遠すぎた橋 という映画を思い出しました。
第二次大戦末期、ノルマンディ上陸後、連合軍がベルギーからオランダに進出しようとしていました。どうしてもクリスマスまでに勝利を収めようと無理して、ドイツ軍の背後を空挺部隊が落下して襲いライン川に架かる橋を連合軍の空挺部隊が死守する(大失敗に終わる)という映画です。
そのとき、アメリカ軍の若い兵士が、戦闘で死ぬことへの恐怖から逃れるために、同じテントで寝泊まりしていた同僚にこう頼むんです。『どうか保証してくれ、オレは死なないって。』
すると同僚は『保証するよ、お前は死なない。』と。
そのシーンを思い出したのは、玄海町長が海江田大臣に、『国が安全を保証してくれたから再稼働を認める』と言ったときでした。
海江田大臣が出した安全宣言は全くの空手形です。映画で同僚が言った保証と比べものにならない悪質なものです。
どちらも全く安全の保証にはなっていませんが、映画では兵士は戦地に向かうことが命令で義務づけられているのに対し、原発再稼働をしないことは自由なのです。嫌々ながらでも死地に向かわざるを得ない者に対して心の安らぎを与えることは罪ではありません。しかし再稼働しなくてもよい場合であるのに安全を保証するという空手形を発行するのは罪です。安全が全く保証されていないのにもかかわらず安全だと言い張るのは意思の自由を偽らせること、つまり騙すことだからです。
2011年7月4日月曜日
「節電」は本当に必要なの?(3) 電力消費の基礎知識を2,3 - 武田邦彦 (中部大学) - BLOGOS(ブロゴス)
「節電」は本当に必要なの?(3) 電力消費の基礎知識を2,3 - 武田邦彦 (中部大学) - BLOGOS(ブロゴス)
節電令、変だと思いませんか? 上のサイトをクリックして読んでみてください。
普通に考えたら東電の債務不履行(不完全履行)ですよね。ちゃんと契約通り電気を寄越せ、と請求できて当たり前じゃないでしょうか。みなさん余りにも従順すぎやしませんか?
この点、橋本大阪府知事が言ってることの方が筋が通っています。彼が言うには、関電が節電願いをする前提としてなんで節電する必要があるのか、きちんと根拠を示せ、それをしないで節電願いばかり言うのはオカシイ、と。また、本当に原発が安全なのなら大阪のど真ん中に作れ、というのももっともな話です。
☆わたしは以前から言い続けていますが、かつて九大の原子力研究所にアメリカ軍のジェット戦闘機が墜落してあわや、という大事故が起きました。
同じように、原発に飛行機が故意か過失かで突っ込んだり墜落したりする危険性は全くないとは言い切れません。現にアメリカではつい最近原発周辺が大洪水になって発電機が水没しかけたこととか、逆に山火事が原発に迫ってきた、なんて言う事件も起きました。
ですから、飛行機が墜落することも想定の内に入れて厳重な防備を敷く位のことをやってから、大丈夫発言をしろ、と海江田大臣に言いたいです。
また、玄海原発それ自体もの凄くヤバイです。設計者自身が、一刻も早く廃炉にしろ、と言っています。というのは原子炉、格納容器の劣化がひどくて爆発する危険性が高い、というのです。もしも爆発したら福島どころではない、九州全体が死の島になる、というのです。
それをたかだか玄海町長と佐賀県知事だけで再稼働を認めてしまう、という決定プロセスで良いわけがありません。少なくとも北部九州全体で住民投票するべきです。原発関連産業で暮らしている玄海町の町長が、原発にNOと言うはずないじゃないですか。
以下朝日新聞から
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)から10キロ圏内に県域の一部が入る長崎県の中村法道知事は4日、「九電に対し原子力安全協定の締結を働きかける」との考えを示した。県議会の一般質問で答弁した。中村知事は玄海原発2、3号機の運転再開にあたっては長崎県民にも安全性について説明するよう国に求める考えも示した。
同県松浦市の離島、鷹島は玄海原発から8キロに位置し、県と同市は2009年9月にも九電に安全協定の締結を求めたが「立地自治体以外に例はない」という理由で断られた。中村知事は「地域住民の安全を確保するためにはさらなる情報提供が不可欠だ」とし、改めて県と市で九電に協定締結を求める、と述べた。
玄海原発の安全協定を巡っては福岡県の小川洋知事も九電に対し、締結を申し入れる考えを示している。
☆宮崎鹿児島紀行は近いうちに再開します。
節電令、変だと思いませんか? 上のサイトをクリックして読んでみてください。
普通に考えたら東電の債務不履行(不完全履行)ですよね。ちゃんと契約通り電気を寄越せ、と請求できて当たり前じゃないでしょうか。みなさん余りにも従順すぎやしませんか?
