2008年8月27日水曜日

死に場所
















自分はいつどこで最期を迎えるのだろう。今日、アフガンでペシャワール会の日本人ボランティアが殺されました。覚悟の上だったとは思えません。さぞ悔しかったことでしょう。










ご冥福をお祈りします。





代表者である中村哲さんもさぞ落胆していることでしょう。中村哲医師はあの火野葦平(花と竜、麦と兵隊の)の甥に当たる人です。高潔な人物で、わたしも非常に尊敬しています。





 ただ、救いがあるとすれば、ペシャワール会が救援活動の一環として行っていた灌漑事業によって救われた村人たち数百人が救出のために全力を尽くしたことです。なんとしても恩人を助けようとしたようです。





 このような国際ボランティア活動に従事している人たちをわたしは心から尊敬します。わたしが総理大臣だったらこういうボランティアをもっともっと積極的に国家的に支援します。





憲法の前文にも我が国は国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う、と書いてあるじゃあありませんか。





 わたしもどうせ死ぬなら満足満足と言って死にたいです。ですが、飛行機の墜落死だけは勘弁してほしいです。










 話は変わりますが、ロー内だけのネットがあり、そこでM弁護士が積極的に試験対策に有用な情報を提供してくれています。





そのネットに入るためには、学生各自に個別に与えられたUSBメモリーをパソコンに差し込んで、出てきた画面にID、パスワードを打ち込む必要があります。





そうやって学内ネットに入ると、いろんなコーナーがあり、たとえば講義担当教授とのやりとりができる場所とか学生同士で情報交換できる伝言板だとか、、





そして、掲示板というコーナーにM弁護士が頻繁に情報をアップしてくれているのです。





で、今日開けてみたところ、倒産法のまとめレジメが60枚もアップされていました。スゴイ量です。たいしたもんです。熱意と努力に脱帽しました。感謝しつつ印刷させてもらいました。















2008年8月26日火曜日

満腹満腹





































きょうは遊び心全開!大暴走しました。いや~大満足。








正午、おんぼろバイクにまたがり、太宰府にある九州国立博物館までツーリングしてきました。








意外に近かったです。我が家がある鳥飼から20キロありません。我が家から箱崎にあるローまでが10キロなので、1時間ほどちんたらちんたら走ってたら水木跡、都府楼跡に着いてしまいました。








水城も都府楼跡も自分の目と足で確かめたことがなかったので、かなり興奮してしまいました。








天智天皇が664年、前年の泊村江の戦いで唐新羅連合軍に負け、急いで九州防衛のために作らせた土塁あとが、水城です。








その高さ6m以上ある土塁の前後には水を溜めた壕を作っていました。その壕の水を引くための木製の土管(木樋もくひ)の現物が国立博物館に展示されていました。そして水城を作った時を再現したジオラマも。








 水城を後にしてさらに進むと広大な平地が見えてきました。都府楼跡です。








この一帯はどこか奈良、平城京の雰囲気があります。どちらも広くて緑の芝が広がっていて建造物が巨大壮大大陸的なんです。








 ある歴史家によると、大宰府という、大の字がつく役所名はじつは都、というか、行政首都という意味で、奈良の都と並ぶ権力所在地だったと言うことらしいです。そして太いと言う字の太宰府は、そのような役所、大宰府がある地域のことをいうのだそうです。








納得しました。だって、唐新羅連合軍に朝鮮半島で負けて、なんで10数キロもの水城を、太宰府を守るために造築しなければならなかったのか、それは太宰府が国家権力の中心地だったからです。








その歴史家によると、近畿の天皇家は九州にあった九州王朝の分家であり、大化などの年号も九州王朝が使っていた年号だったのだそうです。








わたし、相当好きなんですよ、その歴史家が。








 しかも、太宰府という土地は海から10キロ以上内陸にあります。場所的には交易に不便です。では何故そのような場所に役所を設けたか、それは海から侵入してくる外敵を恐れたからです。すなわち太宰府はそれだけ重要な役所だったというわけです。








 さらにその人曰く、魏志倭人伝に出てくる女王国は博多湾沿岸から糸島にかかる、姪浜一帯にあった。国歌である君が代は、博多湾沿岸の東の端にある地名、すなわち千代から、八千代、さざれ石、いわお、そして西の端糸島にある神社の祭神であるこけのむす姫まで、という統治領域を指す、とのこと。なるほどなるほど。
















それはさておき、太宰府天満宮にお参りしたのはほとんど30年ぶりです。








でもでも、土産物売りの参道ってこんなに短かったっけ?それに、天満宮もこんなにこじんまりしてたかしら?








