全く動こうとしません。



とうとう、切れてしまいました。



わたしが大声で『そこバックするから危ないよ』と言うと、そのあんぽんたん軍団はわたしをにらみつけ、いやいやそうにのろのろとどいたのでした。






 思うに、社会適応訓練ができていません。



子供だと言ってしまえばそれまでのことです。けど、一番心配なのは、他者への関心、他人を尊重する気持ちが欠けていることです。






やはり、このガキどもを鍛え直す必要があります。その最高の訓練方法は、なんと言っても挨拶訓練だと思います。挨拶ってほんと、スゴイ人間向上力があるのです。












 集中講義の昼休み、ロー内のフロアで女子学生たちが、『わたしも高校生の時ああやって見に来たよ』と言ってました。



ということは、今日見たセーラー服の女子高生の何人かは5年後、このローにいるのかも。






集中講義も今日で折り返し地点。勉強になることが多すぎて整理が追いつかない、といったところです。



昼休みに、前々から疑問に思っていたことを質問しました。当事者双方が一度も口頭弁論に出席しなかったらどうなるのか、です。



疑問解決。



その後の授業でまたしても当たって、またしてもかっちょ悪い答えしかできず、がっくり。



今日は30人ほどが当たりました。わたしがいつ当たるのか、順番を把握できていないので、あきらめてどうとでもなれ、と大概腹をくくっていますが、半分近くの先生の質問には、『その質問、オレに当ててくれ~』と念じたのですが、違う人に。わたしに振られた質問は、不確定概念。



すなわち、信義則、権利濫用、公序良俗などの一般条項と過失との相違はどこにあるか、を聞かれました。



わたしは、過失における主要事実は何か、という問題を想定していたので、先生の質問の意味がさっぱり分かりませんでした。



答えを知りたい方は、コメントにその旨書き込んでいただければお答えします。






川嶋先生は今日もまた、和田吉弘さんの、辰巳から出したライブ民訴を大絶賛していました。ロー全体で購入したらどうかとまで。



わたしはずーっと以前から和田民訴はスゴイ、と言い続けてきたので、我が意を得たり、でした。



先生が民訴の学者になろうと決心したきっかけは、お兄さんとお姉さんの二人が、森永ヒ素ミルク事件の被害者になって亡くなったからだそうです。



それを聞いたとき、背筋が伸びました。



わたしもあの森永事件の被害者になり得た同じ年代なのです。そしてまた、北九州で発生したカネミ事件でも危うく被害を受けるところでした。



現に知り合いの元彼女はカネミ油症の被害に遭っています。



ただ、カネミ油は高級品だったので、お金持ちの家庭しか買えず、貧乏な我が家は貧困のおかげで難を逃れたという次第です。









 こうしてみると、私たちがこうしてふつうに暮らしていられるのはそれ自体とても幸運なことなのだなあ、と改めて思い知らされました。






和田吉弘さんのライブ民訴は、オンデマンドで買えるらしいです。意味がイマイチよく分かりませんが。



なけなしの写真ストックから。光の通信速度の速いこと速いこと。昔のパソコンの10分の一の時間で仕上がります。

2008年8月6日水曜日

お供え物




昨日の夕刻、西区愛宕神社まで上がって、境内の裏手から見晴らせる博多湾の絶景を撮ってきました。


その際愛宕の神様にお参りするのを忘れてしまいました。




そしたら今日、この不届き者、と怒られてしまいました。ポケットに入れておいたデジカメを、バイクでローから帰る途中、どっかに落っことしてしまったのです。


帰路を戻って二度探しましたが見つかりませんでした。やっぱ、昨晩のバチが当たったのでしょう。


がっくりしてうなだれて帰りました。


でも、神様にお供えしたのだと思い直しました。


またいつか良いことがありますように。




というわけで、しばらくは写真掲載が出来ないかもしれません。悪文だけしか載りませんが我慢して見てください。




今日は他にもてんこ盛りの休日(最後の)でした。


朝9時、壊れたノートパソコンの引き取りに、ニッツーの宅配さんが撮りに来、その直後、NTTスタッフが我が家に光回線を引きに来、夕方にはOCNのスタッフがパソコンの設定に来ました。


夕方家を出ようとしたとき、ピンポン、と。出てみると、同じ階段の2階で一人住まいされているおばあさんが、トイプードルを連れて来たのです。


用件は、毎月全員で団地掃除をしなければならないのですが、その人は両膝がわるいので、立ったり座ったりができず、掃除に出られないのが申し訳なくて、お詫びにと、なにかしらお金らしきものが入った封筒をわたしに渡そうとするのです。


もちろん丁重にお断りしました。


5分くらいかけて説得しました。掃除というのは出られる人だけがでるものなので、訳あって出られない人は出なくて良い、気にする必要は全くない、と。


逆に、若いのに一度も掃除に出ない呆れたドアホがいて、そいつらには腹が立って仕方がありません。




そうそう。


このブログの表示が突然英語になってます。今日ADSLから光に変えたからでしょうか、謎です。前にも一度こんなことがありました。




明日からまた連続3コマの集中講義、少しは予習していかないと。




では昨晩撮りためたとっておきの写真を。
追: これからは夕暮れ愛好者の集まりを、夕暮れ派、と呼びたいと思います。いかが?