この点、橋本大阪府知事が言ってることの方が筋が通っています。彼が言うには、関電が節電願いをする前提としてなんで節電する必要があるのか、きちんと根拠を示せ、それをしないで節電願いばかり言うのはオカシイ、と。また、本当に原発が安全なのなら大阪のど真ん中に作れ、というのももっともな話です。
☆わたしは以前から言い続けていますが、かつて九大の原子力研究所にアメリカ軍のジェット戦闘機が墜落してあわや、という大事故が起きました。
同じように、原発に飛行機が故意か過失かで突っ込んだり墜落したりする危険性は全くないとは言い切れません。現にアメリカではつい最近原発周辺が大洪水になって発電機が水没しかけたこととか、逆に山火事が原発に迫ってきた、なんて言う事件も起きました。
ですから、飛行機が墜落することも想定の内に入れて厳重な防備を敷く位のことをやってから、大丈夫発言をしろ、と海江田大臣に言いたいです。
また、玄海原発それ自体もの凄くヤバイです。設計者自身が、一刻も早く廃炉にしろ、と言っています。というのは原子炉、格納容器の劣化がひどくて爆発する危険性が高い、というのです。もしも爆発したら福島どころではない、九州全体が死の島になる、というのです。
それをたかだか玄海町長と佐賀県知事だけで再稼働を認めてしまう、という決定プロセスで良いわけがありません。少なくとも北部九州全体で住民投票するべきです。原発関連産業で暮らしている玄海町の町長が、原発にNOと言うはずないじゃないですか。
以下朝日新聞から
九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)から10キロ圏内に県域の一部が入る長崎県の中村法道知事は4日、「九電に対し原子力安全協定の締結を働きかける」との考えを示した。県議会の一般質問で答弁した。中村知事は玄海原発2、3号機の運転再開にあたっては長崎県民にも安全性について説明するよう国に求める考えも示した。
同県松浦市の離島、鷹島は玄海原発から8キロに位置し、県と同市は2009年9月にも九電に安全協定の締結を求めたが「立地自治体以外に例はない」という理由で断られた。中村知事は「地域住民の安全を確保するためにはさらなる情報提供が不可欠だ」とし、改めて県と市で九電に協定締結を求める、と述べた。
玄海原発の安全協定を巡っては福岡県の小川洋知事も九電に対し、締結を申し入れる考えを示している。
☆宮崎鹿児島紀行は近いうちに再開します。
福岡県人の恥 ブログ復興した矢先に、、、、
どうにかブログ異常が元に戻ってくれました。おかしくなった原因も復旧した理由もわかりません。
ただ、最近わたしの知らないうちにブログ機能がバージョンアップしたようなんです。でもそのせいである意味使いづらくなったところも、、、、。
で、宮崎鹿児島紀行の続きを載せたいのですが、その前に頭に来ることが。
まったくもう、松本龍復興大臣ってヤツは・・・・
東北のみなさん、どうかお許しください。こいつの失礼で横着横暴な振る舞いを。
岩手宮城県知事に向かってタメ口をきき、まるで戦前に戻ったかのごとき中央集権丸出し。
地方自治を一顧だにしない、オレ様は偉いんじゃ、お前らオレの言うとおりにしろ、と言ってました。
そして更に、その様子を取材したマスコミに向かってオフレコ要求し、もしも報道したらその社は終わりだよ、と恫喝。
新聞やネットでこの様を報道したのは朝日と読売だけ。テレビでは東北放送とTBSが勇気を出して状況を全て放映してくれました。本当にもう、我が眼と我が耳を疑ってしまいました。わたしが松本龍の母親だったら、我が子を思いっきりお仕置きしてます。人として情けない振る舞いでした。
※実はわたし、松本龍に何度も投票したことがあります。でももう、金輪際二度とこいつには入れません。このニュースを見た福岡県人はみんな同じ思いで、東北の被災者の方々に対して肩身の狭い思いをさせられることとなりました。
