2008年5月9日金曜日

半袖シャツと冷たい雨


今年初めて半袖を着たら天気の方が急に肌寒くなってきました。


朝から小雨、夕方からは本格的に。気温もグングン下がってきております。明日は3月の寒さに戻るとのこと。


憲法の授業は広島市の暴走族取締条例。平成19年の最高裁判例。憲法の先生の実力のすごさを再認識しました。わたしが予習していた長谷部の教科書の記述なんかをすらすら言うのです。でもって、どんどん当てていき、来週また当たることが確定。最高裁の多数意見の論理、少数意見の検討、他の判例との比較等々つっこみがキビシイです。


夕方4時半から90分授業2コマぶっ続けで民事執行法、驚いたことに、先生がいきなり当て始めたのです。しかも、初っぱなにあたったのです。


何を聞かれたかというと、判決の効力が及ぶ範囲について何条に書いてあるか、です。


全く意表を突かれたわたしは、一瞬思考停止状態に陥りました。民事執行法なんか、とんと知らないので、何条と聞かれたら民訴の条文で答えるしかないなあ、などと頭の中がめまぐるしく空回り。

簡単な質問なのに、民訴の授業でなく民事執行法の授業だからという先入観が邪魔をしたのでした。それと、いきなり授業の真っ最中に自分の名前をフルネームで言われたので、どきーっとしてしまったのであります(小心者)。

その結果、115条と言うべきところを、その115条が出てこないので、とっさに民訴114条と言ってしまったのであります。わずか1条しか違わないのですがこの違いは計り知れないのであります。

これからは民事執行法の勉強では民訴も同時にやらねば、と思うとまたまた奈落の底に落ちてしまう感覚が襲ってきました。

2008年5月8日木曜日

行政法って







重たいです。一週間後に課題提出。そのための勉強プラス授業の予習も。



まるまる一科目分あります。どうすりゃいいの。



しかも、今日の授業、いきなりバカバカ当て始めたのです。わたしは内心超パニック。



全然予習してないのです。なめきってたのです。どうせ先生の独演会で終わるだろう、と。ところが突然の来襲。



その上、わたしにとって更に恐ろしいことが起たのです。



それは、当てられた学生達がきちんと答えたのであります。どっひゃ~っ!



わたし、背筋に冷たい物が走りました。こりゃマズイ。みんなやっとるやんか。



なしてそんなにきちんと予習するのよ、みんな?



もちろん、なかには答えられなかった学生もちらほらいました。けれども、答えた学生の回答の中身は、ど真ん中の大正解でした(と先生の言葉)。



大したもんだなあ!恐れ入りました。わたしも一から始めます。そして1週間でマスターします(無理無理)。



 ただ、当てられたのは幸いにもわたしの列ではなかったので、当たらずに済み、心から安堵しました。



 昨日の民訴といい、今日の行政法といい、心がますます重くなってきました。



それに比べ、刑法は当初思っていたほど重たくなくなってきました。毎回順番通りに14人ずつ当たるというサイクルが確立されているので予測可能性が高いからです。



今日当たったのは超有名な判例で、つっこみも余りありませんでした。わたしのみたところ、若い学生たちは、セリフが長いです。まず理由から先に述べてその後結論を言います。なぜでしょう。小泉首相のような簡潔な話し方をしません。まるで文章を読み上げているようです。



わたしが思うには、長くしゃべるから突っ込まれるのです。わたしは結論しか言いません。すると先生が、その理由は?と聞くので、短く、~だからです、とだけしゃべります。先生がもっと突っ込んでくると、~と~を総合的に検討するからです、とまるで判例のように答えます。



わたしがそういうようになったのは、実は判例をいっぱい読んでいると(読まされていて)、判旨が実に様々な事情をまさに総合的に検討していることに驚いたからです。



判例は決して特定の学説や見解だけに依拠して判断していません。本当にあれもこれもそれもどれも、と全部について検討を加えています。そのため判旨はイヤになるくらい長くて読む気が萎えます。



 そういうわけで、基本的な誰でも知っている見解をベースに、いろんな事情を総合して結論を下す、というのが実務ではないか、と思うようになったので、答えるときもそういう言い方になってしまいました。



で、そういう言い方だと先生の方も突っ込みにくいのでしょう。逆に学説で突っ走るとどの学説にも欠点がありますから、よほどの深い考察をしていないと追い込まれてしまいます。



 しかし、刑法の先生は実は優しい先生なのではないだろうか、と段々思うようになってきました。どの先生も、4月初めの頃と印象が随分変わってきました。

2008年5月7日水曜日

連休明け







あっという間に終わってしまいました。残念!昨日床屋に行きましたが、できあがりを見た女房が吹き出してしまいました。とっちゃん坊やみたいだと。夫を傷つけるのが趣味なのです。夫はおかげで人間ができてきました。




 また授業、予習、課題、、、、の日々。実力が上がっている気がしません。




とくに今日の民訴、強烈に難しい問題。先生もあたふた。自白に関するあらゆる問題がてんこ盛りで、実に厳しかったです。




わたしの後ろに座っていた、2年生の未修の女子学生たちは、『じぶんが何が分からないのかさえもわからん』と嘆いていました。ごもっとも。基本をきちんと押さえた授業をやって欲しいです。多分、50人以上いた学生の8割は悶絶してたと思います。