2008年8月5日火曜日

休日




久方ぶりの休み。とはいえ、ちょこっとだけローに行き、授業料免除申請を書いて提出し、明後日の文学と法の予習を少しだけこなしてgo home。


帰りしな、9日にある、30代以上限定コンパ(2年3年が主体で、わたしも呼んでもらいました)の場所を探しに中州経由。結局良く分かりませんでした。


 吉塚ウナギの近くらしいです。


そのまた帰り、お城のお濠に咲いてた蓮の花を撮りに。


そこでツクツクホウシが鳴いているのをこの夏初めて聞きました。


そういえば夕方吹いてた風は涼しくて、秋の予感がしてきました。まだ早い?




あんまり気持ちが良いので、久しぶりにバイクで愛宕地蔵さんへ。最近滅多に風景写真を撮るチャンスがないので、撮りだめしに行ってきました。


ちょうど日が沈んだ直後、例によってわたしの大好きなトワイライトゾーンであります。


なんたって空がいろんな色に染まって素晴らしいんです。そしてまた雲の形と色。本当に見飽きません。


そんな空の下には摩天楼のような百道の高いビルとタワーの照明。


はたまた愛宕地蔵さんの境内に灯っている赤い外灯。


素敵な色の競演でした。いや大満足。


今日になって初めて夏休みだ~っと思いました。




今日ローに持って行った、この前の打ち上げを撮ったビデオDVDにおまけとして田舎の両親ちにいる番犬のビデオも入れておきました。みんなの感想が楽しみです。そのビデオは、チャコという犬の子犬時代の超超可愛い様子を撮ったもので、いままでこんな可愛い子犬は見たことがないくらい可愛かったのです。いまではブサイクになってしまいましたが、性格は社交的で、素直です。


ほとんど吠えません。初めは口がきけないのか、と心配したほどです。


2008年8月4日月曜日

悶絶

とうとうやっちゃいました。

文学と法の授業で当てられ、答えられずに立ち往生。

質問内容はきわめて簡単、書証の申し出はどのようにしてなされるか、という条文問題。

あんまり簡単すぎて逆に邪推してしまいました。

マジなさけね~。



今日の授業は本物の民訴の講義、文書提出命令だけで2時間たっぷり。

当てられて答えられず、大恥をかきましたが、勉強になることがてんこ盛りで、この授業を選んで良かった、と今では感謝。

それに、一度当たればノルマ終了、同じ日に二度は当たりません。

他のまだ当たってない学生たちは大わらわ。休み時間に必死で予習してます。
今日の川嶋先生はマジで民訴の講義を徹底的にやるぞ、と初めからスゴイ意気込みでした。
文書提出命令のところは、さすがさすが、民訴の大家だけあって勉強になることしきり。
やはり条文と判例を徹底せよ、と仰っていました。
ただし、未修3年生には、薄い基本書を読んで体系を把握しなさい、とも。
んだんだ!
この、文学と法という講義をイメージで表すとすれば、民訴の塊、巨大な塊、という感じです。
よく考えると今まで民訴の勉強は独学でした。初めてちゃんとした講義を聴いたことになります。
その中身ですが、通り一遍でないところがスゴイ。明治時代から掘り下げてみたり、ドイツアメリカまで逍遙して、その知識の計り知れなさたるや、怖ろしいほどです。
その上文学好きで、小説の話をし出したら止まりません。江藤晋平の話、宮本輝、ジョージオーウェル、いやいや、この講義は全く素晴らしいです。

ただ、今日帰り際に、3日後の再開用に配られたプリントは、なんと7枚!
は~っ、も~っ、う~っ、疲れがどどっと。どっどどどどうどどどうどどうど、、、
風の又三郎になってひゅ~っと消えてしまいたい。
そうそう、次は宮沢賢治の、注文の多い料理店が題材。

実を言うと、この機会にわたしが疑問に思っているところをどんどん質問してやろうとねらっています。

それにしても朝10時から4時20分までの連続講義はしんどくて、午後襲ってくる睡魔は難敵強敵、わたしばかりでなく、至る所で睡魔軍団に襲われた被害者たちが続出。

自分はバカだなあ、と思ったこと。今日の予習をほったらかしにして昨晩の打ち上げで撮った写真とビデオを編集コピー。
しかもビデオDVD作成には失敗してしまい、4枚のDVDがゴミ箱行きに。