自分の中ではもっともっとどでかい神社、参道だったような気がします。その逆が西鉄電車の駅。まえはほんとにしょーもないおんぼろ駅だったんじゃなかったっけ?








それはともかく、汗みどろになりながら参道を歩き続け、本殿で参拝し、飛び梅を見、そして参道脇から太宰府園という遊園地へむかう道を日中韓3カ国文字による案内表示にしたがって3分ほど歩くと、長い長いエスカレータが見えてきました。








それに乗り、一気に上がると今度は動く歩道が。おお、楽ちん楽ちん。そのうえ照明がなかなか良い。








で、出たところが一面ガラス張りの超モダンな平面と曲線による造形物がどどーんと見えてきました。7世紀、10世紀からいきなり21世紀へワープしました。やるじゃん、と感心。








内部もかなり面白かったです。わたしは学生なので入館料420円がタダでした。








日本の旧石器時代から縄文弥生、、、、、という歴史が楽しかったです。








心を打たれたのは、縄文土器ははるか1万3千年もまえから作られていたこと、鹿児島の縄文土器の形と模様のなんとモダンなこと、火炎式土器の圧倒的な迫力とデザインの素晴らしさ、、、、








いやいや、めちゃくちゃ楽しかったです。本当にスッカーッとしました。








と、ついでに、箱崎にあるスポーツクラブに行って体験入学でプールで泳いできました。そこはプールの水がとてもキレイで、カルキ臭さもありません。








ただ、さんざん歩いた後なので、泳いでいたら足の指がつってしまいました。
















太宰府もプールもどっちも前から行ってみたいところだったので、今日はとても充実した一日でした。これで明日からの勉強に集中できます。

2008年8月25日月曜日

マイクロソフトオフィス2007











今日午後、意を決して大学本部情報システム部情報企画課に飛び込みました。




大学正門近くにあり、あまり学生の近寄らない建物です。




古い建物で、石造りと暗い廊下といったあまりにも昔風の雰囲気が漂っていました。




その建物の右手奥の奥にその情報企画課はひっそりと隠れるように存在してました。ホームズの赤毛連盟みたいに。




入口も、これが本当に入り口なのか、という感じの狭い鉄製扉が開いていて、なかでは職員が10数人ほど、黙って働いていました。ほんと、みんな黙ってもくもくと何かをやってるんです。ふるくて暗くて人気のない建物の奥で。



ちょっとコワかったです、正直。




私が中に入り、近くでパソコンに向かっていた男性職員に、『あのー、学生なんですけどー、オフィスのソフトのことで伺いたいことがあるんですけどー』




どうも、学生がこんなところまで来るなんて、一体どうしたことか(あるいは、どう見ても学生に見えんけど)、という感じでいぶかしげな様子でした。




しかし、かれは担当の(と思われる)若くて背の高い女子職員を呼んでくれました。宝塚の男役チックでかっこよかったです。




その女性はとても親切でした。そしてさらに輪をかけて親切だったのがその課のボスらしき男性でした。




わたしに、USBを持ってきているか、と聞いてきて、わたしがYESと答えると、学内のパソコンを使って自分でやらなければならない作業をその女性に指示してその場でやってくれたのです。




すごく有り難かったです。どうやら、この大学では部署によって学生対応の寒暖の差が激しいみたいです。ある部署ではすごく不愉快な目に逢いました。




何しに来た?という感じです。




ところがこの部署の人たちの応対は心がこもっていました。わたしのことを気遣ってくれているのがよく伝わってきたのです。








それで、USBにオフィスを入れてくれたあと、お礼を何度も述べて退出し、我が家に戻って自宅パソコンにUSBを差し込み、パソコンにコピーし、開き、、自分のID、パスワードを記入したところ、ダウンロードが順調に進み、無事完了。




もう、うれしいのなんのって!




だって、このソフトを自前で買うとしたら45000円くらいもするんですよ。それが、学生の身分を持っているだけでタダで利用できるんです。おまけに、わたしは一度失敗していたので、学生一人に一度しかダウンロードできない、と説明欄に書かれていたため、もうだめなのかも、と半分あきらめの気持ちもあって、無事ダウンロードできたときのうれしさはこれまたひとしおでした。
わたしはコンピュータに関してかなりひどい思いをしておりますので。








今日はそれ以外にも、午前中は辰巳に行って今年の新司択一、論文分析無料講座を。刑事系の担当はあの、紳助がやってる行列のできる法律なんとか、にでてるつるっぱげ菊池弁護士でした。相変わらず話し上手でした。もちろん、元研修所教官ですから、情報価値は十分ありました。




