2008年9月22日月曜日

小戸公園











小学生の男の子が首を絞められて殺されました。あの公園も、あのトイレもどちらもなじみのある場所だったのでもの凄いショックでした。




あそこでバーベキューをしたり散歩したりしてたのです。もの凄く広い敷地内には岬があってプライベートビーチのような浜辺が突端にひっそりと隠れてたり、ヨットハーバーもあれば小山もあったりして、また、夕陽がとてもキレイで、福岡市民の隠れた名所なのです。多分犯人はすぐ見つかると思います。いつもあの公園をうろついてたんじゃないかなあ、という気がするので。




今日は昼からローへ。女房手作りの弁当持参、それと昨夜煎じたヤーコン茶。




ヤーコン茶は大変気に入りました。とってもおいしいです。健康にもよさそうなので続けてみます。




 ローは今日も静かでした。机の周りが片づいたので気分が良いです。空調もやや肌寒いくらいなので、秋だなあと感傷的になって行政法の本をよんでました。




有斐閣の、リーガルクエストシリーズの行政法をよんでますが、濃いです。




そこで定義とか制度なんかの説明について分かりやすく説明してくれている、『行政法が分かった』も併読してます。こちらの本は参議院法制局の部長と課長が書いている、役人本なのでとても分かりやすいです。




 昨日書いたように、実務家の書いた本は大変読みやすく分かりやすいですねえ。




 で、後期の授業は、ケースブック行政法という本を使用します。




相変わらず、判例と設問だけ、という学生泣かせの本です。








きららの湯で淹れたコーヒーはやっぱりおいしかったです。








2008年9月20日土曜日

要件事実











久しぶりに民訴を勉強し始めました。『問題研究・要件事実』(司法研修所編)はとても懇切丁寧に教えてくれる本です。刑訴でもそうでしたが、実務の本のほうがはるかに読みやすく分かりやすいです。もともと読み手が分かるようにとの意図のもとで書かれているからでしょう。




 午後、二丈温泉のラドン温泉水を汲みに女房と出かけました。40リットルくらい汲んできました。300円でした。




帰ってから夕食後、女房が、チラシをわたしに見せました。それはさっき汲んできた温泉水の通販広告でした。




2リットルで500円だって!! オーマイガッ!




40リットルだと1万円になるじゃないか。




なんとまあ、、、。ある意味リッチな気分にはなれそうです。1本500円の水をがぶがぶ飲めるわけですからねえ。








その二丈温泉は糸島半島の中心地前原市の先にあります。




帰りに前原駅裏にあるAコープで買い物をしたとき、ヤーコン茶というお茶を発見。




わたしにぴったりのお茶みたいだったので早速買ってきて煎じて飲みました。




結構いけます。元気な体になれそうです。




昨夜、ダイエット番組で、朝バナナダイエットというのをやってて、そうとう成果を上げたみたいだったので買おうとしたところ、完売でした。
朝バナナとヤーコン茶で肉体改造できるかな?
写真の駅は筑肥線の前原(まえばる)駅。なつかしいです。4年間、ここの塾に通って朝から晩まで働いていました。夏期講習、冬期講習では1日15コマ連続授業というギネス級の殺人的授業をやってました。
牧のうどん、という結構有名なうどんやチェーンの本店です。
この本店がある場所の名前が、牧という地名なので、牧のうどん、という屋号になったのです。
ちなみにそこの経営者の子供が塾に習いに来ていました。











静謐


昨日午後、思い立って学修室の自分の机周りを改善すべく、本棚(机の下に収納する小型木製)に改良を加えたり、机の前方の棚に、A4ルーズリーフを仕舞えるような高めのスチール棚をニトリから買ってきて組み立てたりしました。


そして今朝、やっとのことで無事本と本棚がきちんと納まり、その影響で頭もすっきりしてきました。周りを見渡すと、わたしのようにぎっしりと本を持ち込んでいる学生と、反対にほとんど全くがら空きにしている学生と、千差万別です。


後期授業用に本代が合計3萬5千円以上かかってしまいました。


その3万5千円分の本の置き場所確保のためにはどうしても本棚の整理と増強が必要だったわけです。


おかげで大変な出費となりました。


 ただまあ、すっきり整理できたので、勉強に集中できるようになりました。


後期は刑法の授業が全くない替わりに民事系の授業が増えました。


民法以外に、民事弁護論、民事裁判実務、リーガルライティング(どうも書式の記載練習らしいです)、民事救済、倒産紛争処理、とあるのです。


公法系は、憲法、行政法。刑事系は応用刑訴だけ。あとは商法。どうも手形をやるらしいです。


ちょっとまずいなあ、とビビッタのが倒産紛争処理。授業ではいきなり難しい(かつべらぼうに高価な)ことで有名な『ロースクール倒産法』をどんどん当てていくそうなので、あと10日で他の科目の準備とともに行政法のマスターと破産法の勉強をやらなければならなくなりました。