ただ、最近わたしの知らないうちにブログ機能がバージョンアップしたようなんです。でもそのせいである意味使いづらくなったところも、、、、。
で、宮崎鹿児島紀行の続きを載せたいのですが、その前に頭に来ることが。
まったくもう、松本龍復興大臣ってヤツは・・・・
東北のみなさん、どうかお許しください。こいつの失礼で横着横暴な振る舞いを。
岩手宮城県知事に向かってタメ口をきき、まるで戦前に戻ったかのごとき中央集権丸出し。
地方自治を一顧だにしない、オレ様は偉いんじゃ、お前らオレの言うとおりにしろ、と言ってました。
そして更に、その様子を取材したマスコミに向かってオフレコ要求し、もしも報道したらその社は終わりだよ、と恫喝。
新聞やネットでこの様を報道したのは朝日と読売だけ。テレビでは東北放送とTBSが勇気を出して状況を全て放映してくれました。本当にもう、我が眼と我が耳を疑ってしまいました。わたしが松本龍の母親だったら、我が子を思いっきりお仕置きしてます。人として情けない振る舞いでした。
※実はわたし、松本龍に何度も投票したことがあります。でももう、金輪際二度とこいつには入れません。このニュースを見た福岡県人はみんな同じ思いで、東北の被災者の方々に対して肩身の狭い思いをさせられることとなりました。
2011年6月30日木曜日
2011年6月27日月曜日
人吉画像
球磨川 流れが速い |
青井阿蘇神社 熊本県唯一の国宝 神社神道の元々の姿を見た感じ |
繊月工場から人吉城跡を見る |
人吉駅前 のんびり 人影無し |
宮崎鹿児島紀行
宮崎県小林のHくんに会いに夫婦で軽を飛ばして行ってきました。一泊二日で840キロ走破しました。
濃密な二日間でした。おいおい旅の様子をお伝えしたいと思います。去年は北海道、今年はその反対の本土最南端まで。
太宰府インターから九州自動車道に上がり、熊本県の南の端、人吉で降りたのが朝10時半。福岡を出たのが朝7時半でしたので、3時間の行程でした。
人吉を見よ、とのHくんのアドバイスに従い、駅の観光協会で地図をもらい、スタッフの方に目的地に印をつけてもらって街を周遊。
人吉の第一印象は、わたしのふるさと、大分県日田市ともの凄くよく似ていることでした。
ともに盆地に位置し、真ん中を大きな川が流れているのです。ただ、日田は三隈川といって筑後川が流れていて川幅が広く、流れも穏やかなので遊船といって川船を仕立てて鵜飼いを見ながらごちそうとお酒を楽しむことが出来るのですが、人吉は有名な球磨川下りの通り、流れが速くておどろきました。
また、日田は天領で豪商が支配した、ちょっと華やかさが残っているのですが、人吉は鎌倉時代初期に平氏の所領を奪った源氏の支配下に入り、源氏に味方した遠州の相良氏が代々領主として支配し続けました。700年以上も相良氏の城下町として栄えたので、豪快さが残っています。
人吉では味噌蔵と焼酎蔵を見学しました。
とくに繊月(せんげつ)という米焼酎の有名な酒蔵見学がとても面白かったです。
1570年代に人吉のとある神社を改修した折り、修理に当たった宮大工が、施主さんがケチで焼酎を飲ませてくれない、と愚痴を書き綴った木札が昭和に入って発見されたそうです。
そのことから、戦国時代に既に焼酎という酒が飲まれていたこと、すなわち、日本にサツマイモが入ってきた江戸時代よりも前に、サツマイモ以外の原料から焼酎が飲まれていたことが証明された、そしてその原料は米だっただろう、と酒蔵見学で説明してくれた従業員の方が教えてくれました。
そうかあ、焼酎と言えば芋焼酎が本家元祖みたいに思っていましたが、実は米焼酎の方がオリジナルだったのかあ、いや勉強になりました。
つづきはまた。
濃密な二日間でした。おいおい旅の様子をお伝えしたいと思います。去年は北海道、今年はその反対の本土最南端まで。