そのうちの半分は既修、ただ彼らがスゴイのは、授業後の質問攻勢と、自分らで議論してることです。




わたしも授業後教科書を読みあさりました。来週もこの自白の問題の続き。しかも来週は必ず当たります。またやることが増えました。




とにかく7科目の法律を同時並行でやっていくと言う作業がこんなにキビシイものだとは思いませんでした。




 今週はバイクで通学。朝7時はまだ空気が冷たくて、ジャンパーを着込んで走ってます。福岡城のお濠の桜や柳の木の緑が燃えるように鮮やかです。




明日は刑法で多分3番目に当たります。間接正犯です。行政法は行政不服審査法を教科書を見ながら眺めています。
写真は、連休最後の日の街の様子、かなり美味しい唐津バーガー、全然美味しくないのに行列ができるラーメン屋、そして福岡県庁横の県警本部前。

2008年5月5日月曜日

連休と宿題







二晩泊まりで帰省しました。正月以来。久しぶりに長時間ドライブ、途中で女房に運転を交代してもらい、旅行用の首枕をはめて爆睡。




体は田舎、頭はロー、心は択一、と心休まりませんでした。五月の連休は毎年択一直前の追い込みでしたので、違和感、罪悪感が沸いてきました。




久しぶりの帰省なので、別明礬温泉でゆったりしたかったのですが、家の手伝いをこざこざしてたら一日があっという間に過ぎてしまいました。あとは犬の散歩。




帰福の際、近くの豊後高田で今評判の昭和の街に行ってきました。ものすごい人人人で、寂れていた街が見事に復活。企画者の手腕に敬服しました。




 帰ってきた早々、法情報論の課題二つのうちの一つを片付けてしまいました。




後は、16日夕方に実施される憲法テストの準備、会社法の課題、木曜日に必ず当たる刑法の予習、刑訴の課題と捜査の条文(規則も)暗記、行政法の課題と教科書100ページ読破、、、、。




連休がせめて水曜日まであれば、、、、。



天神の丸善本やに行ったところ、兄貴とばったり。休日も事務所で仕事だって。







 




2008年5月1日木曜日

急に暑くなって




あっという間に夏めいてきました。昨日までフリースを着ていたのに。



今日ローに行くと半袖Tシャツを着ているのがいました。



今日は気温以外にも、刑法で当たる予定の日だったので、緊張して汗が出ました。


ところが先生が急に当てる判例の順番を変えたり一人に二つの判例を聞いたりしたので、途中あわてたものの結局当たらずに終わりました。来週確実に当たることが確定。


なのに、次の授業の行政法で、全く予習していなかったのに急に当てられました。


先生はわたしの誤答を期待していたようですが、わたしが当てずっぽうに答えたのが正解だったのでちと悔しそうにしてました。


実を言うと先生の質問の意味がよく分からなかったのです。行政法の授業は遊園地に行ったような感じで、話の中身はとても面白いのですが、アトランダムに当てるのでどぎまぎしながら聞いてます。


本当は予習したいのですが、ほんとーにあまりにも予習する範囲が広すぎて、手に負えないのです。しかも授業の95パーセントは配布レジメと関係のない話(それが面白いのですけど)なので、予習する気力が萎えてしまうというわけです。




今度の連休で行政法、刑訴実務の本を読み込んで、それぞれの課題を書き上げる、商法の課題を書き上げる、法情報論の課題を書き上げる、民訴と憲法と刑法の予習をする、と盛りだくさんです。


連休で一番うれしいのは授業がないことです。本当に自転車操業なのです。守りの態勢なので心理的にきついっす。


 自転車操業と言えば、今日、行政法の授業後、休学していた既修3年の女性と話をしてたら、わたしに、『社会人の方ですか?』と聞いてきたので、『だらだらと過ごしてきたらリップバンウィンクルみたいになってました』とこたえると、『リップ、、、、、って何ですか?』と聞き返すので、『えっ?聞いたことないですか?』と答え、わたしの横にいた30代の学生に『リップバンウィンクルって知ってますよね?』と振ると、彼も『知らないっす』と!


びっくり仰天。世代間ギャップを実感。


 


 また、授業の合間にT君(優秀)に今年択一受けるのかと聞くと、受ける、と答えました。『おそらくボクだけでしょう』と。


わたしは受けないことにしました。準備ができていません。


来年受けるつもりです。来年受験する確率は97パーセントです。
元祖長浜ラーメン、なんであんなにマズイのを並んでまでして食べるのか、わかりません。
城南高校角の大龍軒のほうがはるかにおいしいのに。


2008年4月29日火曜日

そよ風




爽やかな一日でした。今日はローに行かず、たまった用事を片付けました。でも、ローに行かないとなんか落ち着きません。


用事というのもたいした物ではなく、コーヒー豆を買ったり天神の本屋に行って授業の準備に楽できる本を探すためです。実際、お役に立ちそうな本がありました。


 バイクで出かけたので、途中、百地浜にあるRKBの広場で今日まで開催されているドイツビール祭り(毎朝通学途中のラジオで知りました)を覗いてきました。暖かくて爽やかなそよ風が広場を渡る中、みんなおいしそうにビールを飲みソーセージを頬張っていました。平和でした。