学修しつは少しずつ人が戻って来つつあるものの日中は静かです。夕方、日が落ちるのが早くなったので気が付くとあっという間に夜になっています。




太田農水大臣が辞任しましたね。無責任無能無知そして厚顔無恥を貫いてサヨナラしました。福岡人にとっては恥ずかしいです。




この前姪っ子と行って汲んできた二丈町のきららの湯の温泉水が使い終わり、仕方なく水道水でコーヒーを淹れたところ、マズイの何のって。全く違います。毎日コーヒー豆を挽いて魔法瓶に入れてローに持って行くのですが、温泉水で淹れたコーヒーは夕方になっても味が落ちないんです。水道水で淹れると最初っからまずくて、時間が経つともっとまずくなります。


あの水は本当に素晴らしいです。
ブラスバンドが大好きなんで、楽器屋さんのショーウィンドーに並んだきらきら輝くサックスをみただけでウキウキしそうです。福岡には精華女子校という、世界一にもなったメチャうまな高校生バンドがあります。


2008年9月18日木曜日

倒産法集中講義


終わりました。基本レベルという割にはいきなり各論から始まってしまい、ブレインストーミングのようでした。



終わってみると、倒産法体系の感覚が少し掴めたかな、というところでしたっ。



この中元先生は、ロジックと言う言葉をよく発していました。



学生に当てたときも、学生が判例の結論だけを答えたとき、理屈で説明せよと迫りました。



原則と例外、制度趣旨からみた筋論と利害関係人間の調整による妥協との峻別、説明に濁り、澱みが全くありませんでした。



クラスの連中はみんな、あの水元先生はスゴイ、と言ってました。全く同感。



 次回は10月から川嶋先生が中級編の講義をやります。これにも出るつもりです。川嶋ワールドというものがあり、これはまた独特の雰囲気があります。博覧強記、とくに文学についての造詣が深く、人間に対する愛情をたっぷりお持ちです。



 思えば学生時代、一こまが110分もあるなが~い講義時間と教授陣のお経みたいな、自作ノートをただ読み上げるばかりの講義内容に我慢できず、出席率は10パーセントだったなあ。



いまでは講義を聴くこと自体が苦痛だということはほとんどありません。憲民刑以外の科目はむしろわくわくしながら出席しているほどです。



もっとも後期授業の予習はこれまた相当大変そうですが。




迷走台風13号が南から湿った強風を持ってきました。わたし、風にはうるさいんです。今日の、とりわけ夜の風は絶品でした。秋の夜のしみじみ心を煽るように、寂しげな風情の夕暮れの街を思いっきり暴れていきました。







 

あと一日











倒産法集中講義の後半二日目、90分授業が3コマ連続。




やはりプロは違うなあ、と先生の実力に脱帽。条文文言がばんばん空で出てきます。趣旨もすらすら、具体例も豊富、そして大事なところはなんどもなんども繰り返してくれます。くどいほど。




それでもなかなかついて行けません。破産法の概念に習熟していないせいだと思います。




それも明日で終わり。もちろん、明日も3コマ連続です。




学生はほとんど全員しっかり予習してきていました。さすが。








後期民法の香山先生にメールを打って、授業用の問題を一太郎に打ち直したものをメールに添付して送ってもらいました。凄く親切な先生です。




こうやって思い返してみると、近頃の大学の先生は非常に親切丁寧です。これには心の底から驚きました。




わたしの出身高校も大学も天下一のほったらかし学校でした。しかもそれが校風、学風だとうそぶいておりました。




大学はまだ許せます。でも高校については全く犯罪的だと思います。大学受験勉強は99パーセント独学自習でやらざるをえなかったのです。




わたしが塾や専門学校の講師の仕事に就いたのはそのせいです。本当の教師とはかくあるべし、をみせつけてやりたかったのです。まぁ、江戸の敵を長崎で討ったようなものですが。




 話を戻すと、ローの先生の美点は、講義計画をあらかじめ緻密に組み立てていること(超例外も約一名あり)です。終わった後のレジメの厚さと体系的整理は、ほんとたいした物です。




惜しむらくは通年授業がないため、じっくりやるということができないことです。








わたしと言えば、晩ご飯を女房の実家で頂戴した際、ついSASUKUEに釘付けになってしまいました。




アメリカではニンジャウォリアーズという題名で、もの凄い人気番組になっています。クールジャパンはここにも。








今朝、クルマでローに向かう途中、計3回危ない目に遭うところでした。うち2回は年配のおばちゃんが突然道路に飛び出してきたのです。他のドライバーだったら確実におばちゃんは病院行き(か、葬儀場行き)になってたところです。




3回目はタクシーの強引な割り込み。危機一髪で回避。福岡のタクシーはめちゃめちゃです。例えば信号が赤になって右折の青の矢印信号になったとき、ちゃっかり平気で左折するんです。この悪習が一般人にも伝染し出しております。規範主義者であるわたくしには耐えられません。

東京から来た学生が異口同音に話していたのが、福岡のドライバーのマナーの悪さです。わたしに言わせれば自転車もひどいです。車道を右側通行するやつが多いし、2台で並んでおしゃべりしながら漕いでる女の子、また、横断歩道をてれ~っと歩くヤツ。クルマはじーっと我慢しておまえらが渡りきるのを待ってるんだぞ。