太宰府インターから九州自動車道に上がり、熊本県の南の端、人吉で降りたのが朝10時半。福岡を出たのが朝7時半でしたので、3時間の行程でした。
人吉を見よ、とのHくんのアドバイスに従い、駅の観光協会で地図をもらい、スタッフの方に目的地に印をつけてもらって街を周遊。
人吉の第一印象は、わたしのふるさと、大分県日田市ともの凄くよく似ていることでした。
ともに盆地に位置し、真ん中を大きな川が流れているのです。ただ、日田は三隈川といって筑後川が流れていて川幅が広く、流れも穏やかなので遊船といって川船を仕立てて鵜飼いを見ながらごちそうとお酒を楽しむことが出来るのですが、人吉は有名な球磨川下りの通り、流れが速くておどろきました。
また、日田は天領で豪商が支配した、ちょっと華やかさが残っているのですが、人吉は鎌倉時代初期に平氏の所領を奪った源氏の支配下に入り、源氏に味方した遠州の相良氏が代々領主として支配し続けました。700年以上も相良氏の城下町として栄えたので、豪快さが残っています。
人吉では味噌蔵と焼酎蔵を見学しました。
とくに繊月(せんげつ)という米焼酎の有名な酒蔵見学がとても面白かったです。
1570年代に人吉のとある神社を改修した折り、修理に当たった宮大工が、施主さんがケチで焼酎を飲ませてくれない、と愚痴を書き綴った木札が昭和に入って発見されたそうです。
そのことから、戦国時代に既に焼酎という酒が飲まれていたこと、すなわち、日本にサツマイモが入ってきた江戸時代よりも前に、サツマイモ以外の原料から焼酎が飲まれていたことが証明された、そしてその原料は米だっただろう、と酒蔵見学で説明してくれた従業員の方が教えてくれました。
そうかあ、焼酎と言えば芋焼酎が本家元祖みたいに思っていましたが、実は米焼酎の方がオリジナルだったのかあ、いや勉強になりました。
つづきはまた。
2011年6月23日木曜日
本日夏至、昨日から博多は夏に突入
蒸し暑か~っ!です。昨日から夏になりました。空気が全く別物に変わったのが分かりました。
梅雨前線が九州から北上したため、前線の南側が熱い太平洋高気圧に支配されたのでした。
体中が汗でべっとり。一番涼しかった場所はスーパーの店内でした。
☆希望が人間には一番必要なものなんだなあ、と思った出来事が。
陸前高田の山あい、矢作町。津波は内陸4キロの矢作町まで押し寄せてきました。田んぼは塩害でもう稲作が出来ないと人々は落胆していました。希望を失っていたのです。
すると、九大農学部の学者さんが素晴らしいアドバイスをしました。
田んぼから塩を除く方法がある、それはひまわりかトウモロコシを植えることだ、それらが土壌の塩を吸い取ってくれるのだ、と。
ボランティアの人たちが矢作町にどんどんひまわりの種を送るようになりました。
村の老人たちは送られてきたひまわりの種を何千個もの泥団子に仕込みました。鳥に種を食べられないように播くために。
そして小学生から大人まで、そろって津波でやられた農地に泥団子を播きました。
それまで夢も希望も失って下を向いていた人々の顔に笑顔が甦ってきました。
区長さんが言いました。津波でやられた田んぼを真っ黄色にしてやる、今子供たちに浮かんでいる笑顔はひまわりの花が咲く前触れだ、と。
☆☆女房から言われました。わたしのブログは原発の話ばっかりだね、って。
ちょっとイラッとしました。どうして分からないのか、福島原発事故は日本の第二の敗戦だということが。しかも復活が極めて困難なほとんど完全な敗北だということが。
放射能汚染が広範囲に広がっている事実を政府は躍起になって打ち消そうとしています。ですが市民が自ら放射能測定を始め出すとホットスポットがどんどん見つかり出しました。関西や九州に避難してくる人たちも増加中です。
日本人はもっともっと心配しなければならないと思うのは決して杞憂ではありません。