さらに夕方、今宿のバイク屋に行ってセルモーターの修理を頼みました。今日はかなり慌ただしい日でした。



しかし、ショッキングなことにバイク屋が言うには、修理代に16000円もかかるとのこと。あきらめました。赤信号でバイクが止まるとそのたんびにエンジンが止まるのを仕方ないと諦めて、止まっちゃあキック、止まっちゃあキック、というしちめんどくさい作業をつづけながら乗るしかないです。








あ、それから、Wセミナー!ふざけんじゃねえ!です。一週間前に注文した、実務倒産法講義下巻、全然音沙汰がないのでこちらからWセミナーに電話してどげんなっとるのか聞きました。




すると、向こうはなんだかあたふたし始め、あとでまたかけなおすから電話をいったん切らせてくれだと。




なんかくさいなー、どうもわたしのした注文を忘れてるような感じでした。




しかも、向こうからかかってきたのが20分以上もたった後でした。裏で工作をしてたようです。




それで電話口のWの女子スタッフが言うには、今週中には届く予定です、だって。わたしはきつく言おうかとも思いましたがやめました。




普段の私ならがみがみ言うところです。でも、前回Wに行って驚いたのですが、職員の数が激減してて、事務室ががらーんとしてるんです。




ですから、仕事もうまく運んでないんだろうなあ、と思ってしまったので、仕方ないなあ、で終わりました。




とにかく、Wも辰巳も司法試験(旧のみならず新についても)の講師ががた減りしてます。みんなどっかに行っちゃいました。法律をキチンと教えることができる講師はほとんどいないんじゃないでしょうか。




なんでだろう?わたしが思うに、旧のほうはもう、儲からないから予備校は撤退あるいは縮小。




これに対し、新のほうは逆にローで授業がきっちりやるので予備校では重ねて授業は要らない、だから結局授業形式の講座が無くなったのだ。








ところが実はローの授業はそんなにまともではありません。ですからローせいは実は答案練習よりもむしろためになる授業形式の講座を望んでいるのではないでしょうか。




わたしは、10月からの後期、こっそり学部の講義を聴講するつもりでおります。




2008年8月23日土曜日

ふれあい


テレビで流れてました。中村雅俊の昭和47年の歌。いいですねえ。哀愁たっぷりで。青春時代が蘇ってきます。



秋めいてきたせいか少しセンチメンタルになってます。それとも単に暇なためか。



ところでみなさんはコーヒーと紅茶、それぞれどういうカップで飲みたいですか。






わたしの場合、紅茶は真っ白な磁器が似合うと思いますが、コーヒーは断然陶器です。



自宅では小石原焼きの黒っぽい陶器のカップで飲んでます。以前別府(城南区の)に住んでいたHくんとドライブに行ったとき気に入って買ったものです。



ところがこの前ホームセンターに行った際、陶器祭りをやってて、なかに萩焼の明るい茶碗を見てすっかり魅了されてしまいました。


その茶碗は下の方の高台部分が素焼きのままになっててそれがまたいい味をだしていたのです。萩焼のコーヒーカップ、どっかにないかなあ。


ふ~む、そうかそうか、こういう話題になるのも涼しくなってきたために熱いコーヒーがいちだんとおいしく感じだしたからなのか。


どうやら秋の魔法にかかってしまったようです。
さっきKさんと電話で話していて気付いたこと。法律家同士は共通のマニュアルによって意思を通じ合っている、だからマニュアル無視の話し方は法律家の話し方ではない、したがって中身を知る以前にそもそも話を聞いてもらえないはめになる、試験の答案はその最たるものである、よってまずはマニュアル通りに書くこと、マニュアルとは条文に当てはめること、である。
わたしが憲民刑が優だったのはマニュアル通りに書いたからで、その他の科目が良とか可だったのはその科目のマニュアルに未だ習熟していなかったからだ、ということがわかりました。






豪雨と寒さ


ロー内は寒いです。


昼ご飯を食べに農学部食堂まで行くことも出来ません。外は豪雨でした。

仕方ないのでクルマに乗って遠回りして農食まで。それでも靴下がずぶ濡れになりました。


女房もお袋さんも二人して風邪を引いたみたいです。昨夜は本当に寒かった。窓から入ってくる風がマジ冷たくてわたしも窓を閉めて寝ようかどうしようか迷いました。思い切って開けたままで寝ました。朝方はやはり寒かった。


倒産法の本、50ページしか進まず、だんだん焦ってきました。

民訴の点数が良だった理由が少し分かりました。積極否認か単純否認かの判断を誤ってしまったためです。

愚かなり。



2008年8月21日木曜日

本当に秋が来たのかも







朝は少し寒いくらいです。とうとう薄手のジャンパーを着てバイク通学。



速いなあ、なにもかも。






ロー内も肌寒いです。うっかりうたた寝でもしようものなら風邪を引いてしまいかねません。きょうは1割くらいしか来ていません。来週からエクスターンシップという、5日間にわたって弁護士事務所に通い続けるという講座?が実施され、かなりの学生が参加するみたいでみんなそのための準備をしているらしいです。