まったくもってモラルハザード(道徳の崩壊)であります。




はなしがあっち行ったりこっち行ったりわたしも蛇行運転になってしまいました。
筥崎宮の放生会も終わり、博多の街の大騒ぎ行事は残すところ大相撲九州場所のみ。昔の九州場所の頃はもの凄く寒かったのに、今は昔、です。
KBC深夜番組のドゥオーモのスター高橋と岡本しぇんしぇいを見ました。なつかしのお化け屋敷も。
と、何故かでかいウサギをまるで海賊のオウムのように肩に載せたおっちゃんが平然と参道をさっさと歩いていきました。不思議、でした。




 




2008年9月16日火曜日

一月ぶりの授業











新鮮でした。倒産法の中元先生のお盆以来の授業。熊大から出張してこられています。授業前思い切って質問してみましたところ、丁寧に教えて頂きました。




授業中当たった学生のうち半分は模範解答(さすが)、あとの半分は撃沈、でも、ちゃんとフォローしてあげてました。今は間違っても良いんだよ、とか、多くの学生が間違うところだから、とか。優しい人です。もっとも顔は髭もじゃで、一見するとコワく見えますが。というか、先生というよりもオーバードクターにしか見えません。




この1ヶ月間、ちんたらちんたら倒産法の良い本漁りをしてたのでなんとなく授業内容が分かりました。やはり大づかみな理解が必要だなあ、と実感。




今どこをやっているのかが大体分かりましたもの。




 結局、一番薄い本だった一橋出版のコンメみたいな本が最良(初心者には)でした。




 良かったと言えば、めちゃくちゃ為になるロー学生のブログを見つけました。彼は今どっかの国立大学既修2年目みたいで、適性試験の勉強方法とか行政法の良い本や勉強方法など、とても波長が合うとともに、わたしよりもたっぷりまじめに勉強しているので役に立つことしきりです。




 彼のホームページアドレスが知りたい方はその旨お知らせください。








話を戻すと、後期授業開始2週間前に集中講義を受けて良かったです。夏期休みの残り、きばってやらねば、と気合いが入りました。
写真は篠栗線、流通センター付近のみぞえ住宅、秋の夕暮れのもの悲しさがたっぷり。なぜか、ゆうやけこやけでひがくれて、やまのおてらのかねがなる、という歌詞が頭に浮かんできました。
筥崎宮の放生会は18日まで。夕方のぞきに行くと、スゴイ人とイカ焼き、串焼き、お好み焼き、梅が枝餅、、、、、、のにおいが充満。夕ご飯前だったので死にそうでした。

2008年9月14日日曜日

太田誠一を見た




姪浜にある黒木書店までバイクで向かう途中、南庄というところに農林水産大臣の太田誠一代議士事務所があるんですが、ちょうどそこを通りかかったとき太田氏が事務所から出てくるところを見ました。



おしゃれな格好をしていました。でも何で今頃地元にいるのかしら?と不思議に思いました。農水省内で陣頭指揮を執って三笠フーズ事件を徹底的に洗い出すべき責任者なのに、選挙対策を優先させて水面下の暗躍をしに帰福したのでしょうか。麻生、古賀、山崎、と福岡には自民党でも指折りのくせ者がそろっておりますからねえ。



数年前小泉総理が近所の中村大学構内で演説したとき(太田氏がその大学でなぜか教鞭を執っていたからなんですが)太田氏も前説で演説をしました。



 小泉氏の演説は歯切れが良くて聴衆を虜にしていたのに、太田氏のは地元の贔屓目で見てもこれが政治家の演説だろうか、と疑うほどでした。一体全体何が言いたかったのかさっぱり分かりませんでした。



 それが今回も、消費者がうるさいから、とか、事務所問題とか、三笠フーズ事件でも汚染米の汚染度なんかたいしたこと無いとか、怖ろしい御発言。



あんなんでも大臣になれるんだなあ、と言う点においてのみ民主主義が機能していることを実感しました。


そうそう、加藤紘一元幹事長がテレビで、あの北朝鮮から帰国してきた拉致被害者の皆さんを北朝鮮に送り返すべきだったと発言してたのをネットで知りました。衝撃的でした。彼の主張内容は、国家間の約束は守るべきだ、ということでした。つまり、日本は拉致被害者たちを北朝鮮に送り返すとの約束をした上で日本に帰国させてもらったのだから、もう一度北朝鮮に送り返すのが国家間の約束である、というのです。



なんちゅ~ことをゆ~のだ!!と唖然としました。



逮捕監禁誘拐をしでかした犯罪者の元に被害者を返せとは!血も涙もない人だったのか、彼は。



明後日火曜日から再び倒産法の集中講義の後半が始まります。かなり焦ったおります。骨格が分かった(ような気がする)だけなので。

写真は田舎の駅、家のすぐ横の日豊線を走るソニックにちりん、ヨーロッパの鉄道コンクールで賞を取ったものだそうです。