☆☆☆週刊現代を立ち読みしたところ、福岡市から30キロ西にある玄海原発は操業から35年経ち、原子炉の劣化がひどくなっており、今は13ヶ月毎に行われる点検中で炉心停止中ですが、もしも再稼働した後に緊急停止したら格納容器が大爆発して原子炉中の放射性物質が全部ばらまかれ、九州が全滅する危険が極めて大きい、とありました。東大(珍しく)の名誉教授井野博満さんが以前から警告していたのだそうです。
恥ずかしながら、福島の事件がなければそんな記事には見向きもせず、素通りしてたところです。原発が事故を起こして爆発するなんてあり得ない、と信じていたからです。
ですが、今となっては原発は今すぐ廃炉にしなければならないと心の底から念じています。そのためには自分に出来ることはなんでもやろうと思っています。
さもないと日本は本当に滅びてしまいます。佐賀県知事、福井県知事、滋賀県知事、大阪府知事のみなさんが原発再稼働に懐疑的であることをこころより感謝します。
橋本知事は君が代斉唱義務づけ条例を成立させた、怖ろしいヤツですが、今回の関西電力とのバトルに関しては支持したいです。
☆☆☆☆国旗国歌については前にも申しましたが、国旗国歌についてどういう意見を持つかは各人の自由な思想信条だと思います。
ですが、不起立、不斉唱を頑として貫く教員の皆さんのお考えは少々頑なに過ぎると思います。
たしかに戦前の国粋主義のイメージは残っているかもしれません。ですが、今現在、サッカーワールドカップ、アジアカップ、野球のWBCなんかの国際試合では国民のほとんどが日の丸に涙しています。そのときの国旗のイメージはわたしたち日本人の誇りを体現していると思います。
そのイメージは決して国粋主義に基づく物ではありません。
むしろ、今の右翼団体が勝手に日の丸を掲げていることの方がわたしたちの誇りである日の丸を剽窃して日の丸を穢していると思います。不起立を貫かれている教員の方々はいわば不本意にもそういう右翼が穢そうとしている日の丸のイメージ悪化に結果として加担することになるのではないでしょうか。
わたしが教員だったら、戦前の全体主義国家が日の丸を悪用した、と教えます。そして今の国民が日の丸に対して持っているイメージは健全な物である、と言います。そうして教育委員会が教員に起立斉唱を義務付けるのを逆手にとって日の丸君が代は自由と平等、民主社会を創り上げた現代日本の誇りである、と、日の丸君が代にプラスの意味付けをします。
今回の震災で、世界中の人々が日の丸の国旗をTシャツの胸に縫いつけたり染め抜いたりして日本への共感を示してくれています。不起立の教員の皆さん、これが本当の国旗国歌の意味ではないでしょうか。そういう、全世界の人々が持ってくれている日本に対する暖かい気持ちが象徴するもの、それが日の丸なんじゃないでしょうか。そういう暖かいイメージを日の丸君が代に持たせることこそが真の平和国家への道ではないでしょうか。
暑さのせいか、歯止めがきかなくなってしまいました。
梅雨前線が九州から北上したため、前線の南側が熱い太平洋高気圧に支配されたのでした。
体中が汗でべっとり。一番涼しかった場所はスーパーの店内でした。
☆希望が人間には一番必要なものなんだなあ、と思った出来事が。
陸前高田の山あい、矢作町。津波は内陸4キロの矢作町まで押し寄せてきました。田んぼは塩害でもう稲作が出来ないと人々は落胆していました。希望を失っていたのです。
すると、九大農学部の学者さんが素晴らしいアドバイスをしました。
田んぼから塩を除く方法がある、それはひまわりかトウモロコシを植えることだ、それらが土壌の塩を吸い取ってくれるのだ、と。
ボランティアの人たちが矢作町にどんどんひまわりの種を送るようになりました。
村の老人たちは送られてきたひまわりの種を何千個もの泥団子に仕込みました。鳥に種を食べられないように播くために。
そして小学生から大人まで、そろって津波でやられた農地に泥団子を播きました。
それまで夢も希望も失って下を向いていた人々の顔に笑顔が甦ってきました。