 日中は日差しは相変わらずですが、空気が乾燥していて風も涼やかというかヒンヤリしてて、何というか、理想の天気、わたしの好きな高原の雰囲気があって最高でした。



夕方、宿題だった愛宕地蔵の夕日を撮りに。今度はちゃんとお参りしてお賽銭も入れました。



明日天候が崩れるとの予報通り、雲がかかってきて鮮やかさに欠けるものの、それなりに良い写真が撮れました。やはり写真好きのメッカだけあってカメラ持参の人が多かったです。



愛宕さんで写真を撮っているうち、秋も近くなって日が沈むのが速くなったせいか、あっという間に夕暮れから夜に変身しました。






夜、筥松の友人O君に電話すると、北京オリンピックの女子ソフトボール決勝の真っ最中だそうで、電話の向こうから衛星中継の声が聞こえてきました。



なにやら会場全体が絶叫、アナウンサーもまた絶叫、電話越しでもものすごい試合をしているらしいのが分かりました。



わたし?アングロサクソンで大女だらけのアメリカ、カナダ、オーストラリアに果敢に挑む日本女子はすごくかっこいいと思います。とくに九州女子高出身の上野投手のど根性はスゴイ。尊敬します。



オリンピックそのものには興味ないですが、女子ソフトみたいに臥薪嘗胆、今にみとれ、金にならんのにとにかく勝つことだけを念じている集団、って素晴らしいと思います。



金メダルとったようです。おめでとう。夢が叶ったね。最後のオリンピックで最初の金メダルを取った、とアナウンサーが表現してました。なるほど。






一方その裏側で、中国軍は昨日チベットのデモ隊に発砲して140人以上が殺されたそうです。わたしたちはこのような怖ろしい巨大国家と一体どのようにして対峙すべきなのか。中国人の意識を変えて共産党政府が人民を抑圧していることに気づかせる必要があると思います。中国人たちは政府に洗脳されています。洗脳を解くためにはどしどし留学生を受け入れなければなりません。



最近の福岡は中国語をしゃべる若者がとても多いです。彼らが帰国した後、政府やマスコミを民主化していってほしいものです。






倒産法で読むべき本がようやく定まり、本腰を入れて読み始めました。わたしはどうもその科目の全体像が見えないと、思考がストップしてしまうたちなので、見晴らしの良い本でないと頭に入らず、ために本選びはわたしにとって最も基本的かつ最終的な重要課題なのであります。



で、その本をよんでいると、なんかこの前の集中講義で先生が言ってたことがそのまんまに近い状態で書かれていました。



ますます結構。

2008年8月20日水曜日

秋の風











きょう再び成績確認を見てみると、新たに刑事訴訟実務の評価が出ていました。なんと、可、でした。




これにはちとびっくり。実務家は厳しいのか、それともわたしがアホなのか、両方なのかも。




これで見事に優3良3可3,と数字がキレイに並び、チーンジャラジャラっと大量出玉!なんて。








残るは文学と法、これは良以上確定なのでいまいちドキドキ感に欠けます。




実は、わたしがさんざんコケにして役にたたんと言い続けてきた憲民刑が優なのです。




そして結構がんばった科目の評価が悪いのです。一体ドーユーコト?








一つ言えるのは、理解して体と頭に染みこませるのにわたしの場合かなり時間と手間がかかる、だもんで試験に間に合わない、という鈍くささが出てるなあ、と思います。




それに引き替え、憲民刑はもう長年連れ添った腐れ縁みたいなもので、適当に書いたのになんとなくツボを外さなかったということでしょうかねえ。








とにかく、10月1日までの休みの間、行政法、会社法、倒産法を人並みにしなければなりません。でも、実は今が一番楽しいです。




だって自分のしたい勉強ができるんですから。ローに行くのがとてもうれしいです。うきうきしながら通っています。感謝。








その間、女房は大原簿記学校で社労士試験の直前詰め込みを。中洲川端の近くなので、有名な肉屋さんである、珍や、と言う店で一緒に昼ご飯をいただきました。




1時前に行くと、店内に4人客が待ってました。私たちがその後を並ぶと、それから2分もしないうちに行列が10人以上に増えました。




750円の焼き肉定食、盛り合わせ定食を注文。どっちもとてもおいしかったです。








その後再びローへ。倒産法の本を読み始めたところいつものように爆睡。








秋の風がさわさわとそよいで涼しい一日でした。鈴虫とクツワムシが合唱していました。