明日は後期授業料免除申請書作成、またしても学生課でバトルしそうな予感。

2008年8月3日日曜日

甘かった

川嶋先生の、文学と法、と言う集中講義が今日から始まり、早速10時半から4時半まで。
見事に見込み違いをしてしまいました。最初教室に入っていくと、何故か机の上に六法と民訴の判例百選、民訴教科書、伊藤のシケタイ、、、。
あれ~?この部屋は文学と法の教室じゃあなかったの?
近くにいた上級生の女子学生に尋ねると、ここで間違っていない。

とりあえず学修室に戻って自分も六法などを持ってくる。
授業が始まって、やっと分かりました。この授業は古今東西の古典などを題材にした、民訴の授業だったのです。
うひゃ~っ、また民訴か、そのうえ川嶋先生は必ず当てるからなあ、おもしろい文学話を聞けて2単位もらえるなんて、楽ちん楽ちん、といい加減な気持ちでてれーっとやってきたわたしはおバカでした。
休み時間、トイレで知り合いの3年生にそのことを言うと、『知らなかったのはAさんだけですよ』と。
情報収集を怠ったのが原因。

それで、一時間目の題材は『レ・ミゼラブル』でした。先生が、『誰かこの本を読んだことある人いる?居たら手を挙げて』と聞くので、みんな当然手を挙げるだろう、と何の気無しに手を挙げると、どうやら4人くらいしか手を挙げてなかったみたいです。
それで先生は端っこの机に座ってたわたしを指名して『あなた、この本をどう思った?』と聞くのです。
最近、いきなりトップバッターにさせられることが多いです。 気持ちの準備が全然できていないのに~、ほんまにもう。
わたしは、その本を読んだのはもう数十年前のことで、あまり覚えていません、と答え、主人公は誰でしたっけ、なにかきっかけがあれば思い出すかも、と言いました。
すると、先生が『主人公はジャンバルジャンでー』と言ってくれたので、やっと記憶の端っこが見えてきました。
いつも、巌窟王、モンテクリスト伯と混同してしまうんですよ、わたし。
そしたら、川嶋先生も、そっくり同じことを言いました。

結局わたしの答えははなはだ不十分で、役立たずの模範のようなしょーもないものでした。
 先生曰く、わたしの読んだのは少年少女文学全集で、それはダイジェスト版にすぎず、本当の本は4巻もある大著だそうです。
 そのあと、小説の内容、時代背景、作者の思想などを話して、それから民訴の問題へと移行。
 
恥をかいてかえってすっきりしたせいか、読みの甘さは忘れることにして、逆にこの際民訴を実践的に復習できるチャンスができたことを感謝することにしよう、と前向きに発想転換しました。
ただ、やはり民訴の予習はやっとかないとまずいみたいです。

この授業は総勢60人以上が出席してて、大盛況でした。

私のクラスからはわたし一人だけで、完全なビジター孤独状態。未修3年生と既習3年生が半々くらいかな。
さすがに既習3年生の受け答えはそつがないです。
ローの学生が旧試験受験生よりも出来るところは、条文に強いことです。その反面、原則論とか基礎理論はやはり若干旧試験のほうに分があるようです。ローでは基礎勉強の暇がないのが原因だと思います。

明日も朝10時から、予習が大変そうです。まだ全然やっていません。
どげんしょ?

 試験が終わったばかりなのに、休みの感覚がないです。まぁ、暇が出来るとすぐサボるわたしですから、ありがたいことですが。
昨夜のコンパの写真、ビデオの作成をしてて、改めて楽しかったなあ、みんな一緒に同時一発合格したいものだ、と再来年に思いを馳せてしまいました。

打ち上げ







昨夜はクラスの打ち上げ。半分近く参加し、大いに盛り上がりました。



今まで話したことの無かった学生と話すことが出来、有意義でした。



みんな結構、というかかなりおもろいキャラを持ってて意外でしたし、顔はごっついのに性格が可愛いヤツというのもいて、そのギャップがまた楽しかったです。



試験の話はほとんど全く話題にならず、そこもまた彼らの賢さが出ていました。



優秀な学生と(みんな優秀なんですが特に)話したところ、共通認識を持っていることが分かりました。それは、若者恐るべし、ということです。



今までは法律知識が無くてもその驚異の集中力で来年にはかなりの実力を備えるであろう、ということ。



それからまた、旧試験は一匹狼で勉強してたので、周りは敵、と言う環境だったが、新試験では逆にローのクラス全体が連携して団結した方が受かりやすい、と言う点も共通していました。






そのうち、10月1日の後期授業開始までにみんなで久住阿蘇にドライブに行きたいものです。九州が初めてという学生が結構居るのに勉強ばかりで下宿とローの行き帰りしかしていないという状況なので、一度九州の自然を見せてあげたいです。



今日からさっそく集中講義、文学と法という講義で、おもしろそうです。大体1日に3コマあります。それを5日間。教える方が一番大変でしょう。