区長さんが言いました。津波でやられた田んぼを真っ黄色にしてやる、今子供たちに浮かんでいる笑顔はひまわりの花が咲く前触れだ、と。
☆☆女房から言われました。わたしのブログは原発の話ばっかりだね、って。
ちょっとイラッとしました。どうして分からないのか、福島原発事故は日本の第二の敗戦だということが。しかも復活が極めて困難なほとんど完全な敗北だということが。
放射能汚染が広範囲に広がっている事実を政府は躍起になって打ち消そうとしています。ですが市民が自ら放射能測定を始め出すとホットスポットがどんどん見つかり出しました。関西や九州に避難してくる人たちも増加中です。
日本人はもっともっと心配しなければならないと思うのは決して杞憂ではありません。
☆☆☆週刊現代を立ち読みしたところ、福岡市から30キロ西にある玄海原発は操業から35年経ち、原子炉の劣化がひどくなっており、今は13ヶ月毎に行われる点検中で炉心停止中ですが、もしも再稼働した後に緊急停止したら格納容器が大爆発して原子炉中の放射性物質が全部ばらまかれ、九州が全滅する危険が極めて大きい、とありました。東大(珍しく)の名誉教授井野博満さんが以前から警告していたのだそうです。
恥ずかしながら、福島の事件がなければそんな記事には見向きもせず、素通りしてたところです。原発が事故を起こして爆発するなんてあり得ない、と信じていたからです。
ですが、今となっては原発は今すぐ廃炉にしなければならないと心の底から念じています。そのためには自分に出来ることはなんでもやろうと思っています。
さもないと日本は本当に滅びてしまいます。佐賀県知事、福井県知事、滋賀県知事、大阪府知事のみなさんが原発再稼働に懐疑的であることをこころより感謝します。
橋本知事は君が代斉唱義務づけ条例を成立させた、怖ろしいヤツですが、今回の関西電力とのバトルに関しては支持したいです。
☆☆☆☆国旗国歌については前にも申しましたが、国旗国歌についてどういう意見を持つかは各人の自由な思想信条だと思います。
ですが、不起立、不斉唱を頑として貫く教員の皆さんのお考えは少々頑なに過ぎると思います。
たしかに戦前の国粋主義のイメージは残っているかもしれません。ですが、今現在、サッカーワールドカップ、アジアカップ、野球のWBCなんかの国際試合では国民のほとんどが日の丸に涙しています。そのときの国旗のイメージはわたしたち日本人の誇りを体現していると思います。
そのイメージは決して国粋主義に基づく物ではありません。
むしろ、今の右翼団体が勝手に日の丸を掲げていることの方がわたしたちの誇りである日の丸を剽窃して日の丸を穢していると思います。不起立を貫かれている教員の方々はいわば不本意にもそういう右翼が穢そうとしている日の丸のイメージ悪化に結果として加担することになるのではないでしょうか。
わたしが教員だったら、戦前の全体主義国家が日の丸を悪用した、と教えます。そして今の国民が日の丸に対して持っているイメージは健全な物である、と言います。そうして教育委員会が教員に起立斉唱を義務付けるのを逆手にとって日の丸君が代は自由と平等、民主社会を創り上げた現代日本の誇りである、と、日の丸君が代にプラスの意味付けをします。
今回の震災で、世界中の人々が日の丸の国旗をTシャツの胸に縫いつけたり染め抜いたりして日本への共感を示してくれています。不起立の教員の皆さん、これが本当の国旗国歌の意味ではないでしょうか。そういう、全世界の人々が持ってくれている日本に対する暖かい気持ちが象徴するもの、それが日の丸なんじゃないでしょうか。そういう暖かいイメージを日の丸君が代に持たせることこそが真の平和国家への道ではないでしょうか。
暑さのせいか、歯止めがきかなくなってしまいました。
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