 昨日の夜のチューター会議というのは、先生一人、上級生数人ずつ、1年生4人、で顔をあわせてアドバイスだとか質問だとかを通して新入生の手助けをしようというものでした。


先生は外国法の先生、東京出身、東大で鳩山邦夫や枡添なんかと同期。


どうせ会うのはこれ1回限りだから、なんてクールなことをおっしゃってました。


鳩山法務大臣は高校時代代ゼミの全国模試で1番だったそうです。ダントツの秀才だったのに、、、、、と。枡添は今では逆転、、、、とも。


また、自分が一番勉強していると(今現在)思っていたけど、みんなやってんだなあ、とも。先日も民主党議員に頼まれて講義をしに議員会館に行ったとか。


 各自自己紹介したとき、わたしが先週布団で寝たのは1日だけで後は机で寝てたと言うと、上級生たちは驚いていました。でもわたしと同じクラスのA君は、当たり前みたいな顔をして聞いていました。


未修の人たちはちょっとビビッていました。


 明日の民訴は、相殺と既判力、高度な問題です。みんな分かってるのかしら。高橋の重点民訴をかなり読み込まないと理解できないのに。


また、あさっての刑法、これは最も難解な過失論。ほとんど確実にわたしまで回ってきます。正直いって刑法で一番苦手です。よく分からないんです。過失の中身をどう捉えるかは刑法の本質にまでさかのぼる問題です。自分の体系が確立してないので、突っ込まれたらおしまいです。


 また、金曜は憲法、これがまた強烈に難しい。


今日買った本に助けがあるかも、あって欲しいです。




写真の緑色のチップは先日ヨドバシカメラで買ったUSBフラッシュメモリー。2500円。


2ギガあり、これにファイルを保存して持ち運ぶことができます。フロッピーみないなものですが、フロッピーの数百倍保存でき、しかも開けるスピードがすごく早いので、とてもとても便利です。これさえあれば、自宅でもローでも文書を作って運べます。


この前メールを使ってファイルを送ろうとしましたが、残念ながら送れませんでした。


わたしの知識不足のせいでしょうが。


 その緑の隣にある黒いスティックは、ローから支給されたUSBで、これをパソコンに差し込んでネットにつなぎ、ロー内での先生の出す宿題とか事務室からの連絡など、ほとんど全てのロー内連絡をします。


もう、ネットネットネットです。すごいです。何でもかんでもネットネットネット。





2008年4月27日日曜日

肌寒い

昨日はことに寒かったですねえ。あやうく風邪を引くところでした。逆に自修室は暑いのでやや汗ばむくらいです。
土日と授業はないのですが(要件事実論というわたしはとってないんですが人気の授業はあります、ただ上級生優先)机についてる学生が結構います。
 今日も行きました。法情報論の課題をネットで提出する締め切り日なので。
今週は強烈にアブナイんです。刑法、憲法、民訴で当たりそうなんです。2年生の未修の学生は答えられないことが結構あるのですが、うちの1年既修ではほとんどありません。
なもので、今週は非常に厳しいです。でも、試験に役立つのかなあ。まあ、去年まではかなりひどくて、山のように課題が出てたそうです。少しはましになったほうかも。
 毎朝車で通っていると、KBCとかRKBとかのラジオの定期リスナーになってしまい、ラジオもなかなか面白いなあ、なんて感心します。本当は車の中でも講義テープなんかを聴いてるべきなんでしょう。ですが、静かなローで暮らしていると、たまには大音量で音楽を聴きたくなるのです。
 で、帰りの車の中ではジプシーキングズのフラメンコをがんがん聞いています。ときどき中孝介の奄美の島歌をきいてます。
 話は変わりますが、聖火マラソン、中国にはほんとうにあきれます。中国人『留学生』たちの赤い大きな国旗を振り回すのも顰蹙ものです。
五紅星旗というそうです。他人の国に来て大勢で終結し、大旗を振り回すなんて傍若無人ぶりをさらけ出していました。
そうかといえば、同じ中国人でも、理性をもってチベット民族と対話しようとする勇気ある人もいます。問題なのは民族同士の対立ではなく、自由と民主を抑圧する政治権力だ、と彼は言うのです。立派。
 みなさん、聖火リレーが地球のどこを選んで回っているのか、何故そこを選んでいるのか、なぜ五輪旗でなく中国国旗を振っているのか、なぜアテネから真っ直ぐに北京に聖火を運んで北京から全世界へ火を発信するという、前代未聞のルートを取るのか、ご存知ですか?
 わたしも全然気にしてなかったのですが、NHKラジオですごく面白い解説をしてました。なるほどねえ、そういうことか、と、今回の聖火リレーの異常さが分かり、大変面白かったです。
 つまり、この話題に関心を抱くようになったのもラジオのおかげ、といいたかったのです。