2007年10月7日日曜日

裁判員制度







今夜の行列のできる法律相談所で、特集してました。



福大ローの面接で聞かれて答えたこととまあ同じ内容でした。



どの人にも裁判員指名通知が来る確率はかなり高いみたいです。



果たしてうまくいくか、わたしとしては懐疑的です。



そもそも、裁判員として法廷に立つ前に相当の事前指導が必要ではないかなあ。



なれと言われてすぐに裁判ができるはずがないと思います。






それと、NHKで、知財裁判官のエリートが奄美の離島に転勤すると言うドラマ、これはなかなか良いんじゃないかと思いました。



裁判官の仕事が激務であることがよくわかります。



ものすごい量の資料を超短時間で読んで論点を把握整理し結論まで導く作業は、知的で孤独で報われにくいなあ、と感じました。






短時間で処理する能力は実務家として必要なんでしょう。試験でもそれが試されているとも言えるんじゃないかなあ。






スピード、これも大事なキーワードのひとつなんだなあ。






今日は蒸し暑く、小雨もふってて、ろくな写真がありません。実家の様子だけお伝えします。
まわりは田んぼ、裏庭に畑、カボスとかレモン、柿が生ってます。
ハイビスカスの赤がきれいでした。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

司法に関しては言葉が絶えませんね。
まず裁判員制度ですが、いろいろ長短はあると思います。ただ、実務的なこととして私が思うことがあります。これは先日NHKでも放送していたことなのですが、法律用語はそれを知らない人にとっては難解かと思います。そんな言葉が検察官から提出の証拠方法にどっさり記載されていたら、裁判員としてはまずその言葉の意味がわからないということで、文章そのものの意味も把握できません。同じことは法廷での陳述にもあてはまります。実はこのことは体験しているのです。私の勤務先に同じ京大卒のひとがいます。この人は工学部の院卒のひとですが、以前ためしに法律の本の一部を提示して読んでもらったところ、その感想は、何が書いてあるかまったくわからんというものでした。法律用語はそれぞれ定義がありますから、それを理解していないとそもそも文章の意味が把握しずらいのです。NHKのテレビでやっていた検察官の研修は、いかにして平易な言葉で陳述して裁判員に理解してもらうかという点でした。いろいろ問題はありますが、まあそう否定的に考えず制度を運営してもらいたいものと思います。多少のつまづきはあっても。アメリカでもやつているのですから。

次に、司法試験について一言。前回の投稿で、法務省は今年の試験の出題の趣旨について紹介しました。しかし、昨年の試験に関する同省の見解はこれとは異なるものと理解しています。というのも、昨年度は受験生が要件事実とその事実認定に焦点をあててこと細かく論述していたがそんなことは試験では求めておらずもっと本質的なところでの法律論を展開してほしかったというのが、法務省の見解でした。これでは年ごとに出題の趣旨がころころ変わっているということかと思います。大学院側としてはいったい何を基準として教えたらいいのか困惑するでしょうね。京大の村中院長の発言はそのあたりも含んでのものかと推察します。ともあれ、アンミツさんも一度昨年と今年の法務省の見解をインタ-ネットで確認されてはどうでしょう。
この問題と関係するのですが、10月6日付けの朝日新聞に司法試験に関する記事が掲載されていました。その一文の一部を以下に記載します。
曰く、「法曹三者と文科省、法科大学院協会で作る協議会は、今秋から、法科大学院での成績と新司法試験の成績にどのくらい相関関係があるのか、検証に乗り出した。」と。当然とは思います。むしろそもそもそういうことを確認しあったうえでスタ-トすべきだったかと思います。

まあ、いろいろ問題はありますが、とにかく前向きに自身の力をつけていきましょう。

匿名 さんのコメント...

書き忘れておりました。アンミツさんの実家の田畑はきれいに草が刈り込んでありますね。お見事です。畑など見事にすきこんであるではありませんか。私はなかなかそこまで手が回らず、草の勢いに負けそうです。

匿名 さんのコメント...

書き忘れておりました。アンミツさんの実家の田畑はきれいに草が刈り込んでありますね。お見事です。畑など見事にすきこんであるではありませんか。私はなかなかそこまで手が回らず、草の勢いに負けそうです。

あんみつ さんのコメント...

鳥取の住人さん。コメントありがとうございます。
①もしも自分が裁判員になったら、事実認定、たとえば傷害致死か殺人かというとき、かなり悩んで、どうしようもなくなりそうです。
②法務省の出題趣旨については、どっちかというと、なんで旧司法試験については超短いのか、あまりにも旧司を邪険にしすぎで、不平等。つまり、法務省は、出題趣旨というやりかたでロースクールをコントロールする気みえみえでは?その権力志向がなんかいやです。また、細かすぎる感じがします。
 今年の新司の問題みましたが、問題自体はオーソドックスなんじゃなかろうか、と思いました。長文問題でたっぷりの時間が与えられると本当の実力が出て良いんじゃないでしょうか。